ラベル net の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル net の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

土曜日, 3月 14, 2026

AIが奪う「満足遅延能力」――dax警告をデジタルライターが実践検証。思考の筋肉は本当に萎縮するのか?


発端:daxさんのXポストが突きつけた警告

テック起業家のdax(@thdxr)が2026年3月、Xに投稿したポストが大きな反響を呼んだ。Likesは6,500超、閲覧数88万超。本文はシンプルだ。

「今日チームにこれを送った。すべての素晴らしいものは、できるだけ長く"満足を遅らせる"能力から生まれる。でも、僕らはその能力を集団的に失いつつある気がする」

添付画像には、daxさんが社内チャットに投稿した長文の内部メモのスクリーンショットが含まれていた。LLM(大規模言語モデル=AIコーディングツール)が開発チームにもたらしている3つの悪影響を指摘するものだ。

1. 価値のない機能を簡単にshipしてしまう

プロンプト一つで新機能がポンとできてしまうため、shipのハードルが下がっている。本来は「この機能に本当の価値があるか」を深く考えるべきなのに、勢い余って「これイケるかも」と勘違いしやすい。daxさんは「プロトタイプは製品思考より大事じゃない。なぜ作るのかを深く理解する時間を取れ」と警告している。

2. リファクタリング(コード改善)の意欲が激減

イテレーション(繰り返し修正)の過程で、設計がズレてハック(一時しのぎ)が必要になることはよくある。だが今はLLMがハックをサクッと直してくれるため、「まあいいか」と放置してしまう。daxさんは「元のデザインを直すべきなのに、LLMがハックを吸収するからリファクタ意欲がゼロになる。絶対に闘え。コードは自分が見つけた時より良くして去れ」と訴えている。

3. クリーンアップ(掃除・改善)をサボりがち

LLMが「次! 次!」と新しい機能へ引っ張るため、既存コードの掃除やプロセス改善が後回しになる。daxさんは「掃除に100倍の価値がある。LLMは次へ進ませようとするが、既存を磨くほうが大事だ」と強調する。

核心:速くなったわけではない

daxさんの最も鋭い指摘は、「一番ヤバいのは、これで速くなったわけじゃないということ。普通のペースなのに悪いクセがついている」という点だ。過去6ヶ月で「ほとんどAI使ってなかった」状態から「些細な変更まで全部AI」にシフトした結果、**delay gratification(満足遅延能力)**が蝕まれている、と。

心理学の古典「マシュマロ実験」――子どもがマシュマロを我慢できると将来の成功率が高い――を想起させる指摘だ。偉大な成果は「今すぐ欲しくない。じっくり待つ」から生まれるのに、AIがその筋肉を弱めている。


この問題はエンジニアだけのものか?

ここでひとつ疑問が浮かぶ。daxさんの警告は開発環境の話だが、これはエンジニアだけに限った問題だろうか。デジタル系のライティングや編集の現場でも、同じことが起きるのではないか。

実際、Claude Co-work(Anthropicのデスクトップ向けAIエージェント)やClaude Opus 4.6を使ってリライト作業をしてみると、人間と同等か、場合によってはそれ以上の文章力がある。出力をチェックしてからマージすれば、良い結果が得られることも多い。

問題は以下の2点に集約される。

  1. 必要なテキストが出てきているかどうか
  2. 文脈に沿った結果が得られているかどうか

現時点では、この2点についてはほぼ問題ない――少なくとも、表面的にはそう見える。

科学的な裏付け:表面は完璧でも、長期で何が起きるか

だが、2025〜2026年の研究を掘り下げると、「表面は完璧に見えても、長期でジワジワ質が低下し、自分の思考力が削られる」パターンが多数報告されている。

  • MIT Media Lab研究(2025):AIでエッセイを書くと脳の神経活動が低下し、記憶想起力が弱まる。「個性・創造性ゼロ」の文章が生まれやすくなる。脳の接続が外部サポート量に比例して低下するというデータが出ている。
  • Wharton研究(2025):AIを使うとアイデアが似たようなものばかりになり、グループで使うと多様性が激減する。
  • Harvard Gazette(2025):AIを「松葉杖」のように使い続けると、批判的思考の萎縮(cognitive atrophy)が起きる。

つまり、今は人間のチェックでカバーできていても、6ヶ月後には「AIなしでは深い文脈把握ができない」状態に陥るリスクがある。daxさんの開発チームへの警告と、まったく同じ構造だ。


