Saturday, December 20, 2008

Macにいろいろソフトをインストールしてみた

年が押し詰まってきて外部とのやりとりが来週で終わりなので、精神的に余裕が出てきたということもあり、Macにいろいろソフトを入れてみた。
  1. Evernoteのローカル版
    Evernote自体、これから使うので、どのくらい使い物になるのかわからないのだけど。フリーソフト。
  2. iFreeMem v3
    FirefoxとかSafariとかがものすごい勢いでメモリを食うので、メモリを解放してくれるツール。シェアウェア。
  3. Shadow
    クリップボードに複数の情報を保存し、好きな順番で貼り付けられる。フリーソフト。
情報源は、sta la staなど。

Saturday, December 06, 2008

ThinkPad X200が欲しい

自分ではあまり「物欲の人」ではないつもりだけど、ThinkPad X200が欲しい。X40がバックライトの故障か何かで、ディスプレイがほぼ真っ暗になってしまい、修理しようかと調べたら、最低3万円程度はかかること がわかった。X40は1.8インチHDD搭載、Pentium M 1.4GHzなのだが、このHDDがやたらと遅くて使っているとイヤになってくる。Turbolinuxか何かを使って、USBから起動できるLinux マシンにしようかと思っていたのだが、LCDの不調で計画は頓挫。Linuxをモバイルで持ち歩くために数万円の投資が必要なら、DellのUbuntu 入りノートにするか、うーんどうしよう…という状態のまま放置している。

それはそれとして、最近、取材で2日に1日くらいは外出している のだけど、そうなるとノートでメモを取りたいときもある。質問項目を印刷したA4の紙にびっしり文字を埋めていく作業は、実は好きなのだけど、再利用が今 ひとつ面倒だし、かっこも悪い。また、気分転換にカフェで仕事をしたいときに、デスクトップマシンと化しているMacBookにつながっているたくさんの ケーブルをわざわざ抜くのも現実的ではない(電源ケーブル、LANケーブル、mini DVI-VGAケーブル、FireWireケーブル、USBケーブル1→USBハブ1、USBケーブル2→USBハブ2)。もしMacBookをケーブル 類から解き放ち、持ち歩けるようにするためには、もう1台Macが必要になるが、さすがにもうMacにつぎ込む気にはなれない。MacBook Proは持ち歩けないし、Mac miniでは遅すぎるので除外。となれば、次に買うとしたらMac Pro?いやいやいやいや(苦笑)

と なれば、やはりThinkPadかな、と。X300が10万円台半ばで買えるタイミングもあったようだけど、「さすがにいらんだろ」と思ってスルーした ら、X301が発売されて価格が元に戻ってしまった。X200は、X61などと異なり、モニタが横長なので、キーピッチがとてもゆったりしている。X40 では右手小指のキーが小さくて平行していたが、X200なら十分みたいだ。しかも、今日、ヨドバシカメラの店頭で触ってみたら、そこそこ速い。となれば、 買ってもいいかも!…いやいやいやいや、この間、iMac買ったばかりだし、もうちょっと我慢した方がいいだろう。

とはいえ、気分転換に カフェで仕事したいときに、簡単に持ち歩けるノートがないのは、ちょっとイヤな状況だ。一つ考えているのは、取材メモは手書きのままにしておき、アイディ アをメモするような場合、すなわち猛烈なスピードで入力する必要がないときはiPhoneとかW-ZERO3とかのスマートフォンを使うこと。あ、そうい や私はTouch Diamondも持ってたな(笑) iPhoneはちゃんと使えるエディタがないから、W-ZERO3にエディタを突っ込んでやるのがいいかも。無線 LANは搭載しているので、Touch Diamondのプロキシ(WMWifiRouter)を経由してやれば、比較的高速にネットにつながるし。



ここで、「NTTドコモのケータイを買おうと思ってる」とか書いたら、「どこが『物欲の人ではない』だよ!」と突っ込まれそうだな。いや、最近、auの回線が遅くて…って言い訳になってないか。

Firefoxのテーマが問題で挙動がおかしくなった?

メインのブラウザはFirefox 3なのだが、デフォルトのテーマがあまり好きじゃないので、「Phoenity Reborn」というテーマに変更していた。

す ると、いつの間にか、タブの右端の×ボタンをクリックしてもタブが閉じにくくなった(すべてのタブが閉じられないわけではない)。アドレスバーに表示され るURLが別のタブのURLということも。セーフモードにして起動(Mac OS XではOptionキーを押しながら、Firefoxを起動する)してみたら、とりあえず直った。アドオンを適宜有効にしてみて「ふむふむ、問題ないな」 と思って、テーマを変更してみたら、元の木阿弥。

テーマをDefaultに戻すと、問題なくなったので、互換性がうまくとれていないのかもしれない。

Sunday, November 16, 2008

知力も総量は同じ

社会全体で見たとき、たとえば日本人はここ10年とか100年とか1000年とかのスパンで前よりも愚かになったり、あるいは賢くなったりはしていないと、前々から思っている。もちろん、戦争をやっていた時期は文化が低迷し、後から見れば暗黒時代になるのは仕方ないにしても、ちょっと社会が落ち着けば、それなりの状態になっていく。

他に同じようなことを言う人をあまり見かけなかったのだが、どうやらそれは私の不見識だったようだ。内田せんせのブログから。
「世代の知性の総量というのは変わらない。それが向かう先が変わるだけである」(@村上春樹)という考えに私も同意する。
今の子どもが20年前の子どもと比べて学力が劣るとしたら、それは別のところに力を振り向けているからである。パソコンやケータイといった情報機器を使いこなす力は、それらがなかった20年前と比べたら格段にアップしている。社会は単純化するところと、複雑化するところと、両面があって奇妙な形でバランスが取れているはず。そう考えることで、「これからの日本はどんどんダメになる」などの非生産的悲観論ではなく、「これからの日本はどこに注力すべきか」といった生産的議論が可能になる。

さて、内田せんせが書いているように、学力低下の真の原因はここにある。
子どもたちの学力が低下した理由は「この世でたいせつなものは『学力そのもの』ではなく、『学力をもつことでもたらされる利益』である」という考え方が支配的になったからである。学力なんかあってもなくてもどうでもよろしい。学力があることによって得られるとされている利益(競争における相対優位、威信、権力、財貨、情報、などなど)が得られるなら「何をしてもよい」というのが私たちの時代の風儀である。
「うまくやること」のみがもてはやされる現代である。誰かのミスにつけ込んで数時間で数百億円を稼げば、それが見習うべきものとして評価される現代である。自分が寝ている間にも小銭を稼いでくれるアフィリエイトのようなシステムを手に入れた人を、多くの人が羨望と尊敬の目で見るような現代である。学力とか教養とか、もたらされる利益がはっきりせず、しかも尺度さえはっきりしないものを求める子どもが少なくなったからといって、何も変ではない。

ただ、こういう現状に対して、私自身は悲観していない。「日本がどんどんダメになっていきつつある」などというディスクールはダメな評論の最たるものだ。これまでも、日本のどこかがダメで、どこかがよかった。これからも、どこかがダメで、どこかがよい社会であり続けるだろう。きっと、マクロ的に良い悪いを論じることは無意味で、悪い何かを少し良くすること、今の「悪」を減らすこと(新たな「悪」が出てくるにせよ)が重要なのだろう。そして、一番重要なのが、どのように良いことと悪いことが移り変わってきたのか、それを知っておき、それに従って現状を分析できることではないか。これがつまり歴史である。昔は、歴史の価値をまったく認めることができなかった愚かな私だが、「歴史が重要である」という結論に帰着せずに、このあたりの議論を深めることはできない。

Wednesday, November 12, 2008

水村美苗、英語、はてな

水村美苗「日本語が亡びるとき」を梅田望夫氏が紹介した記事について侃々諤々の議論が持ち上がっている。梅田望夫氏の元記事、はてブの釣られ具合、増田による元記事の解説、梅田望夫氏が切れた、とか。一連の議論は、梅田望夫氏らによる壮大な釣りであれば、この流れはとてもよくわかるのだが。そうでなくて、梅田望夫氏が本気でこんな切れ方をしているのなら、ちょっといかがなものかと。
はてぶのコメントには、バカなものが本当に多すぎる。本を紹介しているだけのエントリーに対して、どうして対象となっている本を読まずに、批判コメントや自分の意見を書く気が起きるのだろう。そこがまったく理解不明だ。
漫才を見に来ている客に対して、漫才師が「俺ら、そんなにおもろないのに、お前ら、よう笑うなあ」とあきれる態度と同じ。梅田望夫氏は、ネットについては、とてもいい話をする人だと思っているが、残念ながら何についても見識が深いとは言えない。そういうこと。

さて、水村本のあらすじを増田の解説で想像する限り、感傷的な煽りが主題なのかなと思える。ただし、その気持ちはわかるような気がする。
日本という「現地」に帰属しつつ他方で「普遍的なもの」とつながっているという点では「外国人」のような存在、すなわち、「在地の普遍人」というでもいうべきメンタリティーを有している人間にとっては、今回の水村さんの本を読んで刺激を受けるのだろうな、ということだ。
増田のこのコメントは、よくわかる。しかし、「在地の普遍人」って単に教養人と言い換えてもよくないか。外国語、しかも自分の母国語からできるだけ離れた文化で、「国語」として必須のものが備わっている外国語を長い間学んできた人間にとっては、自分の言語や文化を普遍的なものとの比較対照において相対化する、という態度は持っていて当然のものであり、格別にどうこう言われるものではない。

とか何とか考えていたら、増田もちゃんと書いてるな。
「現地語」のみを読み「現地語」のみで語る、他のものには触れないし読まない。そうなると、文学が、そして、それによって表現される知性が、衰退する、という反応が出てくるのではないか。
ま、早い話が「日本語しか知らない人は知的でありようがない」ということ。できるだけ日本語、日本文化とは異なる言語や文化に触れることは、知的であるためには必須。英語じゃなくてもいいけど、中国語や韓国語はNG。中国語は日本に近すぎるし、韓国語は「国語」としての力が弱すぎる。フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語あたりなら何でもいいな。アラビア語、ロシア語とかも悪くない。なんだ、大学の第二外国語か。

