Sunday, September 21, 2008

「収入を増やす」とは

収入を増やすには、「たくさんの人に影響を与えるポジションに就く」ことが重要だ。たとえば、平社員と社長では後者の方がたくさんの人に影響を与えやすい。売れている製品と売れていない製品では、前者の方がたくさんの人に影響を与えるのは当然だ。

逆に言えば、たくさんの人に影響を与えることなく、多くの収入をもらっている業種・職種のようなものがあるとしたら、それは不公平感につながりやすい。たとえば、バスの運転手、ゴミ収集、NHKの地方局でぼーっとしている50代がそれに属する。職業として卑しむ気はまったくないが、給与をあまり高く設定すべき職種・ポジションではないだろう。また、デイトレーダーが単純に株の売買だけで巨額の利益を得ているなら、それはあまり褒められたものではないと感じる人も多いだろう。

さらに言えば、仕事ができるかどうか、能力があるかどうかと、たくさんの人に影響を与えるポジションにいるかどうか、すなわち収入が多いかどうかはあまり関係がない。だから、平社員が社長に向かって「あいつは能力がないのに、収入が多いなんて納得できない」というのは間違っている。能力で収入の多寡が決まるわけではないからだ。

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