2つの問題を切り分ける

ここで問題を整理しよう。AIをワークフローに深く組み込むことで生じる課題は、大きく2つに分けられる。

問題① 作業者の能力が落ちること

これは、直接的には仕事の結果とは関係がない。もちろん能力が落ちれば成果物のクオリティも下がっていくから、能力が落ちてもいいわけではない。だが、出てきている成果物のクオリティが下がってこない限りは、仕事としてはひとまず問題ない。

問題② 「苦しみながら深掘りする時間」をスキップしてしまうこと

こちらのほうが根深い。

たとえばプログラムを書くとき、エラーが出たらAIに「直して」と繰り返す。とりあえず動くコードはできるかもしれないが、短い指示を思考停止で繰り返しているだけでは、本質的な理解は深まらない。


対話型ワークフローという選択肢

では、AIを使いつつも思考力を維持する方法はないのか。

私がブログ記事を書くときのワークフローを例に挙げてみよう。最近、かなりハイペースで長文記事を出しているが、その多くはAIとの共同作業で生まれている。具体的には以下の流れだ。

  1. AIとの対話で内容を深める:まずGrokと話をしながら、さまざまな角度から議論を掘り下げていく。
  2. 対話ログをClaudeに読ませてまとめさせる:深掘りした対話ログを別のAIに渡し、ブログ記事としてまとめさせる。
  3. 手作業で編集する:テキストになった後も、読みながら「ここはダメ」「ここはこう書き換えて」「ここを追加して」と指示を重ねる。

ここで重要なのは、短いテキストを与えていきなり長い記事を書いてもらうことは、まずないということだ。AIと対話――つまり議論をする。AIはさまざまなことを知っているから、こちらが問いかけ、AIが答え、それに対してさらに問いかける。一通りの答えが出るまで、これを何度も繰り返す。

この方法は、AIに丸投げして出てきたものをそのままポストするのに比べれば効率は悪い。だが、そこには自分の考え方や、考えていく道筋がAIとの対話の中で出てきている。

研究が裏付ける「対話型」の有効性

このワークフローは、研究で言う「iterative dialogue(反復対話)」+「brain-first hybrid(人間思考先行型)」に該当する。

  • Anthropic論文(2026):AI支援でmastery(理解度)が17%下がる人は「丸投げ+繰り返しデバッグ」タイプ。逆にmasteryを維持・向上させる人は「概念質問・フォローアップ・説明要求」を重ねながら対話するタイプ。
  • Microsoft研究(2025):「iteration & refinement(反復修正)」がcritical thinking(批判的思考)の努力を2倍に増やし、missing context(文脈欠落)を4倍見抜きやすくする。
  • MIT「Your Brain on ChatGPT」(2025):「AI-first(AIに最初から書かせる)」は脳の神経接続を大幅に低下させるが、「brain-first(自分で考え→AIで磨く)」や「iterative dialogue」ではそのダメージが激減する。

つまり、対話を通じて自分の思考の道筋をAIに渡すスタイルは、丸投げとは雲泥の差がある。


それでも残る「2割のリスク」

ただし、対話型ワークフローでもリスクがゼロになるわけではない。残り2割のジワジワくるリスクを整理しておこう。

1. 一人でゼロから深掘りする筋肉が弱まる

AIが即答してくれる快感に慣れると、一人でゼロからアイデアを練り上げる「苦しみの筋肉」が少しずつ萎縮する。Wharton(2025)の研究では、AI対話でもアイデアの多様性が低下する傾向が確認されている。

2. 均質化(ホモジェナイズ)の罠

複数のAIを組み合わせても、長期的には表現パターンが似てくるという指摘がある。読者が「なんかAIっぽいな」と感じるリスクだ。

3. 暗黙知の深掘りがAI依存にシフトする

自分が本来持っているはずの業界特有の暗黙知――それを引き出すプロセスすらAIに委ねるようになると、本来自分ですべき深掘りがAI依存にシフトしていく。


歴史は繰り返す:ネット→スマホ→AI

実は、こうした話はインターネットが出てきた時にもかなり言われていた。

昔は寝る前といえば、雑誌や書籍の文字を読んでいた。それしかやることがなくて、音楽を聴くか本を読んで寝るしかなかった。

ところがネットが登場すると、本を読む代わりにネットを見るようになった。当時はパソコンだったから、さすがに寝床にまでは持ち込めなかったが(昔はノートPCをベッドの上に固定する機材が売られていた時期もある)。

