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金曜日, 8月 13, 2021

電子書籍から紙の本に回帰しつつある件


電子書籍のデメリットの一つは、古い名著が忘れ去られることだ。いや、紙の本でも同じことではある。

売れ行きが悪ければ、出版社在庫切れ(いわゆる品切れ)となっても増刷されずにそのままとなるのが大半だ。在庫があるのに、断裁処分となって絶版の憂き目に会う本もある。稀に運の良い本は復刊ということで、出版から数十年後に増刷されることがある。しかし、今は紙の本の売れ行きが落ちているから、その望みも少ない。

電子書籍なら売れなくても在庫にならないから、どんどんラインナップを増やしていける。それがロングテール理論で、電子書籍はその好例の一つだったはずだ。しかし、実際はなかなかそうはいかず、林達夫のように、名著だったが読者がすでに減ってしまった著者の本はほとんど電子書籍化されていない。Kindleで読める林達夫の本は、彼の著作ではなく、ベルクソンの翻訳だけだ。

価格は電子書籍の方が若干安い場合が多く、スペースの問題を解決してくれる。しかし、物理的なスペースを占めない電子書籍は、存在そのものを忘れてしまうことがあり、本棚に並べた、あるいは床に積んだ書籍よりも取り出しやすさ、人間の脳に対する反応の面で明らかに劣っている。

ということで、困ったことにコミック以外は紙の本に回帰しつつある。1ヶ月で20cmから30cmの本の山を築いてしまう現状はなんとかしないと。




木曜日, 11月 26, 2020

実用書に「ちから」を持たせるための唯一の方法

20190216 writing

「なりたい」という気持ちと「やりたい」という気持ちはまるで別物。そこをわかってないと、養分にされるだけ。

ここまで読んで来た人ならば、いかにこれらの夢を売るセミナーが滑稽な事かわかるだろう。「なりたい」を肴にして、いくら他人に技術を教えようが「やりたい」だけは絶対に他人に習得させる事はできない。これは純然たる事実だ。

実用書の界隈に長く住んでいると、技術的なことをそつなく解説すれば、「とりあえずこれでいいか」というものは呻吟しなくても作れるようになってくる。しかし、他人の原稿を読んでいて頻繁に思うのは、「熱量」の不足である。「こうすれば、できるよ」という技術の部分は、いくらでもパクれる。そもそもそんなに難しいことはやっていないし、特殊なアイテムを使っているわけでもない。

ただ、「どうしてもこうしたい。なぜなら、この問題を解決したいから」といった「熱量」をパクることはなかなか難しい。「熱量」の高い原稿とそうでない原稿は、目標に向かって一直線に進むことを宿命付けられている実用書のジャンルでも、大きな違いが出てくる。そして、その「熱量」は他人が与えることはできず、自分で得るしかないのだ。

あなたは尾田栄一郎になりたいですか

もうひとつ、関連してよく考えるべきなのは、「ワンピース」作者の尾田栄一郎のくだりだ。「あなたは、尾田栄一郎になりたいですか」という問いは、大変重い。使い切れないようなお金を稼いだ上で、1日21時間労働を毎日続けたいのであれば、尾田栄一郎を目指すといいだろう。もし、イケハヤになりたいのであれば、イケハヤの働き方や考え方を真似ればいい。尾田栄一郎は無理でも、イケハヤの劣化コピーにはなれるかもしれない。

このとき、尾田栄一郎やイケハヤの得たものだけ見てはいけない。使い切れないような資産や楽をして(?)田舎暮らしという得たものだけではなく、毎日午前2時に寝て午前5時に起きる労働環境や、炎上商法で煽ったり売上を利益に見せかけたりするやり方も含めて、真似をしたいのかをよく考えるべきだろう。

1日21時間労働が嫌なら、あなたは尾田栄一郎にはなれない(別の方法で尾田栄一郎のように稼ぐことはできるかもしれない)。情弱を釣りまくって、ネットのあちこちで悪口を言われるような問題手法を実行し続けられないなら、あなたはイケハヤにはなれない。

投資で稼ぐためにいちばん重要なこと

また、cis氏の話も紹介されているが、ここからわかることは「投資で稼ぐには、投資で稼ぐことが好きでなければならない」ということだ。何を決まりきったことをと思うかもしれないが、投資はあまり好きではないが、仕方なく投資を行っている人が世の中には非常に多い。