水村ご本人のインタビュー
「中途半端な国民総バイリンガル化を求めるより、少数精鋭の二重言語者を育て、翻訳出版の伝統を維持する。作文を書かせるより、古典をたっぷり読ませる教 育を積む。それが日本語の生命を保つ現実的な方策。もちろん小説家は密度の高い文体を全力で築く。さもなければ日本語はやがて亡(ほろ)びゆく。私たちは 分かれ道に立っています」
なんか、激しく同意するところと、なんじゃそらというところが混じっているコメントだな。まず、小説家はこの際どうでもいい。生活や仕事に役立つか、という視点からのみ考えるなら、「中途半端な国民総バイリンガル化」とか「作文を書かせる」とかの方が役に立つ。まあ、読書感想文みたいな作文ならいらないけど、自分の意見をきっちり書くための訓練としての作文はむしろ必要だろう。このあたりは、言うまでもない。

しかし、日本語が「国語」として文化を保持するには、あるいは、外国人が学ぶ価値を持った言語だと思えるようであるためには、逆に翻訳文化の育成、古典教育は大切だ。ごくわずかな人に対して、でいいんだけど。


ああ、なんだ。ごく当たり前のことを言ってるだけじゃないか。教養教育を絶やすな教養に触れる機会を増やせ。大半の人には無駄でも、ごくわずかの人が教養人になるためのはしごとなるから。外国語教育を怠るな。外国語を学ばない者は自国語をも知らない、と誰か言ってたな。古典を読め。古典は長期間にわたってふるいにかけられた、人類の叡智の結晶である。エリート教育を大切にしろ。外国語を深く理解することは誰にでもできることではない。

ふと思ったのだけど、ネットだけで世界が完結している人たちがかわいそうなのは、永井均とか佐伯啓思とか、日本語で普遍的なものを書けるが、ネットにはほとんど現れてこない人の作品を読む機会がないこと。私にとってはだけど、ネット上のどんなテキストを読むよりも、彼らの作品は知的興奮をもたらしてくれる。

ものすごく忙しいのに、ついつい長文を書いてしまった。

Tuesday, November 11, 2008

派遣・請負の酷使は決してプラスにならない

NBonlineより
ある電子部品メーカーが衝撃的なデータを持っていた。2000〜06年の7年間に、この会社で正社員がやっていた仕事は生産性が150〜160%向上し た。これに対し、請負・派遣社員を使った部門の生産性は30〜40%低下した。この会社は2年前に請負をすべて派遣に切り替え、「派遣で3年続いた人は全 員、正社員になってもらう」(同社の社長)という。
「遅いわ、馬鹿者」と言いたくなる。人は失うものが小さければ小さいほど、社会への貢献度は下がる。当たり前だ。社会から何も受け取っていないどころか、搾取されていると思えば、真面目に仕事をするのがバカらしくなる。当たり前だ。なぜ、それがわからないのか。経営者はアホばかりか。目を噛んで死んでしまえ。

生産性を上げるためには社員を洗脳するのもいい。出版業界みたいに「この業界は長時間労働、薄給なのが普通だから」とか。しかし、洗脳し続けるのは難しい。出版業界だって、人材の流出は著しい。

要は、努力がちゃんと報われている、と感じられること。「努力なんて報われるはずないよ」というのは正論だけど、その正論では救える人よりも救えない人の方がずっと多い。そして、多数派の人が幸福を感じられる世界の方が、少数派にとっても都合がいい。

いい加減、目を覚ませよな。

Sunday, November 09, 2008

Windows Vistaの「SendTo」フォルダの場所

SendToフォルダに、ドライブやフォルダのショートカットをコピーしておくと、ファイルやフォルダを右クリック→「送る」→ショートカットを選択すれば、コピーできる。深い階層やネットワークドライブにコピーしたいときに便利だが、VistaではXPのように「Documents and Settings」フォルダをたどろうと思っても、アクセスが拒否されたりでうまくいかない。

で、どこにあるかというと、「C:¥ユーザー¥(ユーザ名)¥AppData¥Roaming¥Microsoft¥Windows¥SendTo」とたどるとよい。ここにショートカットをぽいぽい放り込んでおこう。

ニコニコ動画を黒字化するには

収入をアップさせる方法をみんな書いているので、支出を減らす方法を考えてみよう。

P2Pを使え。以上。

金子勇氏(47氏)でも呼んできて(その必要はないか)、ポートを開けなくても使えるP2Pクライアントを開発する。無料会員はP2Pクライアントをインストールするか、動画表示前に広告を見ないといけない。有料会員はP2Pクライアントを使わず、サーバから動画をダウンロードできる。これで、毎月数千万円単位で払っている回線使用料が1/10になり、翌月から黒字化する。ファイルはSilverlightでDRMをかけておいて、著作権者から削除依頼があったファイルは再生できないようにする。ま、DRMナシでも、再生できないようにする方法なんていくらでもあると思うけどね。

QuickLookをもっと便利に使う

ファイルを選択してSpaceキーを押すと、プレビューできるQuickLookだけど、実はQuickLookでプレビュー表示中もカーソルキーが有効だ。どういうことかというと、プレビューを表示したまま、Finderで次のファイルを選択すると、プレビュー画面も次に移る。今まで知らなかったのがバカみたい。

Saturday, November 08, 2008

Dropboxが便利すぎる

少し前から名前は知っていたのだが、オンラインストレージサービス「Dropbox」をMacにインストールしてみた。

…便利すぎる。これはいかん。本当の意味でのプッシュサービスみたい。MobileMeのストレージサービスなんて目じゃないな。Flickrでもそうだったように、何の躊躇もなく有料コース(9米ドル/月または99米ドル/年)にアップデートしてしまいそうだ。

リコー「GX200」に感激した

リコーの「GX200」がすごい。買ってからもう数ヶ月になるが、Panasonicの「DMC-FZ30」を普段のブツ撮りに使っているので、「GX200」は高機能なお散歩カメラとして使っていた。今日、FZ30を持ってくるのを忘れたので、仕方なくGX200で撮ってみた。

結果は、大正解。こいつはマクロの開放側が1cmまで寄れるだけでなく、ある程度の絞っても7,8cmも離れれば、ピントがちゃんと合う。で、撮った写真がこれ。
トリミングしただけの無修正で、これだ。一発でこんなにキレイに撮れるなんて驚き。寄って撮るなら、一眼レフ(゚⊿゚)イラネ ちょっと歪んでいるけど、これはPhotoshopでちまちまやれば、何とでもなる。これからは、GX200でブツ撮りしようっと。

…もしかして、お料理写真もGX200の方がよかったりするのかな?

雑誌の読者層は周辺部へ

Webと雑誌の読者層の関係を考えていて、ふと思いついたのだが、これから雑誌の読者層は「周辺部」へと進んでいくだろう。言い換えると、ニッチ市場、メインストリームから外れたところ、少数派が雑誌の主な読者となっていくのではないか。特に、雑誌が売れなくなってきたジャンルでは、その傾向が顕著だと思う。たとえば、パソコン雑誌なら、自作パソコンユーザとか、初心者・高齢者とか、ITプロフェッショナルとか。

…単に、扱うジャンルが細分化されているだけかな。ううむ。

Thursday, November 06, 2008

Mac OS Xの「幽霊」エイリアスを削除する

Mac OS XにUSBメモリをつないで、そこにあるテキストファイルをJedit Xで直接編集しているとき、テンポラリファイルがUSBメモリ上に作られる。編集中のテキストファイルを正しく保存すれば、削除されるはずだ。しかし、たまに「幽霊」ファイルが消えないことがある。削除しようとしてもアクセスを拒否されるし、どうしたものかと時々思っていた。

試しに、ファイルを選択してCommand+Iキーを押してみる(または、右クリック→「情報を見る」)と、さくっと消えてくれた。ということで、「幽霊」エイリアスの正体がテンポラリファイルのときは、「情報を見る」で消してしまおう。

Yahoo!ブリーフケース、有料化へ

ファイル共有サービスの「Yahoo!ブリーフケース」が事実上、有料化されるようだ。届いたメールによると、以下の通り。
Yahoo!ブリーフケースは2008年12月1日より、Yahoo!プレミアムおよびYahoo! BB会員専用のサービスへと変更させていただきます。
ネットのコアユーザにとっては特に重要なサービスではないが、エントリユーザにとっては、なくなると次のサービスを見つけるのが難しいサービスではある。何割かは、プレミアム会員に登録すると思われるので、ヤフーの収益力強化にはプラスになるだろう(というか、このままではビジネス的にプラスにならない)。ただ、最近のヤフーはこれまで無料で提供してきたサービスをどんどん有料化したり、従来の有料サービスの価格を上げたりしているので、これがどういう形でユーザの利用状況に反映されるのか、まだよくわからない。

仕事のできる人・できない人

下請けをやっていると、得意先に仕事のできない担当者がいて、大変困ることがある。初夏の頃にやっていた仕事で、とてつもなく変な担当者にあたったために、周りの人たちが大変なことになりそうなことがあった。外注先がダメな仕事をあげてきたなら、発注者の責任だとして反省すればいいが、得意先がダメなのはどうにもならない。金額が安いなら、次から断れるが、そうでもないときは余計に困る。

さて、この業界で仕事ぶりが尊敬に値する人を二人知っている。一人は雑誌編集者のH女史。そして、もう一人は元・書籍編集者のT氏。いずれも粘り強さという点では、他の人たちを寄せ付けない(当然ながら、二人とも重度のワーカホリックだった)。私が偉そうに雑誌や書籍のことを話すことができるのは、二人と仕事をした年月のおかげだ。

それで、今日思い出したのはT氏の仕事ぶりだ。T氏は短期間で一定レベルの書籍を大量に刊行するチームを率いていた人で、「どうやったら、この量の仕事をうまくできるか」を常に考えざるを得ない立場に置かれていた人だ。彼の指示は具体的で、要求レベルは高く、容赦がなかった。

私が「お守り」をしている(と敢えて言おう)取引先の人たちの欠点は、まず指示が曖昧なこと。そして、「どうやったら、うまくいくのか」を考えず、思いついた順に仕事を言いつけてくること。同じ仕事をするのでも、順序よく的確なタイミングで指示を出すのと、行き当たりばったりで思いついた順に言うのとでは、まったく結果が異なってくる。後者は端的に仕事ができない人のやることである。