その後、スマホが出てきてからは、みんな本を読まなくなった。私もあまり読まない。難しいものを読もうとはしているが、紙の本はなかなかハードルが高くて読めない。電子書籍は見ているが、文字中心の本であっても、紙の本は買って満足して積読になっている。

何段階にもわたって、思考の筋力や読書の筋力がどんどん減退しているのは事実だ。

Nicholas Carrの予言とAI第3の波

Nicholas Carrの『The Shallows』(2010年)は、ネットが「深い読書」を「浅いスキミング」に変えていく過程を描いた名著だ。

  • 紙の本:持続注意(sustained attention)で脳の海馬・前頭前野が鍛えられ、深い神経接続が形成される。
  • ネット登場:ハイパーリンクとスキミングにより「深さから浅さへ」シフト。デジタル読書では理解力・記憶保持率が30〜40%低下するというデータがある。
  • スマホ時代:ベッドにまで持ち込まれ、通知による注意の散漫化が加速。スマホが視界に入っているだけで創造性が低下するという研究結果もある。

そして今、AIが第3の波として到来している。

  • MIT Media Lab(2025):LLMでエッセイを書くと、脳の接続が大幅に低下し、4ヶ月後には「自分の文章すら思い出せない」状態になる。
  • Gerlich(2025)、666人調査:AI頻用で批判的思考スコアが有意に低下。原因はcognitive offloading(思考の外注)。
  • Harvard Gazette(2025):AIを松葉杖にすると認知萎縮が起きる。

ネット→スマホ→AIと、まったく同じメカニズムの「思考筋力の減退」が繰り返されている。


多少の落ち込みは避けられない。だが、コントロールは可能だ

AIと対話することで思考力を維持しようとしても、多少落ちてしまうのは避けられないだろう。スマホ時代でさえ、「通知をオフにしている」人でも全体として読書筋力は落ちた。AIも同じで、使用量が多いほど微減は避けられない。

ただし、対話型ワークフローは研究で言う「最強の抵抗型」であり、落ち込み幅は丸投げ型の半分以下に抑えられる。そして意識的に対策すれば、維持あるいは微増も可能だ。

実践的な対策

2025〜2026年の研究から導かれるベストプラクティスをまとめておく。

  • 週1回「AI完全オフ日」を設ける:MIT推奨。一人で手書きドラフトを作るだけで脳の接続が回復する。ブログなら、1記事はAIなしでゼロから書いてみる。
  • メタ認知プロンプトを追加する:対話中に「これをAIなしでどう説明する?」「自分の仮説は何だ?」と自分自身に問いかける。
  • 認知負荷を意図的に増やす(desirable difficulties):AIのまとめを受け取った後、AIなしで一旦自分なりの要約を書き、比較する。
  • AIリテラシーの意識化:「AIはパートナーであり、思考の主導権は自分にある」という意識を常に持つ。

結論:AI時代に適応した「新しい筋肉」を鍛える

読書筋力のように「完全に元に戻す」のは難しいかもしれない。だが、「AI時代に適応した新しい筋肉」が生まれる人もいる。AIをgrowth(成長)のためのツールとして使えば、むしろ賢くなれるという研究結果もある。

大切なのは、AIの便利さに溺れて即時満足に流されるのではなく、「満足を遅らせる能力」を意識的に守り続けることだ。daxさんの警告は、エンジニアだけでなく、文章を書くすべての人に向けられている。

思考の筋肉は、使わなければ萎縮する。AIと対話しながら、その筋肉を鍛え続ける方法を、一人ひとりが見つけていく必要がある。

月曜日, 3月 02, 2026

AIと人間のあいだ――中年フリーランスが本気で考えた5つの論点


はじめに


最近、AIと延々と議論する時間が増えた。仕事で使うだけでなく、ふと思いついた疑問をぶつけ、返ってきた答えにさらに突っ込む。そんなやり取りの中から、いくつかの考えが自分の中で固まってきたので、ここに書き残しておく。


ちなみにこれはAIが勝手に書いた記事ではない。AIとの会話を素材にして、筆者が自分の頭で再構成した文章である。AIに書かせると聞こえはいいが、結局それを「本当に自分の言葉か」と問い直す作業は人間にしかできない。その意味で、この記事そのものが本稿の結論の実践でもある。