職業投資家以外の投資家は、投資で稼いで大金を使いたい、または大金を貯めたいと考えている。つまり、投資の目的は消費や蓄財なのである。これでは、途中で挫折してしまう。本当に大金を得たいのであれば、投資で稼ぐことを第一目標にすべきだ。「大金を得たいから、投資をする」のではなく、「投資で稼ぎたいから、投資をする」と考えて、得られたお金の金額には頓着しないようにならないと、本当に投資でうまく稼ぎ続けることは難しいだろう。

投資を始める、ほぼすべての人は「お金を増やしたい」という欲望が最初にあるので、だいたい欲に目がくらんで失敗する。「投資という行為を極めたい」と考えれば、失敗しないだろう(成功するとは言ってないので注意)。


月曜日, 4月 06, 2020

Kindleを本の墓場にしないための方法



背表紙の見える本棚は偉大である。書名や著者名を見る者にリマインドしてくれる。ただ、物理的な制約は大きな問題である。本は重くかさばるので、たくさん買う人間にとっては、置き場所は貯金の金額より重大だ。

そのためもあって、電子書籍で済ませる人が増えてきつつあるが、実は見逃せない問題がある。Kindleで電子書籍を買っていると、どの本を買ったのか、全くわからなくなってしまうのだ。紙の本のように物理的なスペースを占めないので、本棚の前に立ってその本の存在を思い出す、というようなきっかけがないのである。

連載中のコミックだと、最新刊を読んでから続刊が出るまで数ヶ月、下手をすると1年以上経ってしまうことがあるが、その間にその本のことを忘れてしまうことがある。Amazonにアクセスすれば、新刊が出た時にリコメンドされることはあるが、完全ではない。著者のページをフォローしておけば、気づく確率は上がるが、これも必ず気づくとは限らない。多くの著者をフォローすれば、どうしても漏れが出てくる。

専用端末のKindleは画面が小さく、動作も遅いので、購入済みのKindle本を一覧するのには向かない。アカウントページから「コンテンツと端末の管理」→「コンテンツ」画面で確認するのがいいが、書名が文字で書いてあるだけなので、いまひとつだ。

で、気づいたのがKindle Cloud Reader。ブラウザで購入済みの本の表紙を一覧表示できる。これは大変便利だ。「黒沢」や「インベスターZ」など、ある程度買い揃えていたことを完全に忘れていた本のことをこの画面で思い出せた。

ただ、もう読むことのない本をこの画面で非表示にすることはできないし、この画面からKindle Unlimitedの本の利用を終了するなどの操作も不可能だ。コレクションもこの画面には反映されない。あまりメンテナンスされていないのかもしれない。そこは大変残念だが、一覧表示のスクロールは非常に高速なので、それなりに使える。

これを見て存在を思い出した本は、「これから読む本」などというコレクションを作成して登録し、Kindleで引っ張り出せばいいだろう。

ちなみに、Cloud Readerのヘルプには、コミックしか読めないと書いてあるが、これは間違いだ。

Kindle Cloud Readerについて

Kindle Cloud Readerを使用すると、ウェブブラウザでKindle本を読むことができます。Kindle端末やKindle無料アプリをお持ちでない場合は、Kindle Cloud Readerをご利用ください。 ...
注: Kindle Cloud Readerでは、マンガのみを読むことができます。その他のKindle本を読むには、Kindle無料アプリをダウンロードするか、Kindle端末をご利用ください。




木曜日, 3月 12, 2020

鈴木祐『ヤバい集中力』にヤバい誤りがある!?