仕事がうまくいかなかったとき、発注者は受注者を「ダメな下請けだ」と切って捨てることができる。だからこそ、「うまくいかせるために、何か方法がなかったのか」を常に考える必要がある。でなければ、発注者の仕事のスキルは永遠に上がらない。うまくいかなかったときに受注者にすべての責任を負わせるのは、頭の悪い人がやることである。受注者がサボった結果、うまくいかなかったとしたら、その下請けを使った自分をまず責めるべきである。そして、その次にトラブルを予防する策が十分だったかを点検すべきだ。さらに、トラブルが表面化した後、的確なリカバリーの手段を講じたかどうかもよく考えてみる必要がある。ここまでくれば、だいたいのケースで、発注者側が「自分にはまったく責任がない」とは言えないはずである。

自分の顔を鏡に映すのが一番難しく、そして気分の悪いものだ。しかし、それを忘れない者が上達する。

そういえば、H女史もT氏も私より5歳以上年下だな。仕事のできる年下の人に出会う機会はもうない。

はてブのリニューアルに思ったこと

梅田望夫氏が書いていたが、はてなの社員たちは「ダークサイド」に落ちることを嫌う意識を共有しているらしいが、肝心の自分たちが(部分的にせよ)「ダークサイド」に落ちてしまっていたとき、それを自覚できるかというと難しいはず。米国の「自分たちこそ正しく、世界を導くのだ」という意識につながるものを、はてなの中枢部は持っているような気がする。

Wednesday, November 05, 2008

もう一度、ワンソース・マルチユース

数年前、XML屋さんたちがセミナーで盛んに「ワンソース・マルチユース」という言葉を口にしていた。確か、Adobe InDesign関連のセミナーだったと思う。その後、ワンソース・マルチユースの考え方はどのくらい一般的になったのだろうか。少なくとも、私の身の回りでは、その言葉を口に出す人さえいない。おそらく、ソースとなるコンテンツを使い回せるように整形する手間の方が、ソースを新たに作り出すよりも大きいので、意味がない…という結論に至っているのだと思う。例えば、ある書籍の著作権者がこれをWebにも使おうと思ったときに、組版データをWebでも公開できるようにするよりも、ゲラとか書籍そのものとかをもとに、ライターが書き起こした方が安くていい。きっとそんなところだろう。

昨今の出版不況により、著作権料や制作費が大きく削減されている。これを打破するために、個々の人たちが「売れる本」を作るために努力するのは当然としても、それだけでは出版業界全体が力を盛り返すことはない。他の「売り方」を考えるしかない、と思う。書店という流通販路を使って別のものを売るのもいい(すでに、毎週刊行される付録付きの雑誌とか、利用している人たちはいるが)が、これは出版社の考えることだろう。私のように、下請けで作っているポジションにいる人間としては、自分たちの売りとなるコンテンツにもっと高い値段を付けてもらえるように、何か方策を練らねばならない。

一つは、より価値の高いものを作ること。そして、同じものをより高く買ってくれるところに売ること。最後に、別のところで売ること。コンテンツは売ってもなくならない(著作権を完全に売り渡したら別だが)ので、最後の手が使える。つまり、書籍に使ったものをWebでも使うということ。出版社と交渉して、著作権料や制作費の減額に応じる代わりに、出版契約を変更し、別の形での販売を認めてもらう、という手があるのではないか。

「じゃあ、電子書籍で」と、PDFでの販売をすぐに思いつくだろうが、これはダメ。雑誌をPDFで販売する試みは、今のところ、すべて失敗している。米国でのKindleのように、多くの人が使う端末が登場しなければ、うまくいく理由がない。このあたり、未だに誤解している業界人がたくさんいるので、呆れる。

では、どうするか。切り売りである。コーナーごと、コラムごと、特集のテキストと画像のみで販売する。ただし、買ってもらう相手は読者ではない。別のメディアだ。Webなどのネットだけではない。極端な話、フリーペーパーでもいい。一番有望なのは、ケータイサイト。今の日本でもっとも人を集めやすいメディアだ。必要なら、紙のコンテンツの方をケータイ用に最適化しておいてもいいくらいだ。

そのときに問題になるのが、冒頭のワンソース・マルチユース。コンテンツを簡単にいろんな使い形で使い回すのに、ライターとか編集者とか、人間を使っていたのではコストがかかりすぎる。現在、RSSによるニュース配信がいろいろな形で出てきたのと同じように、紙媒体からWebなどデジタル媒体への再利用可能な形での制作を、今こそ進めないといけないと思う。リライトに人間の力を使うのはバカバカしい。ライターがテキストを起こして、編集者がチェックしたら、雑誌とWebとケータイに同時に出てくるような仕組みができないものか。人間は企画を作るところに注力した方が、みんなずっと幸せになれる。

…とまあ、こんなことを数年前から考えているのだが、どうにもなかなか。

Gmailの反応がよくない

ここ数週間くらいか、Gmailのサーバからエラーが返ってくることが多くなった。また、エラーが返ってこない場合も、メールの送信にひどく待たされることが増えてきている。

数分待てば元通りに動作することが多いので、クリティカルな問題にはなっていないが、快適性が大きく損なわれていることに違いはない。

この状態が続くようなら、仕事のメールだけでもApple Mailでの送受信に切り替えるしかないかもしれない。

Tuesday, November 04, 2008

モバゲータウンに登録してみた

モバイル広告のことを調べる必要が出てきたので、モバゲータウンに登録してみた。

びっくりしたのがデザインの緻密さ。mixiモバイルなどとは比べものにならないくらい、よく作り込まれている。また、ユーザがサイトの中をいろいろと歩きたくなるような仕掛けがたくさんあって、ページビューや滞在時間が伸びる理由が実感できる。

広告の種類も、普通のピクチャー広告とテキストリンクだけでなく、ゲーム終了後画面とか、PC向けサイトでは考えられないくらいのバリエーションがあり得る。「こりゃまだまだ伸びるな」というのが実感。モバイル広告関係の会社がどんどん増えて、しかも大きくなっているのもわかる。

ただ、使ってみてわかるのは、中年以上のユーザを獲得するのは至難の業だろうということ。M1・F1未満の若年層ユーザは軽々と使いこなせるにしても、おじさん・おばさんには厳しい。購買力のある層への訴求効果はかなり限定的だろう。

PC向けサイトで有名なサイトなどがうまく参入すれば、媒体力を発揮して広告を引っ張ってこられるはず…というのは、聞いた話。そうだよね。

Monday, November 03, 2008

出産費用未払いが多いなら公費負担にすればいいじゃない

出産費用を未払いのまま、退院してしまう人が多いらしい。個人医院では死活問題になるので、中には、支払えそうにない人に公立病院を勧める医者もいるとか。

少子化対策でああだこうだと言ってるくらいなんだから、いっそのこと、現在は「病気ではないから」という理由で保険が使えない出産に関しても、公費負担することにしたら…と、ぼんやり思っていたら、なんと同じことを考えている人が政府にもいたようだ。

DQNの再生産になるのではと、2ちゃんあたりでは批判されるだろうが、まあ低所得者=DQNではないし、子供に金を使うのは悪いことではないと思うので、この施策には賛成。

泣ける2ちゃんコピペ

泣けるコピペが集めてあったので、魚拓にリンク。両親ネタは強いなあ。

Sunday, November 02, 2008

WordPress.comを使うことにした

このブログを移転する話ではないです(笑)。もうブログの移転は飽きました。livedoorブログ→ロリポブログ→さくらのブログ→Tumblrと、ころころ変えた結果、書いたテキストを全部1つのブログに集約するのはほとんど無理なレベルになってしまいました。ここBloggerは、記事を書いて保存されるまでのレスポンスがTypePad系とは比べものにならないくらい高速で、しかもPageRankが上がりやすく、さらにコメントをOpenIDなどでコントロールできるので、「記事を書く」というブログの一番の目的には即しているように思います。なので、ここでアガリ。

個人ブログの話はそれで終わりなんですが、制作物のサポートページを作るためにWordPress.comを使おうと考えています。いろいろな経緯から、数年前にとある取引先向けに制作物は直接サポートするようにとのお達しがあり、メール対応だけでなく、ちょこちょこサポートページも公開しています。先日、もう一つ直接サポート対応すべきものが増えたので、手打ちのHTMLじゃあ何だなあと思って、移転先を探していました。

で、落ち着きそうなのがWordPress.comなんですが、ここにしようと思った理由は「ドメイン・マッピングが可能」「比較的軽い」「WordPressだ」というところかな。プラグインが使えないので、インストール型のWordPressよりも不便ですが、WordPress本体がバージョンアップするたびに自分でメンテナンスするのは、あまりにも面倒なので…。

ちなみに、使いたかったプラグイン(スクリプト)は「FancyZoom」「Highslide JS」「Litebox(Lightbox JS)」。パソコンの画面は拡大して見せたいけれど、いちいち画面遷移が生じると鬱陶しいので、こういうスクリプトはありがたいです。でも、使えません…。

QuickLookの表示画像を拡大・縮小する

Leopardを使い始めてずいぶんになるのに、知らなかった機能があったのでメモ。ソースは「Macの手書き説明書」さん。

QuickLookで表示される画像を拡大するには、表示された画像をOptionキーを押しながらクリック。縮小したいときは、Optionキー+Shiftキーを押しながらクリック。なお、PDFはCommandキー+「+」キーで拡大。

"Vieux Remparts Cotes Du Ventoux 2006"

ブドウの種類が書いてないけれど、メルローやカベルネだけじゃないな、これ。ググってみたら、グルナッシュ60%、シラー20%、ムールヴェードル20%らしい。グルナッシュって、なかなか癖があるなあ。シラーほどじゃないけど。

"Chateau Capville 2005"

飲みやすい赤。メルロー75%、カベルネ・ソーヴィニョン20%、コット5%。ブドウの配合は飲みやすさ重視で、いい感じ。

Saturday, November 01, 2008

iPhotoで写真共有サイトを使いこなす

最近、撮影した写真はほとんどFlickrにアップしている。Setをたくさん使いたいので、数年前から毎年25ドル払ってProアカウントにしている。でも、ネット上でパーソナリティを使い分けているため、Flickrに何でもアップするのは難しい。そこで、一部の写真のアップにはフォト蔵を使っているわけだけど、フォト蔵にはMacからアップロードするソフトが用意されていない。面倒だなあと思っていたのだけど、どうやらiPhotoに組み込んで使うプラグインがあるらしい。インストールして使ってみたところ、最初プラグインの使い方がわからず、おいおいと思ったけど、わかってみれば簡単だった。