月曜日, 3月 30, 2020

レビューから見るオンラインショップの見分け方


オンラインショッピングでは、基本的に手に取って商品を確かめることができず、また支払いと商品の受け取りのタイミングがずれるため、商品の品質と納期に問題が起こりやすい。知っている人にとっては常識だが、知らない人もまだまだたくさんいるオンラインショッピングの常識のごく一部を紹介しておきたい。

最大のポイントは店舗選び

オンラインショッピングで躓かないためには、とにかく店舗選びに注意したい。悪いことを言わないので、初心者はAmazonかヨドバシ・ドット・コムかLohacoで買え、と言いたい。こいつらは本体が大きくて物流がしっかりしているので、変なことになりにくい。ただし、Amazonは「この商品は、Amazon.co.jp が販売、発送します。」と書いてあるものに限る。それ以外は買ってはいけない。「この商品は、(ショップ名)が販売、発送します。」と書かれている商品はマーケットプレイスという仕組みで販売されるもので、お金の流れこそ、顧客→Amazon→ショップ、というようにAmazonを経由するものの、商品がショップから顧客へ直送されるものが多いので、納期や品質をAmazonがコントロールできない。

一方で、初心者が手を出しがちな楽天市場は、かなり上級者向けだ。楽天市場の検索機能ではなく、Googleから検索するなどの工夫が必要になる。Yahoo!ショッピングやキャリアのオンラインモールも上級者向け。初心者は手を出さないほうがいい。

問題のある店舗の例

どうしてもAmazonやヨドバシにない場合、楽天市場などで購入したくなるかもしれないが、まずは店舗のレビューを読もう。半年くらいは遡って星の数を見て、レビューが100件程度ついているうち、星1つが10%程度もあれば十分に怪しい。ただ、意味不明な難癖を付ける人も中にはいるので、星1つのレビューは中身をざっと読んでみる。納期や返品の件で揉めている人が複数いれば、初心者は手を出さないほうがいい。連絡が取れないのは論外だ。質問に対して誠実に返信するのはオンラインショップの基本中の基本だ。できないなら、オンラインでモノを売るのは止めてほしい。

以下、ある店舗のレビューだが、ある程度の規模のショップは、複数のモールに出店していることが多いので、同じ店舗のレビューを見て回ってみよう。まずは、au Wowma。

納期に問題があるだけでなく、連絡が取れないというレビューは致命的。絶対にこういう店舗に関わってはいけない。次は楽天。


納期とキャンセル対応が問題になっているが、もうこれはダメかもわからんね状態。論外。次はYahoo!ショッピング。


レビューがある程度の長文だと、状況が理解しやすくて助かる。納期が全然守られない、モール経由でキャンセルしたら商品を送ってきた、受取拒否したが連絡が取れない、ということで、このショップの存在は忘れた方がいい。

Amazonのショップ情報のチェック方法

Amazonのマーケットプレイスに出店しているショップの場合、次のような情報が表示される。見るべきは右のフィードバックの割合で、「否定的」が10%を超えていたら、初心者は止めておきたい。また、★1つのレビューが並んでいれば、内容をざっと読んでみて判断したい。


ただし、Amazonは基本的にショップに対しては厳しいので、変なことをしていると追い出される。しかも、商品代金の支払いを止めるらしいので、Amazonには逆らえない。そのため、何かあれば、Amazonのカスタマーサポートに連絡すれば、そもそもすぐにキャンセルして返金してもらえる。納期に問題があって連絡が取れない場合は、何も悩むことはない。ただし、すでに商品が届いている場合は、ほかのモール同様、返品はなかなか難しい。


いくらAmazonでも、関わりにならないほうがいいものとしては、上のように住所が支那になっているショップが挙げられる。本当に論外。吉田製作所のようにネタ動画が撮れれば元が取れるのでなければ、一切関わりにならないようにしたい。時間と労力のムダだ。




土曜日, 2月 16, 2019

FAGAに法的規制をかけないと、とんでもないことになる

Image from Gyazo

FACEBOOKからいきなりBANされた件|田口和裕|note

なぜ大声で言う人が目立たないのか不思議で仕方ないのだが、そろそろGAFAには法律で網をかけておかないと拙い。と言っても、いわゆる「規制」ではない。規制は、ネットにはそぐわない。規制は児童ポルノとダウンロード違法化くらいで十分だ。