ヤバい集中力 1日ブッ通しでアタマが冴えわたる神ライフハック45
鈴木 祐
SBクリエイティブ
売り上げランキング: 1,556

鈴木祐氏は、メンタリストDaiGoのブレーンとして有名な人である。昨年の論文誤読問題でちょっと株が下がった感があるが、有能なサイエンスライターであることに間違いはない。

鈴木祐氏は単著もあるのだが、先日購入した『ヤバい集中力』(鈴木祐著、SBクリエイティブ刊)をとてもためになるなあと思いつつ、パラパラめくっていて、ふと以下の点が目に止まった。体を動かすことが脳に対する休憩になるということで、「アクティブレスト」について解説したくだりだ。
たとえば学生を対象にした実験では、最大心拍数の約30%という負荷で10分の運動を行っただけでも被験者の脳機能が改善し、認知テストの結果では集中力と記憶力に有意な向上が見られています。(P237、初版第2刷)
参照元として挙げられているのは「Rapid stimulation of human dentate gyrus function with acute mild exercise」という論文だ。有名な論文らしく、タイトルで検索するとAbstractが読める

ここを読んでまず「?」と思ったのは、「最大心拍数の約30%という負荷」の部分だ。ワシはバリバリの中年オヤジなので、普段は60〜80くらい、先日熱を出して120に心拍が上がると不安になってくる。たとえば、階段を駆け上がって150になったら、結構死にそうな感じになりそうだ。最大心拍数が150として約30%だと45しかない。45を普段の心拍に足すのだろうか。そこの計算がよくわからない。で、元の文献をちょっと探してみることにした。

この本の末尾には、参考文献がたくさん挙げてあって、著者が多くの文献を参考にしてこの本を書いたのだろうと思えた。それはいいのだけど、なぜか文献ページの紙が濃いグレーで、文字がやや読みづらい。文献ページが色付きになっている本は、学術書ではあまりないと思う。ここも「?」と感じた点。

さらに、文献ページのスペースの使い方があり得ないほどバラついている。寝ていないとダメな数字が立っている箇所が1つあるのはご愛敬としても、スペースのバラつきは編集者が見落とすのは考えにくい。もしかすると、編集者はここを読んでいないのかもしれない。まあ、読者もほとんど読まないページなのは確かだが。

閑話休題。本題の「最大心拍数の約30%」だが、該当部分をAbstractを引用しておこう。
A single 10-min bout of very light-intensity exercise (30%V˙O2peak) results in rapid enhancement in pattern separation and an increase in functional connectivity between hippocampal DG/CA3 and cortical regions (i.e., parahippocampal, angular, and fusiform gyri).
問題の「V˙O2peak」(正しくは、Vの上にピリオドが来る)だが、日本語訳は「最高酸素摂取量」になるらしい。解説をちょっと調べた限りでは、心拍数と何の関係もないとは言えず、多少は関係あるようだが、「V˙O2peak」は少なくとも心拍数の単位ではない。「最大心拍数の約30%の負荷」ではなく、「最高酸素摂取量の30%程度しか酸素を取り込まないでいい程度の負荷」という意味になりそうだ。

医学・生理学はまったく素人なので、正しい解釈をしているかどうかは正直わからないが、鈴木祐氏の解釈は不正確である可能性が高いと思った。


水曜日, 8月 15, 2018

Kindle Oasisのバッテリー付きカバーはとっくに廃番

Kindle oasis Kindle・Fire用アクセサリ 通販 | Amazon
https://goo.gl/a9dD5w

Kindle Oasisを充電しようとして、「そういやバッテリー付きのカバーがあったな。あれ、今いくらだろ」と思って調べてみたら、ヒットしない。???と思って検索したら、Oasis第2世代からは仕様が変わって、カバーからの充電ができなくなっていた。しかも、自分の持っているのは第2世代だった。_| ̄|○

木曜日, 7月 19, 2018

読んだ本をどうするか

Bookshelf

「物理的な本を置いとかなくても、そこから得たモノはすべて自分の身になってる」という自信があるからです。

モノが捨てられないのは心の問題 - Chikirinの日記
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20180705

一時期は、(物理的な)紙の本よりも電子書籍(電書)の方がいいんじゃないかと思って、電書があれば電書を必ず買うようになっていたが、最近はジャンルによっては紙の本を買うことも多い。コミックは全部電書だけど。紙の本には、どうしても電書にはないアピール感があって、手触りとともに記憶に残る部分がある。雑誌はタブレットに全部移行してもそれほど困らないが、書籍はありえない。

それはともかく、紙の本はなくても、得たものは全部自分の身になっていると言い切れるのはすごい。ワシなんか、全然身についていない。読んだ後、読みっぱなしだからだろうね。読んだ本について考えたことを全部何かに書いておけば、すごく身につくと思う。大昔はそれに近いことをしていたから、多少は身についたのだろうが、最近15年くらいはどうにもならない。早く、読んだ本について何か書けるような、そんな生活に戻りたいものだ。