ここを見たところ、他にもiPhoto用プラグインがあるようだ。フォト蔵やmixiは「iPhotoUploader」、Flickrは「FFXporter」で今のところはいいかな。

Friday, October 31, 2008

困った売り込み

今、フリーランスの人からの売り込みを受ける立場にいるが、私などより素晴らしい実績と実力を持っている人もいれば、コミュニケーション能力に問題のある人もいる。最近の売り込みで困ったのは…
  • この仕事はやったことはありませんが、自分にはできると思います。→なめすぎ。何人か会ったことがあるが、できたためしがない。
  • 「雑誌やWebに実績があります」「媒体名は?」「ところで、いつから仕事できますか」→コミュニケーション能力に問題あり。案件に取りかかってからも苦労する。
  • プロバイダのメールアドレスは個人情報なので、お仕事をいただけるまで教えません。→気持ちはわかるけど、リスクはこちらにもあるわけで…。だいたい、メールアドレスなんぞ、今時隠すようなものではないと思う。
  • この種の仕事は大変ギャラが安いので、最初にギャラを教えてください。→安くてすみません。たぶん、ギャラが合わないので、他社にどうぞ。
頑張ってくださいね、としか言いようがない。

Thursday, October 30, 2008

米でネット広告の価格が急下落

メディア・パブによれば、ネット広告の価格が米国で急に下落しているらしい。国内でもネット広告事業者の収益が頭打ちになったり、かなり下がってきたり、やばそうな雰囲気が漂ってきているけど、米国ではそれが顕著に出ているということか。国内は、PC向けには影響があるかもしれないが、モバイルはまだまだ行けるんじゃないかなDeNAが業績予想を下方修正した(IT-PLUSによる)ことからもわかるように、ちょっと流れを読むのが難しい状態だ。

どうでもいいことだけど、個人ブログならともかく、公的なブログにはもうSeesaaって使わない方がいいと思う。スパムブログの温床になってるし。

iPhoneでワンセグ視聴が可能に

iPhone専用のワンセグチューナーおよび充電器が発売されるらしい(プレスリリース)。チューナーで受信した放送波をWi-FiでiPhoneに飛ばす仕組みのようだ。これで、「ワンセグが見られない」というiPhoneの欠点は補われた…ように見えるが、電車の中では見られないので、ケータイのワンセグとは利用シーンがちょっと違うかもしれない。

それから、「BBモバイルポイント」をiPhone向けに無償開放する「公衆無線LANし放題」というのも始まる(プレスリリース)。こちらも利用シーンは限定的なものになると思うが、少しでも無線LANアクセスポイントへ負荷を分散させたいソフトバンクモバイルの意思が感じられる。

低価格理容店は本当に儲かっているのか

ドリームゲートのメルマガにこんなくだりがあった。
単純な価格競争で勝利するためには企業体力が必要であり、消耗戦になります。このような状況下で、成功するためにはどんなビジネスがよいのでしょうか。

こんな例があります。視点を変えたことでコストカットに成功し、高付加価値の『安さ』を実現したQBハウスです。「理髪のみ・10分1000円」を打ち出して大ヒットした会社です。通常の理容店が理髪に加え、顔剃り、マッサージなどのサービスを行い、所要時間1時間ほどで3500円~4000円程度の料金がかかっていました。そんな中、消費者の「洗髪やヒゲ剃りは自分でできる。理髪だけ短時間で」という隠れたニーズを見出したことで、大ヒットをしています。
最近、私の住んでいる町では理容店がどんどん増えてきている。ほとんとが、2000円以下の低価格を売りにしている。一方、私の行きつけの理容店は、昔ながらの理髪、顔剃り、洗髪、マッサージまでのフルコースで3600円だ。高いと思うけど、二ヶ月に一度くらいしかいかないので、まあいいかと思っている。

先日の土曜日、夕方に行きつけの店まで歩いていると、低価格の理容店にはほとんど客が入っていないようだった。入っていても、せいぜい客は一人。店主が一人で作業していて、他に従業員はいない。一方、行きつけの店は、三台ある席が全部埋まっていた上で、二人も別の椅子に座って待っていた。

駅前のQBハウスはよく満員だけど、その他の低価格の理容店はもしかしたら儲かっていないのかもしれない。

GoogleもOpenIDプロバイダーに

MicrosoftのWindows Liveに続き、GoogleもGoogleアカウントをOpenIDとして開放し始めたようだ。プロバイダーばかり増えても仕方ないというのが持論だけど、Windows LiveやGoogleアカウントのように、簡単に取得できて、しかも母集団が大きいと意味があると思う。

静かに衰退に向かうWindows Mobile

「そんなことないだろ」という人の方が多いと思う。実際に、PDAやスマートフォンでは、Windows Mobileを搭載している機種が圧倒的に多い。iPhoneに搭載されているOS(Mac OS Xのサブセット?)は素晴らしいが、iPhoneにしか搭載されていない。GoogleのAndroidは、先日初めて搭載した端末「G1」が発売されたばかりだ。数で言えば、Windows Mobileの盤石ぶりは疑うべくもない。Microsoftも、少なくとも外に向かっては、強気の発言を繰り返している
Microsoft の Windows Mobile 担当グループ製品マネージャ Scott Rockfeld 氏は、「報道記者やアナリストから聞かれることの多い質問の1つは、『Windows Mobile はどうなっているのか?』というものだ」と述べた。

この質問に対し Microsoft は、Google が Android の普及に向けた壮大な計画を立てている一方で、Windows Mobile 対応のデバイスが増加し続けているという事実を指摘できる。

「Google が Android を発表して以来、Microsoft は30機種もの新しい Windows Mobile 端末を投入してきた」と、Rockfeld 氏は語る。
ただ、Touch Diamondを触った感触では、もはやこのOSに明日はないと確信した。悪い意味でWindowsらしいのだ。改善しようとするが、結局はつぎはぎだらけ。根本的な改善はどんどん先送りされている。昔は、Windowsと言えば、拡張しやすく自由なOSというイメージだったが、今ではもっともレガシーなシステムを背負ったものの代名詞とも言える。とにかく直観的に使いづらい。「作法」の習得を求めてくる。TouchFLO 3Dを積んだTouch Diamondでさえ、Windows Mobileの「作法」を知らなければ、取扱説明書の解読から始めないといけない。iPhoneは、Microsoftにとっては幸いないことに、日本国内ではあまり売れていない。スマートフォンがほしいなら、Windows Mobile搭載機を選ぶしかないのだ。しかし、この牙城は、いつ崩れるかわからない砂のお城である。もしAndroidがiPhone OS並みの直観的操作を可能にしてくれるなら、Windows Mobileは衰退する一方だろう。

Androidが本当にスマートフォンを解き放つ「白馬の王子」になれるのか、それはわからない。iPhone OSをiPhone以外が搭載することはないだろう。まだしばらくは、スマートフォンは「眠れる獅子」のまま、ニッチな市場にとどまり続けることだろう。

PCショップ大手の九十九電機が民事再生法申請

九十九電機民事再生法を申請したようだ。縮小しつつあるアキバの電気街だが、九十九電機はアキバに何店舗も構えていた大手ショップの一つで、とてもつぶれるようには見えなかったのだが…。

Wednesday, October 29, 2008

Windows LiveがOpenIDを供給

来年、Windows LiveがOpenIDに対応、OpenIDプロバイダーになるらしい。OpenIDプロバイダーばかり増えても仕方ないので、mixiなどのOpenID対応には私自身は批判的なのだけど(mixiがクローズドなので、オープンじゃないよってことで)、Windows Liveとなると規模が違うし、誰でも取得できるのでいいんじゃないかな。

子どもを叱るということ

子どもを教育するというのは、いまや非常に難しいことだと言わざるを得ない。こんな記事を読んで、改めてそう思った。

 ところが、コンビニの前を走りまわっていた小さな子どもが、いきなり殴られたのである。まさしく「いきなり!」だった。正直なところ、誰もが「通 り魔か」と思ったくらいの「いきなり!」である。そして、コンビニの店内まで聞こえてくるような「他人のメーワクだろっ!」という大声。

 結論から先にいえば、行列に飽きて走りまわる子どもを、父親が叱ったのである。そう理解するまで十数秒だったろうか。それほど突然であったし、殴り方も尋常ではなかった。

この話、問題なのは実は以下の部分ではないかと思った。
 そして、しゃがみこんで小さな声で泣く子どもの脇では、お母さんらしき女性が慰めるでもなくケータイを見て、父親は何事もなかったかのように煙草に火を点けていた。
これはイヤだな。叱られる子どもとして。ゲンコツとかビンタとかは心の傷にはならないけど(母にはよくビンタされた)、こういうのは傷になると思う。
 考えてみれば、親が子どもを叱る姿を見て「イヤな思い」が残った記憶はない。公園が近いこともあって、休日ともなると親子連れをよく見かけ、自然と親が子どもを叱る姿も多く目撃する。
 ほとんどが「そっちに行っちゃダメ」などと母親が声を枯らしている。なかには、実力行使とばかり、父親が小さい子どもを抱きかかえ連れ戻し、子どもが 「やだぁー」と大泣きしている場合もあるが、けっして「イヤな思い」は残らない。なんとなく「お母さんもお父さんもタイヘンだぁ」という思いがするだけだ。
躾と称して、子どもに怪我をさせ、あまつさえ殺してしまう親がいるから、体罰すべてを奨励すべきではないのは確かだ。しかし、言うことを聞かない子どもを「子どもだから当然でしょ?」と放置する親も問題だ。特に、子どもに関心を抱かない親はよくない。

ううん、うまくまとまらないなあ。

あなたは運がいいですか?