そうではなくて、「無料(or安価or規約で決まってる)なんだから、何をされてもガタガタ言うな」というユーザー無視の態度を、少なくともGAFAのように潤沢な利益を生み出している企業には改めさせるべきだ、ということ。小さい会社の、できたばかりでユーザーの少ないサービスなら仕方ないが、FacebookだのAmazonだのGoogleだの、世界で有数の時価総額を誇る企業が、ユーザーの生活や仕事に深く入り込んだサービスを莫大な対価を得ながら提供するからには、相応の責任を持ってもらうべきだ、ということ。

特に、特定のユーザーに対してサービスの提供を停止する、ユーザーがアップロードしたデータを削除するなど、重大な結果をもたらすことが予見できる場合、慎重な判断に加えて、理由の説明義務を絶対に課すべきだと思う。説明すれば突っ込まれるので、判断しづらいというのはわかる。であれば、グレーゾーンはすべてOKにして、はっきりNGのみ削除するなど、ユーザーよりの線引をすべきだろう。

「これはビジネスだから」と言うかもしれないが、では鉄道など交通もビジネスだから好きなようにやっていいのか。インフラとして受け入れられてきたら、それなりの規制も受け入れてもらうべきだろう。もし「嫌だから国内から撤退する」といえば、どこかの企業がそのサービスをコピーしてリファインし、国内で提供するだろう。Googleはともかく、FacebookもAmazonも無ければないでいい。誰かが言っていた「タイムマシン経営」(米国で流行しているものを数年遅れで国内に導入する)ができるようになるかもしれないし、悪いことばかりではない。

規制対象は、GAFAに加えて、LINE、TwitterなどSNS各社、Microsoftなど大規模なサービスを導入している会社とするのはどうだろうか。

(追記)
簡単に規制をかけたければ、指導に従わない企業への支出を経費として認めなければいいかも。Google Adwordsにいくら払っても経費扱いしてもらえないとなると、Googleにお金を払う人は激減するはず。お金を払わない個人から攻めるのではなく、広告を出したい企業を締め付けるのがコツ…かも。

(追記2)
ネットで申し込めるものは、基本的にネットで解約できるように法律で定めるべき。スマホの通信契約はネット経由でできるくせに、解約はネット経由ではできないのは事業者のまったくのエゴでしかない。Adobe Creative Cloudの年間契約プランとか、WSJ(Wall Street Journal)とか。

水曜日, 1月 23, 2019

ユーザーのネットの体験を改善するには

 

アフィリエイトサービスが増えた結果、アフィリエイト紹介料の高い商品ばかりネット上で目立つようになって、本当に素晴らしい商品や客観的なレビューが見つけにくくなっていると感じています。ユーザにとってはネット上の体験が悪化しています。

アフィリエイトの現状に思う事 | 280blocker

つまり、広告ばかりが増えた結果、知りたい情報、確実な情報にたどりつくのが難しくなった、ということ。このあたり、Googleなどの検索サイトも悪い影響を与えていると知っておくべきだろう。

昔、Yahoo!のディレクトリしかまともな「検索」が存在しなかった頃、そこに掲載されるためには人の目によるチェックをくぐらねばならなかった。しかし、Googleのアルゴリズムがネット全体を席巻し、隅々までインデックス化され、様々な情報が見つけやすくなったとともに、機械的なルールがアクセスを決めるようになった。

最初は優秀だと思った。こんなものまで見つかるのか、と思うこともよくあった。しかし、複雑に組み上げられているとはいえ、人の目を経ないアルゴリズムに順位=収益を決められるようになって、商業主義が一気にGoogleを汚染した。何度もGoogleはアルゴリズムを洗練することによって、汚染された検索順位をきれいにしようとした。直近のアルゴリズム変更はそこそこ効果があったようだが、もしかすると遅すぎたかもしれない。

例えば、運営者個人が独自の視点から集めたニュースサイトは、もうずいぶん前に死滅した。今は、まとめサイトの時代である。パソコン関係も同じだ。Linuxの情報をしっかり書いたサイトより、Excelのtipsをいい加減に書いたサイトのほうがGoogleは好きだ。後者にも存在意義はあるとは思うが。

Amazonはこれに対して、消費者のレビューを重視した。初期は非常に参考になった。しかし、これも汚染されてしまった。業者が複数のアカウントを使って一斉に高評価を与えて、星の数を稼ぐ。一般消費者はそれに騙されて購入してしまう。ただ、最近はさすがにマシになってきたのが救いだ。いわゆるAmazonキャンペーンも一時期はひどく、本などはランキングを金で買える状態が長く続いていた。これも最近はさすがに減ってきたようだ。とはいえ、この手の問題がなくなることは考えにくい。イタチごっこが続くだろう。