月曜日, 7月 16, 2018

作品はいらないから、商品を作ってくれ

コスプレ

『濃い作品はいいから、商品をいっぱい作ってくれ。作品はいらないから、商品を作ってくれ』と言われたこともある。ふざけんな! と思うんだけど、割と今そうなっている

https://www.oricon.co.jp/news/2113125/full/

ラノベにしたって、アニメにしたって、漫画だってそうだけど、作家性の重要なものはきっと作品と商品の間で揺れ動くところが難しいんだろうと思う。ただ、それは実用書でも実は同じじゃないかと思う。どこで一本筋を通すか。書籍でもムックでも同じ。雑誌の特集にも共通するのではないかなあ。まあ、さすがにWeb記事はそこまでではないかもしれないが。

“作品と商品”の違いについて「物を作っている中で、僕らは子どもや若い人に向けて、アニメを観ている時だけは自分がこうなったらいいみたいな、夢のキャラクターを作るのがこの仕事だと言っていた。ただし、ひとつだけ哲学を入れろと。つまり、これが(哲学が)ないとただの商品」と力を込める。

「哲学」がないと、単なる商品でしかない。しかも、それはそんなに売れないだろう。「哲学」を込めたところで売れるとは限らないが、「哲学」なしでは他の条件が良くても5割も売れない。そんな時代になってきたと感じる。

水曜日, 6月 13, 2018

収入をKDPに頼るとき、唯一不安を感じることは

ITmediaITmediaより

Kindle Unlimitedは読まれたページ数に応じて収益が分配される方式で

YouTuberの職業としてのもっとも問題だと思うのは、YouTubeの胸先三寸で収入も将来も決まってしまうことだ。ルールはYouTubeが決めて、YouTuberはそれをひっくり返すことはできない。電子書籍は、さすがにプラットホームはAmazonだけではないにしても、収益力(儲かるかどうか)はやはりAmazonかダントツだろう。その中でも、うまく利用すれば稼げるのがKDPだとのこと。コミックは、制作には時間がかかるが、読むスピードは圧倒的に文字中心の本より速いので、Kindle Unlimited向けだろう。現状の分配率なら、漫画家はどんどんKDPに作品を出して、売れるかどうかを試してみる価値がある。

ただ、いつまで現状が続くのかについては、個人的には若干懐疑的だ。というのは、AmazonがKindle Unlimitedの収益をコミックに重点的に配分している現状を「よろしくない」と判断すれば、例えば文字中心の作品ももっと充実させたいと考えれば、あまり売れないコミックへの配分は切り下げて、報酬を1桁安くし、原資の分配比率を変更するなどの方法を採るかもしれない。そのとき、「じゃあ、別の電子書店に出します」と言えないのが、KDP、特にKindle Unlimitedへの依存の怖さだろう。なぜなら、別の電子書店はKindle Unlimitedの類似サービス(月額サブスクリプションの読み放題サービス)を提供していないからだ。そして、KDPでKindle Unlimitedに出そうかと考えている漫画家は、すでにAmazon以外の電子書店には作品を単体販売で提供済みだろうから、純粋にKindle Unlimitedからの収入が減ってしまうことになる。

だからと言って、後戻りはできない……というのが、出版業界の現状だろう。じっと耐えて餓死するのを待つのか、あちこち歩き回った上で野垂れ死にするのか、どっちを選ぶのかはそれぞれの判断次第。個人的には、マスにリーチする本の数は、もっと少なくなるのが(残念ながら)正しい方向だと思う。そして、業界全体がサイズダウンしていくのが、ありそうな方向性だろう。ただし、それは「紙に印刷して書店に本を並べる」という従来の書籍・雑誌にのみ言えることであり、コンテンツそのものは今後もずっと需要が続く。ネットに繋ぐユーザー全員がゲームばかりしているわけではなく、またYahoo!ニュースしか見ないわけでもない。我々制作側に立つ人間ができることは、まだある。まだ読者に届けるべき情報はある。そう信じて、作り続けたい。

(追記)
たくさん売れないと、誰もコンテンツを作り続けられない。そんな状況はむしろ終わるべきで、もちろん流行作家がいてもいいし、バカ売れする本があったらそれでいいけど、そうじゃない人も生きていける業界に変わっていくべきだと思う。

月曜日, 4月 02, 2018

物書堂の辞書が安い!