「あなたは運がいいですか?」と聞かれたら、どう答えるだろうか。

両親がまだ健在なのは、運がいいことの筆頭にあげられるな。父の仕事は何度か大きく失敗したが、ここ10年くらいは売り上げこそ減ってしまったにせよ、そこそこ順調だ。売り上げが多かった頃に貯めたお金で中古マンションまで買ってしまったくらいで、その点で心配させられることはない。学業や仕事に専念できる機会をもらえたことは幸運だったと言える。

振り返ってみれば、大きく道を踏み外しそうになったことが何度かあるが、そのたびに新たな場所に着地することができた。決して素晴らしい人生ではないが、何とか生きている。その点では、運が悪いとは言えまい。

よくよく考えてみれば、「自分に能力があったからうまくいったのだ」とは言い難い。「(ある程度の)能力はあったが、別の重要な能力が欠けていたため、事態は悪化した」ということは何度もあったけど。

この質問の意味はこういうことらしい
 実はこの質問は、あなたのストレスに対処する能力の高さを測るものだ。

 「自分は運がいい」と答えた人は、ストレスに対処する能力が高い人。こういう人は、困難なことに意味を見いだすのが非常にうまい。例えば大切な人の死に遭遇しても、いつまでも嘆き悲しむのではなく、「死」が自分に与えた意味について考える。

 「大切な人の死が、命の尊さを教えてくれた」と理解する人もいれば、「彼の死によって、他人のやさしさが身に沁みた。友人の存在の大きさに気づかせてくれた」といった具合だ。

昨年、大切な友人を失ってしまったが、「大切な人の死が、命の尊さを教えてくれた」とか「彼の死によって、他人のやさしさが身に沁みた。友人の存在の大きさに気づかせてくれた」とか、そんな浅はかな理解はしていない。だが、現世の無常さ、生が失われると二度と戻ってこないこと、死の不思議さ・残酷さなどは、改めて思い知らされた。

しかし、このくだりには違和感を覚える。

 一方、運が悪いと答えた人は、「なんて俺は不幸なんだ。なんで俺だけこんなことになるんだ」と、うまくいかない理由をすべて運(=神様)のせいにしてい る。出合った困難に意味を見いだせず、周りにある元気になる力(傘)に気づけなかった人。意味を見いだせないのだから、運のせいにするしかない。そっと傘 を差し出してくれた人にも気づくことなく、いつまでも嘆き続けるのである。

 ストレスに対処する能力の高い人とは、ストレスを感じない鉄人のことではない。人生の雨に濡れた時、自分や他人の傘を上手に使える人なのだ。どん なにいい傘が近くにあっても、どんなに頑丈な傘を他人が差し出しても、それに気づかなければ意味がない。傘の存在に気づくことが、何よりも大切なのだ。

もし私が不幸であるとしたら、それは私に与えられた運命ではないか。「出合った困難に意味を見いだせず、周りにある元気になる力(傘)に気づけなかった」としたら、それはその人の抱えるべき業ではないのか。仕事の上では、他人にうまく物事を頼むことができることは悪いことではない。人の上に立つなら、必須でさえある。しかし、「人生の雨に濡れた時、自分や他人の傘を上手に使える人」と言われれば、他人をうまく利用する人を想像してしまう。そういいうのは嫌だ。

ただ、それとは全く違うレベルで、今の私の仕事が回っているのは、たくさんの外注さんのおかげであることは確かだ。今後も、いろんな外注さんとお付き合いしていきたいと考えている。

Monday, October 27, 2008

auがPCからのデータ通信を定額に(ただし条件あり)

auは、モバイルデータ通信の通信料に上限を設けたプランを導入する。上限の金額は13,650円。実際の支払額にはこれに基本料金や通話料などが加わる。

2ちゃんでは「高い」「会社をつぶす気か」などの感想が上がっているが、むしろこのくらいにしておかないと、ユーザが殺到して回線がパンクする可能性がある…とauは判断したのだろう。とりあえずプランを作っておいて、様子を見て、ユーザがうまくさばけそうなら上限金額を下げる…という流れになるはず。

今後のことを予想してみると、あと1年くらいで上限金額が多少下がり、利用できる機種が少し増える可能性はあるが、これは回線をどれだけ増強できるかと、ユーザがどのくらいどのタイミングで利用し始めるかによって大きく変わるので、何とも言えない。おそらく、上限金額が1万円を割り込み、8000円くらいになれば、急激にユーザが使い始める可能性が高い…と思う。

ただし、それまでにイー・モバイルが都市部へたくさんアンテナを立てられれば、多少下がったところで(auのデータ通信は)あまりユーザは増えない。auとしては、イー・モバイルのユーザの広がり方と、モバイルデータ通信の本命であるモバイルWiMAXの登場時期を見比べながら、どのタイミングでどのくらいユーザをつかむかをはかっていると考えられる。回線に負荷のかかるデータ通信の客は、あえて見逃すという選択肢もあるのかな?

クリエイティブという仕事の能力は何で決まるか

齊藤孝がこんなことを書いている。
 先日、ある雑誌のグラビアのため、屋外で撮影したときのこと。当初は庭園の雑木林のような場所で撮る予定だったが、閉園時間がきてNGになってしまった。たしかに魅力的な場所ではあったが、入稿の締切りや各人の都合もあるので、日をあらためるわけにもいかない。
 さてどうするのかと思いきや、カメラマン氏の動きは迅速だった。近所のごくふつうの道路脇や、何の変哲もない建物の前、あるいは雑草の中に咲いていた一輪の花の周辺などのポイントを次々と見つけ出しては、「ここで撮りましょう」と私やスタッフに声をかけた。コンセプトをちょっと変え、日常的なイメージで構成することにしたらしい。
クリエイティブと言ってもいろいろあるけれど、素材の「調理方法」をいくつ知っているか、そしてどれだけ適切な「調理方法」を選択できるかは、クリエイティブとしての能力の多寡を決める。齊藤孝はさらに「素手感覚」が大切だと言っているが、これは素材の「味」を適切に判断できるかにつながると思う。何が旨いのかがわからずに素材を「調理」することはできない。

言い換えれば、「どういうものが美しいのか」がわかり、作り方の数を増やし、適切な作り方を選べるようになれば、クリエイティブという仕事ではうまくやっていけるのではないか。

Friday, October 24, 2008

携帯電話の販売が落ち込んでいる

携帯電話の販売が20%以上落ち込んで、メーカーが青息吐息らしい。反面、携帯電話事業者は増益だとか。それで、通信費はというと、(少なくとも私の場合)まったく下がっていない。

これはどういうことかと考えてみたら、これまでメーカーが受け取っていた利益が携帯電話事業者に移し替えられただけではないのか、と思いついた。少なくとも利用者には還元されていない。通信事業者が利益を上げること事態は悪くないが、メーカーは大切にしないと日本の産業の行く末を考える上では拙いのではないか。

iGoogleもアップデート

iGoogleで新しいインターフェイスが使えるようになった。とても便利なので、iGoogleを使っている人は是非試してみてほしい。ネタ元はこちら。手順としては、iGoogleを表示した状態でアドレスバーに「javascript:_dlsetp('v2=1');」と入力してEnterキーを押すだけ。元に戻すときは、「javascript:_dlsetp('v2=0');」でOK。

ケータイ向けGmailも仕様変更

昨晩、Gmailでメールをチェックしてみたら、仕様が変わったのに気付いた。PC版のようにそれぞれのメールの前にチェックボックスが付いて、メールを表示させなくてもアーカイブできるようになった。かなり便利だ。

ただ、なぜか私の使っているケータイ(W53CA)では、ページ送りボタンで1画面下へのスクロールができなくなった。これはちょっと不便。

Thursday, October 23, 2008

Gmailの仕様変更に気付きましたか?

Gmailの仕様が数日前からこっそり少しだけ変わったみたいです。ちょっと変わったメールの送信方法を採っている人しか関係ないけれど、かなり不便なので元に戻してほしいのですが…。

さて、どう変わったかというと、返信時のfromアドレスです。例えば、Gmailのアドレスを「gmail_address@gmail.com」、メインのアドレスとして「main@example.jp」、送信者として選択可能な自分のアドレスを「sub@example.jp」、メールを送りたい相手を「xxxxx@example.com」としますね。「sub@exapmle.jp」を送信者に設定して送信できるようにしてあって(これが重要)、「sub@example.jp」から「main@gmail.com」には転送設定がしてあり、「sub@exapmle.jp」のメールもすべて「main@gmail.com」で管理しているとします。

とてもややこしいので(笑)、もう一度説明すると、会社のメールアドレスからGmailに転送をかけてあって、Gmailを使って会社のアドレスをfromに設定してメールを送信しているのですが(返信は会社のメールボックスから、Gmailに転送されてくる)、別のアドレスでやりとりしているメールに返信したとき、たまに会社のアドレスをfromに設定したまま、送信してしまう…というのが問題なわけです。

従来はこうでした。
1.「sub@exapmle.jp」から「xxxxx@example.com」に送信
2.「xxxxx@example」から「sub@exapmle.jp」に返信
3.「sub@example.jp」宛のメールは「gmail_address@gmail.com」に転送される
4.このメールに返信したときにfromは自動的に「sub@example.jp」にセットされる
5.自分が送信した返信メールに返信すると、送信者は「sub@example.jp」、宛先は「xxxxx@example.com」となる

現在はこうです。
1.「sub@exapmle.jp」から「xxxxx@example.com」に送信
2.「xxxxx@example」から「sub@exapmle.jp」に返信
3.「sub@example.jp」宛のメールは「main@gmail.com」に転送される
4.このメールに返信したときにfromは自動的に「sub@example.jp」にセットされる
5.自分が送信した返信メールに返信すると、送信者は「main@example.jp」、宛先は「xxxxx@example.com」となる

この仕様変更で、もうすでに数回、会社のアドレスで私用のメールを送ってしまいました…。

もっとSpotlightを使おう

Macをメインの仕事環境にして、もう1年以上経っているのに、今日初めて気付いたことがある。「Spotlight」の便利さだ。

仕事関係の資料はフォルダ分けして保存してある。例えば、「書籍名」→「初校用データ」→「1章」→「節番号」という感じ。別の仕事のフォルダを開いて作業中に、その仕事のデータを開きたくなったとき、Finderのウィンドウをもう1つ開くか、あるいは「書類」のトップに戻ってからもう一度フォルダ階層を降りていく…という手間がかかる。一日に何度もやると、結構大変なのだ。

しかし、実はそんなことをする必要はない。Spotlightを使えばいいのだ。ファイルを直接開かなくても、フォルダを検索してしまえばいい。なんでこんなことに今まで気付かなかったのか、アホらしくなる。

ちなみに、よく使うフォルダへのエイリアスを作っておいてもいい。このあたりは好き好きだけど、エイリアスの管理をどうするんだ?という問題があるので、私はその方法を採らない。

Touch Diamondに関する情報とコメントを少し

仕事でいろいろ調べたので、ちょっとメモ。

[市況]なぜ売れる? イー・モバイルのタッチケータイ「Touch Diamond」
BCNランキングでは、10月第2週のトップがこれだったみたい。

ついにキタ!au初のスマートフォンはタッチパネル

auのTouch Proは「E30HT」という型番。本格的にPDAとして使いたいなら、Touch Diamondよりこっちでしょう。私は要らないけど。もうWindows Mobileには飽きた(笑)。下り最大3.1Mbpsは、今となっては特に高速ではないです。