どうしたら、ネットはもっと役に立つようになるのだろうか。一つの解決方法として思いついたのが、金で動かない専門家だ。厳密に無償である必要はないが、目の前の金で動くことが長期的に見て損になる、というタイプの仕事の仕方をしている人だ。昔は、こういう人を見つけてくるのが出版業界の存在意義の一つだったが、もはやその力はない。金で動かないのではなく、金を動かす専門家の方が出版業界には必要とされている。きっとWebメディアの方が、金で動かない専門家を探す力に長けているはず。最近ではもうずいぶん減ってしまったが、パソコン関係にもそういった「最後の良心」的なサイトはある。ワシ個人はなかなか関われないが、ぜひとも長く存続してほしい。

日曜日, 12月 02, 2018

アマゾンの落日はいつになるか

20181202 shopping

https://president.jp/articles/-/26773

筆者はいくつかの理由を挙げて、アマゾンは10年以内に失速すると断じる。ひとつ取り上げると、アマゾンでの買い物は「楽しくない」。

わたしたちは、ハンティングのようなスリルを味わうために買い物をする。狙ったものを見つけたときには、脳内物質のドーパミンが出て気持ちよくなる。アマゾンはこうした買い物の副次的な楽しみにはほとんど関心がないようだ。

確かにそうだ。アマゾンでの買い物は、誰もいないだだっ広い原っぱに無数に置いてあるアイテムを片っ端から手に取っている感じだ。孤独で、(ウソの書いてあるレビューを見分けねばならないため)危険で、辛い。アイテム数は多いが、おすすめのアイテムはわからない。リストに最初に上がってくるものが、なぜ最初に上がってくるのかは誰も知らない。商品の欠点は自分で探らないといけない。レビューの問題点は食べログほど深刻ではないが、それは多くの商品のスペックがちゃんと書いてあって、レビューがネットのコメントと大きく乖離しており、一目で問題点がわかるからであり、また、短くて情報量の乏しいレビューを見分けられるからでしかない。

もしプロのライターがちゃんとしたレビューを大量に投稿し、それによって利益が上がる仕組みを構築したショッピングサイトが出てくれば、アマゾンでの買い物は次善の策となるのではないか。ただ、現状では「なんちゃって」レベルの人を含めても、商品について書けるライターが足りているとは思えない。また、アマゾンのレビューの形式が最善ではないだろうし、何か別の形を考える必要があろう。難しいが、それができたとしたら、アマゾンから大きなシェアを奪い、「高いものはアマゾンではなく、◯◯サイトで買う」「通常は◯◯サイトで買うが、なければ仕方ないのでアマゾンで買う」という環境が実現するかもしれない。国内では、ヨドバシが一番近いところにいると思うが、ネットサービスの開発力は未知数だ。

金曜日, 11月 30, 2018

フリーライダーの問題点

パソコンに向かう女性

今の時代、有料でサービスを提供しようだなんて古いです。私は漫画を読むときはブックオフで1巻から最終巻まで立ち読みしますし、お腹が空いたらスーパーの試食を何回も周回して食べます。

http://seiyufan.livedoor.biz/archives/9279996.html

お子様の戯れ言と切って捨てるのは簡単だが、同じ問題をはらむ現象は、実は少なくない。この筑波大生は、ブックオフで1巻から最終巻までコミックを立ち読みできるのは、大半の人が購入しているからであり、彼のようなフリーライダーはごく少数だからお目こぼしに預かっているだけである、ということを意図的に捨象している(あるいは、それに気付かないくらい愚かである)。pha氏が働かずに食べていこうとしていたのも、実は同じ路線の上にある。pha氏が働かずに食べていけるとしたら、それは大半の人が働いてお金を稼いでいるからである。

同時に、「働きたい人が働き、施しを受けていきたい人が施しを受ける」「商品を手元に置きたい人が購入し、不要な人は購入せずに利用する」と言えば、案外悪くない世界だとは思う。これはベーシックインカムにも通じる。

ただ、自分のような人間が増えると社会が成立しない、という振る舞いを続けることには、倫理的な問題がある。これをどう考えるか。

土曜日, 11月 17, 2018

食べログは死んだ(追記済み)