物書堂 新学期・新生活応援セール実施中!

何割か安くなっているので、思わず10数冊まとめてお買い上げ。小学館大独和もうっかり買ってしまった。いくら使ったのかな…。ちなみに、大辞林とか大辞泉、漢辞海、漢字典は前から持ってた。



木曜日, 3月 15, 2018

電子ペーパーも600ppiの世界になる?



ニュース&イベント : ニュースリリース | 株式会社ジャパンディスプレイ

電子ペーパー向けバックプレーンに、当社が液晶で培ったLTPSバックプレーン技術を用いることで、高精細画像の駆動に必要な回路を形成し、スマートフォンのハイエンドモデル同等の高精細400ppiを実現したことに加え、広告ポスターの画質相当の高精細600ppiについても開発に成功しました。

手元で見るのに600ppiはオーバースペックだと思うが、用途が広がることはいいことだろう。カラー化と一般のタブレットへの採用が進めばいいが、たぶんダメだろうなあ。

日曜日, 4月 09, 2017

電子書籍サービスをどう止めるか

> 利用者が伸びずに撤退したサービスは少なくないが、「パンドラの箱が開くのはこれから。今後は大手の撤退もありえる」と桑野弁護士は予想する。

消費者保護の観点から、PDFはいいとして、専用ソフトを使用する電子書籍サービスはまず認可制にすべき。また、撤退時にDRMを解除して他の電子書籍端末でも読めるようにすべき…という意見が通るわけはないから、標準的なフォーマット(epubってDRMがかかる?不勉強だな…)に変換するツールを提供、購入した書籍が少なくともパソコンやスマホでは読めるようにする。専用端末はもう仕方ない。

あなたの電子書籍が読めなくなる日 | プレジデントオンライン | PRESIDENT Online
http://president.jp/articles/-/21703

火曜日, 1月 31, 2017

万年筆本はどうあるべきか

Kenichi Moritani Mon, 30 Jan 2017 18:46:27 GMT - Google+ - Public
> 店頭で色々なペン先を試し書きをさせてもらっていると、やはり、 MやBは書いていても気持ちがいい。たっぷりとインクが出て紙の上をペン先かことの他スムーズに進んでいく。

たぶん、そうだろうなあ。それにしても、万年筆のムックはカタログが多くて、実用記事が少ないのが気になる。趣味性が高いからだろうか。まあ、パソコンやスマホとは比べものにならないが。

美しい細字を書きたい」. パイロット. カスタム743 フォルカン. パイロット カスタム743 フォルカン. ■ 3万円以上の万年筆を買う時、なぜか中字や太字を選んでいる 自分の持っている万年筆を改めて見てみると、明らかに一つの傾向があることに気づいた。それは、ペン先がM(中字)やB(太字)ばかりだということ。ただ、MやBが ...


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木曜日, 1月 26, 2017

ビジネス書を読んだあと、本当に変わるには

Kenichi Moritani Wed, 25 Jan 2017 17:03:54 GMT - Google+ - Public
> 大切なことは、プロフェッショナルが書いた本や雑誌記事、ウェブジャーナルやメールマガジンを読んだとき、「いま、自分は、日々の仕事の中で、このプロフェッショナルの、この智恵を掴もう」という課題意識を明確に持つことである。

ビジネス書をたくさん読んでも、必ずしも仕事が出来るようにはならない。結局のところ、いくらいいことを聞いても、実践できなければ何の意味もないわけだ。実践するためにはどうするか。自分のシーンに引き寄せて読む、考える。ひとつでもすぐに実践する。


ここまで3回の連載では、「仕事の技法」の根幹にある「深層対話の技法」や「深層対話力」の大切さとその実践方法について述べてきた。今回は、深層対話の技法を身につけるための、この連載の「実践的な読み方」について語ろう。


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水曜日, 1月 25, 2017

「ど根性ガエルの娘」がやばい

Kenichi Moritani Wed, 25 Jan 2017 13:11:35 GMT - Google+ - Public
こらあかん。(いろんな意味で)