Touch Diamond 海外でバカ売れの実力は?
とにかく、もっさりです。いかにiPhone 3Gがよくできた端末か思い知らされます。

Touch Diamond~~速度とスタミナをチェック!
電池はもたないけど、通信速度は速いです。短距離走者と言うべきですな>Touch Diamond。


何にしても、携帯電話・PDAとしては(私の場合!)ほとんど使い道がないとわかりました。早くThinkPad X40を修理して、Ubuntuを突っ込むなり、TurboLinuxでUSBメモリ起動するなりしてモバイラーになりたいですはい。

2009年のヒット商品は…

10月に来年の話をするなんて、鬼が笑うどころの話ではないけれど、予想するのも仕事のうちなので(笑)。

薄型テレビはすでに猛烈な価格競争になっている。数年前は「1インチ1万円」などと言っていたのに、今は32型でも10万円そこそこで買えてしまう。ノートパソコンより安くなるなんて考えてもみなかったな。薄型テレビに限らず、リビングで使うものは価格競争が激しそう。

一方で、携帯電話やスマートフォンなど高度な技術が必要なモバイル市場は、価格としては手堅い動きだ。しかし、売れるものと売れないものとの差が大きくなりそう。市場自体の縮小もメーカーなどにとっては痛い。

今年のヒット予想は「モバイル」で大当たりだったけど、来年は「体の近くで使うもの」というくくりにしようかな。素早く動くもの、気持ちよく動くもの、思い通りに動くもの、いつも側にあるもの。キングジムの「ポメラ」もそうだね。

Saturday, October 18, 2008

xVM VirtualBoxをインストールしてみた

MacintoshでWindowsを動かしたいとき、BootCampを使うのが普通だろうが、仮想環境で作業したいこともあるだろう。そういうときは、仮想環境構築ソフトを利用する。商用ソフトとしては「Parallels Desktop」とか「VMware Fusion」とかあるが、ここでは無償の「xVM VirtualBox」を使ってみる。

1.Sunのダウンロードサイトにアクセスして、ダウンロードする。Macは真ん中あたり。


2.イメージファイルが落ちてきた。ダブルクリック。


3.マウントされるので、左上の「VirtualBox.mpkg」をダブルクリック。


4.インストーラが起動するので、適当にインストール。


5.インストールが終わったら、「アプリケーション」フォルダの「VirtualBox」をダブルクリックして起動。


6.初回起動時には登録ダイアログが表示される。適当に登録して先に進む。


7.まだハードディスクイメージが存在しないので、作成する。「新規」ボタンをクリックする。


8.ウィザードが起動する。「次へ」をクリック。


9.仮想マシンに名前を付けて、OSを選択。名前は適当で。


10.仮想マシンに割り当てるメモリを設定。ここでは512MB割り当てているが、そんなに割り当てなくても十分動作する。


11.次はハードディスクイメージ。すでにイメージファイルがあれば「選択」ボタンをクリック。なければ、「新規」をクリック。


12.「次へ」をクリック。


13.仮想ディスクイメージを「固定サイズ」にするか「可変サイズ」にするかを選択する。通常は「可変サイズ」にすることで、Mac側のハードディスク容量を節約できる。おそらく、「固定サイズ」の方がOSの動作速度には有利のはず。


14.イメージファイルに名前を付けて、HDDの最大サイズを設定する。


15.仮想ディスク関係の設定が終わった。「次へ」をクリック。


16.設定を確認して「完了」をクリック。


17.元の画面に戻る。作成した仮想マシンの情報が確認できる。光学ドライブからOSをインストールしたいので、光学ドライブをマウントする設定を行う。仮想マシンを左で選択して「設定」ボタンをクリック。


18.「ストレージ」ボタンをクリックして、「CD/DVD-ROM」タブをクリック。「CD/DVDドライブのマウント」にチェックを付ける。今回は光学ドライブにディスクをセットしてインストールするので、「ホストCD/DVDドライブ」を選択。Macに複数の光学ドライブがある場合は、リストからドライブを選択。「OK」ボタンを戻る。


19.手順17に戻って、仮想マシンを選択した状態で「軌道」ボタンをクリックすると、仮想マシンが起動する。自動キャプチャ機能について説明が表示されるので、確認して「OK」ボタンをクリック。WindowsのインストールCDを光学ドライブに入れておくと、勝手に読み込みが開始する。ちなみに、ホストOS(この場合はMacOSX)に制御を戻したいとき、デフォルトでは左Commandキーを押せばよい。



20.さあインストールだ。あとは普通に。


21.XPが起動中。


22.デスクトップが表示された。これで終わり。

Illustratorを使って画像をトリミングせずに、見た目はトリミングしたように見せる方法

Illustratorで、元画像をトリミングせずに、見た目をトリミングしたように見せる技を調べたのでメモ。環境はIllustrato CS3+Mac OS X 10.5。

1.イラレに画像を読み込む。まず、これに枠線を付けておく。

2.選択ツールで画像を選択し、「オブジェクト」メニュー→「クリッピングマスク」→「作成」を選択。
3.オプションバーで枠線の色を選択。
4.オプションバーで枠線の太さを選択。
5.わかりやすいように金赤、4ptにしておいた。
6.選択ツールでオブジェクトを選択したまま、「オブジェクト」メニュー→「クリッピングマスク」→「オブジェクトを編集」を選択。
7.オブジェクトをドラッグすると、こんな感じになる。
8.次に枠線(パス?)をクリックして選択。画像の上に×が表示されず、枠線のみ選択されている状態になるように、クリックする位置を微調整すること。
9.枠線をドラッグすると、この通り。元画像をトリミングせずに見かけの大きさを変更できた。
10.手順8で選択ツールではなく、ダイレクト選択ツールで枠線を選択してドラッグすると、こんな感じにできる。

手順6は不要な気がする…。

Friday, October 17, 2008

しだち君がITProに登場

志立正嗣氏の記事がITProに出ている。同じ高校の同じ部活で1学年下だった。アルトサックスを首からぶら下げて、「…わいや」と神戸弁で喋っていたのをよく覚えている。大学はどこだったのかな。

Thursday, October 16, 2008

プログラマ出身者にまた泣かされる

仕事柄、プログラマ出身の人と付き合う機会がある。仕事を頼んだとき、ごく普通の仕上がりの人もいるが、大半は手抜きだとすぐにわかるものがあがってくる。

職種からくる何か原因があるのだろうと思っていたのだが、ふと気付いた。彼らは「最低限の労力で仕事を済ませようとする」のだ。たとえば、ボリュームを指定したら、それ以上書かない。こちらが要求した水準のクオリティぎりぎりのものを納品する。面倒なものは省略する。追加で何か頼んだら、「最初に言わない方が悪い」と言う。すべて体験済み。

まあ、それぞれ程度というものがあるから、私が非常識なことを言っていたら指摘してほしい。でも、仕事が欲しいなら、仕事を出す人の要求するクオリティを上回る仕事をしないと、次の仕事は来ない。それはどこに行っても同じ。あと、その仕事がイヤなら、最初から断ってほしいね。

Wednesday, October 15, 2008

ノートタイプのMac、ラインナップが一新される

ノートタイプのMacのラインナップが一新された。といっても、ちょっと中途半端な感じがする。MacBookはアルミの新製品だけでなく、従来と同じホワイトの筐体の製品を残したし、MacBook Proの17インチは従来のシルバーだけだ。ただ、MacBookホワイトは値下げされたし、MacBook Proのアルミもかなり入手しやすくなった。

MacBookと同じくらい注目したいのが、新しいCinema Displayだ。MacBookなどの外部ディスプレイとして使用できるだけでなく、Macに電源を供給することもできる。これはなかなか大きなメリットだろう。と言うか、私が今すぐほしいくらいだ。リッドクローズモードで使用している人なら、利用価値は特に高い。

新MacBook、もうすぐ発表

アップルストアが新発売前恒例のお休みタイムに入った。今回のプレイスベントでは、以下のような発表があるのではないかとのこと。CNETによる
  • 新型MacBookの価格帯は899〜999ドルとなり、現在の価格帯から9〜18%値下がりすることが見込まれる。
  • 「MacBook Pro」の再設計が見込まれる。
  • MacBookファミリーの新製品追加は見込まれない。
  • タッチスクリーンを搭載したTablet Macの発表は見込まれない。しかし、「iPhone」のタッチスクリーン技術は最終的にノートブックに統合されることが推測される。
イベントを催すにしては、ちょっと地味な発表内容かもしれない。

アップルのハードウェアに関する事業戦略って、前にも書いたかもしれないけど、(1)新製品に魅力的な(しかし、限定的な)機能を詰め込んで、デザインにも力を入れて、かなり高めの価格設定で販売する、(2)売れたら、ちょっとスペックアップするか、値段を下げる、(3)儲かった分をモデルチェンジや次の製品開発や大幅な機能アップにつぎ込む、というのを繰り返しているように見える。だから、(2)の「売れたら」がなかった製品は、すぐにラインナップから消去される。G4 Cubeとか。Mac miniのモデルチェンジのペースがやたらと遅いのは、「売れたら」という条件を満たしていないからかもしれない。

Tuesday, October 14, 2008

移民受け入れに反対する

経団連は移民受け入れを本格化させようとし始めた。ソースは毎日新聞
日本経団連は少子高齢化に伴う人口減少対策として、定住移民の受け入れを提言する。労働力不足や内需の縮小などが、日本の経済社会を不安定にする恐れがあると判断して「期間を限定した外国人労働者の受け入れ」という従来の方針を転換、14日に発表する。
経団連は、安くて元気のいい労働力がほしいから、移民推進なのはわかる。奴隷の数が減れば、金持ちが飢えてしまうからね。しかし、ヨーロッパを見ればわかるとおり、必ず社会不安につながる。絶対に反対だ。
国立社会保障・人口問題研究所によると、2055年の総人口は現在より約30%減の8993万人で、15歳以上65歳未満の生産年齢人口はほぼ半減の4595万人になると推計される。その場合、高齢者1人を働き手1.3人で支える計算となり、若い世代の負担増で社会保障制度は破綻(はたん)し、医療や介護、教育、治安などの経済社会システムが脆弱(ぜいじゃく)化する。また、個人消費の長期低迷も懸念される。
もし本当に社会保障制度の破綻が問題だと思うなら、従来の枠組みを変えて、法人に対し、売上に応じた課税制度を導入するなど、企業が少しでもいいから貧乏人に金を回す制度を作る必要があると思う。