ど根性ガエルの娘 第15話
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木曜日, 10月 01, 2009

Appleが出版業界を救う


いよいよ米アップルのタブレット型Macの情報が漏れ出てきた。中身はどうやらiPhone OSみたいだ。出版社と交渉しているようなので、iTunes Storeで本のデータを販売するというスタイルになりそうな雰囲気だ。

国内では、取次を巻き込まないと、間違いなく取次が強く抵抗して、出版業界全体が沈んでしまう。ただ、取次をうまく巻き込めれば、何とかなるかもしれないが、ジョブズの考えるビジネスとは違うだろう。英語圏が先行され、日本などは何年も後回しにされる可能性が高い。面倒な話だ。

火曜日, 6月 16, 2009

「白痴」のアグラーヤはツンデレ



ドストエフスキーの「白痴」を読んでいるのだが、アグラーヤがいかにもツンデレっぽい。ちょっとググってみたら、いろんな人が書いていてワロた。ナスターシャもツンデレだということだが、デレが今ひとつ魅力的でない。引用は新潮文庫の上巻、末尾あたり。

アグラーヤからレフ・ニコラエヴィチ公爵への手紙をリザヴェータ夫人が読み上げさせる。
「レフ・ニコラエヴィチ公爵! あのようなことがあった後で、もしあなたがあたくしどもの別荘を訪ねて、あたくしをびっくりさせようとお考えでしたら、どうぞご心配なく。あたくしは、あなたを大喜びする仲間に入りませんから。
アグラーヤ・エパンチナ」
振られたと思った公爵。そこに、リザヴェータ夫人が追い打ちをかける。
「あの娘にはあなたのような道化役者が要るんですよ、長いこと会わなかったものだから、それであなたを呼んでいるんですよ! あの娘がこれからあなたをとっちめるのが、私もうれしいんですよ、うれしいんですよ! あなたなんかそれがお似合いなのよ。それに、あの娘はそれくらいできますからね。ええ、できますとも!」
ついていけない(笑)

木曜日, 6月 04, 2009

「CrunchPad」はAppleが作るべきだ


これこそAppleが作るべき製品だと思った。電子書籍用にもなるし、WebもOK(何でもPCと同じとは思えないが)。指先での操作には対応しているようだが、マルチタッチは無理っぽい。見た目はいいが、操作性で問題を抱えているかもしれない。もっと問題になるのはコンテンツ供給面だ。iTunes Storeを使えれば、とてつもない可能性が出てくる。

月曜日, 6月 01, 2009

雑誌や新聞の凋落を防ぐには電子化しかない



タイトルは煽りです。「Business Media 誠」から。

 ただ、それは雑誌や新聞が面白くないからではない。単純にかさばるのが嫌だからだ。最近は危険物対策で駅や街角からゴミ箱が減っているので、自 然、雑誌は自宅に持ち帰ることになる。そうなると資源ゴミとして捨てるために、紙袋などに詰め込むわけなのだが、この作業が面倒なのだ。

 雑誌ならカバンから出して紙袋に入れるだけ、新聞ならたたんで紙袋に入れるだけなのだが面倒なのだ(ロープで縛らなければならなかったり、紙袋の 容量が足らない時もあったりする)。昔はまとまった情報を得る手段が雑誌や新聞くらいしかなかったが、今ではWebである程度の情報は手軽に入手できるの で、余計その作業が面倒なように感じる。

 個人的には雑誌や新聞を読み終わったら消えてくれるようなサービスがあったら利用したいと思う。日本経済新聞の購読料は月額4384円(朝・夕刊セット)だが、そういうサービスが付いていたら、筆者なら月額1万円でも購読するし、月額2万円だったとしても購読するかもしれない。道に投げ捨てたら5秒で蒸発する新聞とか、食べられる新聞とか誰か作ってくれないだろうか。

 雑誌や新聞はモノとして残せることが利点と言う人もいるが、個人的には逆で、残ることが欠点だと思う。保存しておきたい記事はデジカメで撮っておいて、PCでデータ管理した方が楽だろうし。

私が新聞の購読を止めたときも、同じ理由だった。高すぎるとか、意味がないとか、じゃなくて、単純にかさばって片付けるのが面倒なのだ。一人暮らしでは、たまった新聞を片付けるのは自分しかいない。新聞や段ボール箱などの収集は月一度だ。面倒くさいと思っていたら、すぐに数ヶ月分の新聞が山のようにたまっていく。しかも、折り込み広告は新聞本紙の数倍のかさになる。以前、配達人に「たまったら、朝出しておけば、持って行ってくれる」という約束をしたことがある。その配達人は律儀にやってくれたが、配達人が代わって、約束を守らなくなったので、解約した。ただ、それだけだ。本当は読みたいところもあるが、片付ける時間がなかなか取れないので、我慢している。

最近、産経新聞のiPhone版を時々読む。目が覚めても布団から抜け出したくないときにいい。ただ、ちょっと小さすぎる。画面がもう一回り大きくないと、読みにくい。こう考えれば、iPhoneより少し薄くて、一回り大きいパネル型端末の「iPod panel」みたいなものがあればいいのに…と思う。(写真はAmazonのKindle。iPhoneやiPod touchのようにスクリーン上にキーボードがあれば、もっと素晴らしい端末になるに違いない)


水曜日, 5月 27, 2009

売れるパソコン雑誌を妄想する


「いや、何をしても売れないでしょう」という感じだけど、妄想ですから(笑)。産経新聞の記事には、売れる雑誌を作るためのキーワードがいくつか挙げてある。
  • お得感
  • 新鮮さ
  • 読者目線
お得感を出そうと思えば、まず付録が有効らしい。ただ、編集者にとっては付録で雑誌を売るのはちょっとイヤ。誌面で勝負してないことになるからね。誌面でお得感を出すには、誌面にできるだけ情報を詰め込むのが一般的。とはいえ、ターゲットによっては逆効果。若年層には通用しても、中高年には無理。きれいな写真を使う手もあるけど、パソコンでは絵にならない。

また、付録は編集者にとっても、制作するライターや編プロにとってもきつい。付録の予算は本誌から回されるが、たくさん予算が付いてくることはまずなくて、ページ数が多い割に安いギャラで作らないといけないことが多い。スケジュールは、付録があるからといって楽にはならない。むしろ、印刷・製本の手間が増えるので、厳しくなるのが普通。で、読者が付録に「慣れて」しまったら終わり。

新鮮さは、アイディア次第かなあ。毎号「特別定価」というのは、どこかのパソコン誌がやっていたような気がするけど、効果があったのかは知らない。デザインや構成を頻繁に変えるのは、予算にもスケジュールにもかなり負担がかかるので、よほど頑張らないと無理。人員に余裕があれば、やってもいいかもしれないけど、今時そんな編集部は存在しないか。

読者目線というのは、広告主ではなく、読者に向いているということらしい。パソコン誌の場合はどうなのかな。ちょっと想像がつかない。

で、ここから妄想。
  • 特集1「これを使えばアナタも仕事が100倍速くなる! 厳選ツール100選」
  • 特集2「ハリウッドのセレブ写真にも使用済み! Photoshopならデキる究極のワザ教えます」
  • 特集3「価格.com・楽天市場に載らない優良ショップを見つけに行こう」
  • 付録 Excelの役立つキーバインド(ラミネートしたペラ)
…そんなに代わり映えしないな。修行してきます。

土曜日, 5月 16, 2009

iPhone向けパソコン書を著者個人が販売

米国の話だけど。
iPhone向けの電子書籍は、国内では出版社および出版社と協力関係にある企業が開発 / 販売を手がけるスタイルが一般的。米国では、個人デベロッパとして登録した著者が直接App Storeで販売するケースが増加傾向にあり、紙媒体に比べ歩留まり率も高いことから、今後もiPhoneアプリとして出版されるIT書籍が増えることが 予想される。 iPhoneで読むPython入門書が登場 - IT書籍のアプリ化が進む? | パソコン | マイコミジャーナル から引用
歩留まりというか、利益率はiPhoneアプリの方がいいと思うけど、書籍だと最低ラインが見えやすい。英語で書かれたIT関連書籍は売りやすいからいいよね。国内向けの書籍だと日本語で書かれているというだけで、数はかなり限られてしまうなあ。

ここはメモ帳に変更されます