Sunday, October 12, 2008

Touch Diamondベンチマーク第2弾

Touch Diamond+Bluetooth+MacBookのダウンロードベンチマーク第2弾。ちょっと田舎だが、速度はまあ普通に出ている。ちなみに、右上のステータスアイコンには「H」と表示されていた(HSDPA接続中の意味)。

こんなものかなあと思っていたのだが、Wi-Fi接続に変更してみたら、びっくり。
…BTの2倍以上の速度が出てる。早く気付けよ>俺。orz

移動中にOperaをいじっていたが、速度的にはかなり厳しい。ケータイのOperaブラウザと比べると、タッチパネルを使えるというメリットはあるが、逆にフォーカスを上下に移動するとき、ボタンがかなり使いにくい。

◆続報
夜になって計測してみると、こんな数字が出た。

こりゃ速いわ。もうPHSには戻れないな。

Saturday, October 11, 2008

Touch Diamondを使ってみた


Touch Diamondを買ってきた。発売日当日のヨドバシアキバには、専用のお渡しコーナーができていたが、午後遅くに行ってみたところ、人はまばら。すぐに受け取れた。

Touch DiamondにWMWiFiRouterをインストール。自宅でMacBookとBluetoothで接続してみて、gooスピードテストで速度を計ってみたところ、1.2Mbpsくらい。Bluetoothの制限なのかイー・モバイルの制限なのか、これ以上は出ないみたい。ちょっと新幹線に乗る用件があったので、新幹線の中でも計ってみたが、トンネルでぶちぶち切れてほとんどつながらなかった。ほもかっちゃんだったかが、新幹線の中で使っていると書いていたと記憶しているのだが、これで使い物になるということはデータ通信専用モデムと回線の仕様が違うのか?まあ、都内で山手線を使って移動しているなら、切れることもないだろうから、そこは大目に見ておこう。ちなみに、ホテルに入ったら、自宅とほぼ同じ速度で通信できた。写真がたくさんあるページは少し遅く感じるが、まあモバイル用途なら十分だろう。

Touch Diamond本体もちょこちょこいじってみた。一番違和感があったのが、TouchFLO 3Dは親指でも使える(感度はあまりよくない)のに対して、設定など細かいところに入ると、いきなりスタイラスが必須になるところ。iPhoneと比べるのはちょっと酷だが、iPhoneの統一されたインターフェイスにはやはり劣る。ちょっと勉強しないと使えないのも今ひとつ。

ただ、これまでのWindows Mobileとはひと味違うことは確か。YouTubeブラウザとか、メールの絵文字対応(EMnetメール)とか、iPhoneを意識したとおぼしき作りには好感が持てる。親指でメールが書けるのもいい。Advanced Wnnの予測変換もそこそこなので、慣れれば普通のケータイよりは早くメールが書けるかもしれない。

Bloggerの投稿画面を大きくするには

Bloggerの投稿画面はなぜか非常に狭い。ココログとかライブドアブログなどと比べても、かなり狭い方だろう。不便だなあと思っていたのだが、やはり改善する方法があった。Firefoxを使っていれば、「Blogger Large Post Editor」というGreasemonkeyスクリプトで一発解決だ。

◆ネタもと:クリボウのBlogger Tips

"Chateau Le Coin Bordeaux 2006"

"Chateau Le Coin Bordeaux 2006"
金賞とかいろいろ書かれているけど、バランスのいい赤であることは間違いない。裏に書いてあるとおり、鴨とかブルーチーズとかと合わせるのが普通かな。

Friday, October 10, 2008

新型MacBook、来週発表へ

以前から噂のあった新型MacBookが発表されるようだ。プレスを集めるので、今回は単なるスペックアップではなく、形状が大きく変わるはず。また、MacBook ProやMacBook Airのラインナップが強化される可能性もある。

Thursday, October 09, 2008

WindowsやOfficeのプロダクトキーをなくしたら

インストール済みのWindows XPやMicrosoft Officeのプロダクトキーをなくしてしまったら、「RockXP」というソフトでサルベージできるらしい。使用時には、ウイルス対策ソフトを停止する必要があるとか。あまり素性のよいソフトではなさそうなので、再インストール直前に使うのがいいかも。

PHS経由でどこでもネット接続

PHSを使ったポータブルWi-Fiルータが発売される。何ができるかというと、iPod touch、Mylo、PSP、ニンテンドーDS、ネットブックなど、WebブラウザとWi-Fi機能は持っているが、通信手段を持っていないアイテムを使ってネット接続できる。

これまでは、W-ZERO3のようなスマートフォンに「WMWiFiRouter」のようなプロキシソフトをインストールして実現していたが、簡単にネット接続できるようになるわけだ。

発売は2009年春の予定。機器は三洋電機製で、バッファローから発売される。

面白い機器だけど、PHSなので200kbps程度しか出ない。iPod touchとかPSPならともかく、ネットブックで動画を見たいときは厳しいだろう。

人は変えられない。変わっていくだけだ。

齊藤孝の本の中に、「大切なことはミッション(使命)、パッション(情熱)、ハイテンション(高揚感)」だと書いてあるものがあった。ふむふむそうか、と読んでいたのだが、しばらく読み進んだところで、ふと気付いた。「自分がやらねば」という使命を見つけることはできたとして、情熱や高揚感なんぞ、持とうと思って持てるものではない。少なくとも、私は無理だ。

というようなことを思い出したのが、NBonlineのこの記事
  1. 人は変えられない
  2. 目標は伝わらない
  3. 人は管理できない
まず1.だが、研修の多くは、受講後すぐには「いい話を聞けた」「明日から頑張れそう」と思ったとしても、1週間もすれば元の木阿弥になる。
「内発的な動機がない限り、人が変わることはない」ということを痛感しました。

 それでは、どうしたらいいか。必要なのは研修ではなく、仕事のうえで「自分が参加した企画が成功した」という体験を積み重ねていくことだと気づきました。
つまり、「人を変えることはできない。人は変わっていくだけだ」ということ。おそらく、これは仕事上のことだけでなく、プライベートの関係でもそうだろうと思う。関係ないけど、私自身は人を変えるより、自分が変わる方に興味がある。

次に、2.について。目標やビジョンを部下に伝えるためには、口酸っぱく言うのではなく、全員で作り上げていくという作業が必要らしい。
私は目標やビジョンがあるつもり、伝えているつもりだったのに、全然伝わっていなかった。この時、「人から与えられた目標は自分の目標にならない」ということが痛いほどよく分かりました。そこで、全員でミッション、ビジョン、バリューをつくることにしたのです。
3.の「管理できない」は1.と同じ。
人を管理しようとか心を変えよう、能力を開発しようという考えは、そもそもおこがましいのかもしれません。先ほどもお話ししたように、人をどうこうしようとするのではなく、環境が変わることで行動が変わり、気持ちが変わっていくという順番なのではないでしょうか。
そう言えば、とある外資系ソフトメーカーに取材したとき、取り仕切ってくれた40代くらいの女性がとてもてきぱきしていたことを思い出した。とても感じがよかったのが記憶に残っている。部下に対しても、あのようなのかどうかはわからないが、職場でも周囲の人を元気にしてくれるような雰囲気を出してくれる人は、もしかすると貴重なのかもしれない。

企業は賃金カットによる利益確保を止めよ

こういう話を聞くたびに、どうにかならないものかと思う。
 実際、日本には2110万人のホワイトカラー労働者がいるが、裁量労働制による所得の喪失が、何と20兆円近くにのぼるという計算もある。企業側から見れば「サービス残業天国」で、労働者側から見れば「サービス残業地獄」ということになろうか。

 その結果、過労死ラインといわれる年間3000時間以上働く労働者が、30歳代で4人に1人いるという報告もある。
「サービス残業?何それ、おいしいの?」という業界にいるので、あまりぴんとこないのだけど、現在の状況は一般の労働者にとっては非常に厳しいものだと思われる。何より、サービス残業で浮いたお金が「利益」になってしまうのが、何とも納得できないところだ。人材が集まらないの何のと言う前に、どれだけ人材を大切にしたのか、ちゃんと答えられるか?というところだろう。だいたい、弱い立場の者から搾取して、それが利益の源泉になる状況を誇れるのか?

ちなみに、この話のオチは「サービス残業で企業に搾取されているサラリーマンは、自分の財産を殖やすためにも投資しましょう(そして関連業者に手数料を貢ぎましょう)」となる方に100ペリカ。

ネットで強く生きるための9箇条 by finalventさん

ネットで強く生きるための指南をfinalventさんが書いている。と言っても、1年以上前のエントリで、なぜかはてブにあがっていたもの。あと、「強く生きるため」というのは私の見方。finalventさんは「うまくやらないために大切なこと」としている。
  1. できるだけ広く語る、特定グループ向けに語らない
  2. 嘘とか工作とかしない、基本的に正直路線にする(嘘というのはお仕事くらいきつい)
  3. バッシングが来たら型どおりの対処と型を崩す対処の2面を考える
  4. ネットで自分が支持されるという甘えをもたない(いつまでも孤独が原点)
  5. この人は信頼できるという人の評価をころころ変えない
  6. 悪に触れない、悪には勝てないと割り切る
  7. 特定の信念・信仰・イデオロギーを持った人を避ける(対話にならない)
  8. 前に進む、注目されようが無視されようが前に進む
  9. 馬鹿は流すさらさらと水ように(自分だって愚かだしな)
5.はよくわからないのだが、あとはまったくその通り。もちろん、どんな人にでも当てはまるのではなく、ネットの中で強く生きたいと思っている人にのみ当てはまること。こういう姿勢ばかりだと疲れるが、リアルでちょっと息抜きできて、時々ネットをお休みすれば、続くんじゃないかと思う。

大江健三郎氏、講演会をすっぽかす

ノーベル賞作家の大江健三郎氏が山形市の講演会に現れず、井上ひさし氏が急遽代役として話をしたらしい。ソースは山形新聞
劇場、図書館などから成る山形市の「シベールアリーナ&遅筆堂文庫山形館」で4日予定していた作家大江健三郎さんの講演会「本を読むことに始まる」に本人が姿を見せず、古い友人でこの日は講師の紹介役だった作家井上ひさしさん(川西町出身)が、詰め掛けた約600人の聴衆を前に急きょ代役を務める珍事があった。大江さんが講演の日取りを1日勘違いし、5日だと思っていたのが原因。大江さんの講演会は、後日あらためて開く予定だ。
聴衆は井上ひさし氏の話が無料で聞けた上で、さらに大江氏の話も聞けるようだから、これは歓迎じゃないかな。少なくとも私ならむしろ喜ぶかも。

Wednesday, October 08, 2008

Touch Diamondを予約した

ヨドバシアキバでTouch Diamondを予約してきた。予約と言っても、正式申し込みと同じ。10/10の13時以降入手可能。いろいろ考えたけど、iPod touchでいろいろやりたいので、モバイルで高速ネット通信できる環境は必要不可欠だという結論に達した。

プランは新にねん+アシスト1600。このプランの選択が得だとは思わないけど、とりあえず時流に乗ってみた。初期費用は100円(+事務契約手数料)だけど、通信料1000円〜4980円+通話料(しないのでゼロ)+アシスト1600の1600円+EMnetが315円(そのうち解約可)。最低で3000円、最高で7000円。これに故障安心サービス315円を付けた。

auをできるだけ使わないようにして、通信費をこちらに回す予定。

Tuesday, October 07, 2008

Touch Diamondにまた触ってきた

発売目前のTouch Diamondをさらに触ってきた。今回は、ネットに接続できる端末に触れた。そこで感じたことを簡単に。
  • 指の腹ではなく、ツメの先で操作するのが基本。iPhoneとはまったく違う。
  • スタイラスが付属する。とがったもので操作することを前提としたタッチパネルらしい。
  • Operaの起動は非常にのろい。
  • Operaでのブラウジングは正式サービス前とはいえ、遅くて死にそう。
  • YouTubeブラウザはまあまあ。
  • これで端末代2年縛りで4万円は高い。

Googleドキュメントがアップデートしていた


Googleドキュメントが、知らないうちにアップデートしていた。Microsoft Officeなどのアプリケーションのように、メニューバーがちゃんと動作する。Ajaxでここまでできるとは、まったく驚きだ。

人気ブログの作り方(メモ)

人気ブログを作るには何が必要か。これが書ければ、みんな「ほー」とうなってくれる。これも単なるメモ。
  1. 統計を読み解く力。統計に隠された嘘や意味を見つけ出す
  2. 類似点を見つける力。まったく関係ないように見えるものを並べて、「これらのここが似ていて、それが問題となっている」と言う
  3. 貴重な情報源。政治や経済などの事情に通じた人と知り合いなら、いろんなことが書けるはず。
  4. 自分自身が有名。くだらないことしか書けなくても、有名人のブログならそれだけでアクセスが集まる。
  5. アオリを書ける。大人しく書けばいいものを、仰々しくアオることができれば、反対意見の人を釣れる。
  6. 続ける。毎日数エントリずつポストできれば、こんなブログでもGoogleで上位に出てくる。

日本人の「3ショク」へのこだわり

日本人は「3ショク」にこだわる傾向が強い。単なるメモ。

1.食
グルメだというのではない。むしろ、グルメはグルメでもB級グルメだろう。吉野家が牛丼の販売を休止すると言うと並んでみたり、愛知万博で弁当の持ち込みを禁止したら偉い人が出てきたり。

2.職
ものづくりへのこだわりは言うまでもない。サービスの方は今ひとつだが、これは手先が器用で、小さいものを愛する傾向が強いからということもある。

3.色
エロに対する欲求の強さは、海外も認めるところだ。風俗産業は規制されても規制されても、新手のものが登場する。しかもそれは、実体としての異性・同性へと向かうのではなく、妄想で完結する傾向さえある。

資源価格の下落が消費の復活になかなかつながらない理由

経済評論家の森永卓郎氏は、今後の日本経済についてこのように語っている。最後に「今が投資の絶好のチャンスだ」というのはお約束なので、スルーするとしても、スルーできないのがこのくだり。
しかし、資源価格が大幅に下落した効果は数カ月後にはガソリン価格の低下などの形で私たちの生活を潤していきますし、年明けまでには政府の景気対策が打たれるでしょうから、日本経済の低落に歯止めがかかると思われます。
確かに資源価格の下落は、消費者にも多少は還元されるだろうが、全額が還元されることは絶対にない。価格が上がっても消費されているモノの値段を、原材料費や経費が下がったからといって、そのまま価格に反映する奴はいない。周囲の同業者が下げてくるまでは、絶対に下げないだろう。ガソリンなどはまだわかりやすい方だが、ガソリンが上がったという理由で上がったコストは、顧客が直接値下げ交渉でもしない限り、勝手に下がる道理はない。

ということで、ガソリン価格などが下落することによる恩恵を受けるのは企業であり、そしてそれは労働者には還元されることはない。つまり、資源価格の下落が実感されるまで、消費マインドは盛り上がってこないだろう。

Monday, October 06, 2008

iPhone向けFlash Player?

AdobeがiPhone向けFlash Playerを開発したらしい。公開されると、App Storeの「生態系」に大きな変化が現れるかもしれないとのこと。確かにそうだろう。

その変化が望ましいかどうかは微妙だ。App Storeで一攫千金を目指すデベロッパーがあっという間に駆逐されるだろう。デベロッパーにしてみれば、せっかくApp Storeで有料アプリを販売して、開発費用を回収するというビジネスモデルが定着してきたのに、また広告モデルに戻らなければならないのかと思うかもしれない。

元ネタがApple Insiderだから、その分は割り引く必要があるが、AdobeがiPhoneで動作するFlash Playerを作ることは難しくないだろうし、無償配布するのはAdobeにとっては大きなプラスだ。元ネタのブログにもあるように、Appleがそれを認めるかどうか、AppleがApp Storeの「生態系」をどう考えるかにこの問題の行方はかかっている。

XPの寿命が再度延長へ

7年近く前に発売されたOSの寿命が、さらに半年延びた。MicrosoftはWindows VistaからダウングレードできるWindows XPの販売を半年延長したらしい。

これは、いいニュースととらえるべきなのか、悪いニュースととらえるべきなのか、よくわからない。ユーザとしてはXPを購入できる期間が延びたわけだから、いいニュースなのだろうが、それだけVistaへの移行が遅れるわけだから、仕事上はよくない方向に影響が出てくると思われる。この分だと、Windows 7も怪しいなあ。

Inspiron mini 9にMac OS Xをインストール



DellのInspiron mini 9にMac OS Xをインストールする裏技があるらしい。ネタ元でもずいぶんコメントが付いていることからわかるように、みんなMac OS Xのサブノートには興味があるようだ。MacBook Airは高すぎるし、常時持ち歩くには大きすぎるしね。

お前はやるのかって?うーーん、やりたいけどやらないかも。理由はまずMac OS Xのライセンス違反なのがひとつ。mini 9ではディスク容量がやたら小さいので、Mac OS Xの使い方が窮屈になるのではないか、というのもある。どうせネットにつないで、メールとWebとテキストがメインなんだから、Ubuntuでいいのでは?Mac OS Xを入れようとして四苦八苦する時間がもったいない…とも思う。

でも、やりたい人はそんなことはさておき、やっちゃうんうだろうなあ。

Sunday, October 05, 2008

iMacを買った

一日かけてiMacをセッティングして思ったこと。
  1. 24インチはでかい
  2. 箱の中がすかすか。本当に入っているものが少ない
  3. モニタがまぶしい。輝度を最低に落としてもまだまぶしい
  4. Apple Keyboardが悪くない。これ、MacBookと同じ部品使っているんじゃ?
  5. ただし、マウスは箱から出さずにLogicoolのLX8をつないだ。快適
  6. 起動音がやたら低く感じる
  7. 内蔵スピーカーの音がそれほど悪くない
  8. 椅子の高さを調節して、ノートを使っていたときより高くしないと、どこかが必ず痛くなりそう
  9. ノートのときと違って、机の上を片付けたくなる
  10. 無線LANの設定をすれば、電源ケーブルだけで使えるのはいい
  11. 光学ドライブの動作音がうるさい
  12. USBポートが裏側にしかないと誤解して、腹が立った。裏側へのアクセスはよくない
  13. スリープ状態から一発で起こせて、すぐに使えるので快適
  14. Windowsのように動作中に変な待たされ方をしないので、その点ではやはりMacはいい
  15. Microsoft Officeのアップデートはリビジョン単位でダウンロードするので、かなり面倒
  16. BiND for WeblifeとID for Weblifeを入れてみた。おもしろそう
  17. シルバーの筐体に黒いリンゴマークはやっぱり似合わない。筐体は真っ白か真っ黒がいい
  18. 電源を落とすと、変なオヤジの顔がモニタに映っている(これは冗談)

Mac OS Xのメニューバーに日付を表示する

iMacが届いたので、昨日からいろいろと設定している。CD-ROMからインストールしないといけない商用アプリは仕方ないにしても、Firefoxのアドオン設定が面倒なのはいただけない。でも、これをやらないとまともに使えないので、頑張ってみる。

さて、Macのメニューバーに日付を表示したくなったので、ちょっとググってみた。ここにあったので、図版付きで紹介。ちなみに、10.5 Leopardの場合。

1.「システム環境設定」を表示し、「言語環境」をクリックする。



2.「書式」タブをクリックして、「日付」の右にある「カスタマイズ..」ボタンをクリック。



3.「表示」リストで「長」を選択し、その下に表示された文字列をドラッグして選択。Command+Cでコピーする。「キャンセル」ボタンをクリックして元に戻る。なお、ここでは「2008年10月5日」と表示したいので、「長」を選択しているが、もっと短い表示にしたいときは「表示リスト」で「短」または「中」を選ぶといい。また、数字の右に▼が小さく表示されている(ここでは見えない)が、これをクリックすると、1月を「01月」などと表示することも可能。


4.今度は「時刻」の右にある「カスタマイズ..」ボタンをクリック。


5.「表示」リストで「中」を選択し、その下のテキストボックスをクリックしてCommand+Vでペースト。「OK」ボタンをクリックする。


6.日付も表示できた。


(余談)
囲み罫線を付けようと思ったのだが、Photoshopではやり方がわからなくて、Illustratorでは面倒なので、止めた。Microsoft Officeならできることはわかっているが、使いたくない。何年、今の仕事をやっているのかと自問した。