Spagetti 20181117

消費者の前ではアンチテーゼ的存在として振る舞いながら、裏では飲食店からカネを搾り取る──。食べログの業績をそう解釈する業界関係者は少なくない。飲食店側の不信感は募るばかりだが、それでも「食べログの販促サービスを利用しないわけにはいかない」とある飲食店の店主。「そうしないと“表示順”が下げられるんだもの」。

食べログの「課金制度」が飲食店に嫌われる理由

以前、「アマゾンのレビューは死んだ」と書いたが、食べログも実は瀕死の状態だ。なぜか。

レピューは、視点の定まらないレビュアーによって支配されている。特定の地域を重点的に回って、飲食店に対して批判的なレビューを書かないようにすれば、それだけで重視されるような仕組みになっている。点数はずいぶん前からほとんど当てにならず、せいぜい、ぼったくりでないかどうかしかわからない。これならぐるなびの方がマシ、と最近思えてきた。Rettyはまだ役に立つ数には達していないし、医療だけでなく、飲食店選びもネットのゴミ情報に惑わされるようになってきたと言わざるを得ない。

それと別に食べログの問題は、飲食店に通う人に対しては「広告に惑わされず、クチコミで飲食店を選べる」という印象を与えつつ、実際のビジネスモデルとしては飲食店から広告を取っており、広告を出す飲食店に批判的なクチコミは掲載しないのだ。これは残念ながら、サービス利用者に対しては詐欺的行為を行っていると言わざるを得ず、もはや飲食店を選ぶのに食べログを見るのは最初の情報集めの段階ではいいにしても(掲載されている店舗数は多いので、そこは役に立つ)、評価はほとんどアテにならないことを知っておくべきだろう。

アマゾンのレビューが業者によってあらされているのは、アマゾンが対策を正しく施していないのが悪いのだが、アマゾン自身が悪を成しているわけではない。しかし、食べログは食べログ自身の問題だ。ぜひ早く立ち直ってほしい。

金曜日, 3月 23, 2018

楽天市場からのメールを装った迷惑メールに注意

注文していないのに注文内容確認がメールできている - その他(生活・暮らし) | 【OKWAVE】

同じメールがワシのところにも来た。スマホで見ていたので、危うくタップしかけた。実際のメールを入手して、リンクを差し替えただけのようだ。なお、注文したとされている商品の発送先住所は実在するが、おそらく無関係の個人宅だと思われる。画像には一応モザイクをかけたが、ネットにはそのまま掲載されている画像もあった。



火曜日, 3月 20, 2018

報道も第四の権力とか言ってなかったか?

怒るべき時、それは今 絶対的権力は絶対に腐敗する:朝日新聞デジタル
権力は腐敗する。絶対的権力は絶対に腐敗する。
これはまったくそのとおりだろう。で、最近では「報道は第四の権力」という考え方が定説だと思うのだが、新聞社は腐敗しないのかね?


月曜日, 5月 15, 2017

Mastodonはp2pではない

先祖返りしたMastodonと、Webという楽園追放の物語 - 雑種路線でいこう

世間ではp2pといわれるけどMastodon自体は典型的なサーバーだ。昔ながらのクラサバと違うのは他のインスタンスと連携するサーバーだという点だ。

この後、ソースで挙げられているように、Mastodonはトポロジー的にはSMTPと似ている。Mastodonがp2pと言われると、ちょっと違うような。ただ、SMTPなどとは違って、Mastodonでは自由にサーバを立てることができるのがいい。掲示板のCGIがあちこちに出現していた頃のワクワク感を感じないでもないが、それはインスタンスと参加者がもう少し増えていかないと続かないように思える。

May 15, 2017 at 12:45AM

木曜日, 5月 04, 2017

本当に信頼できる医療メディア?

おっ、と思ったら、求人広告だった。

医師が本気になって立ち上げた、本当に信頼できる医療情報メディア「MedicalNote」【ライフハッカーJOB】 | ライフハッカー[日本版]
https://www.lifehacker.jp/2017/05/170503_lifehacker_job.html


May 04, 2017 at 03:46PM

金曜日, 4月 28, 2017

マケプレ終了のお知らせ

マケプレ終了のお知らせ。

【悲報】Amazonマケプレ詐欺騒動、もうめちゃくちゃ:キニ速
http://blog.livedoor.jp/kinisoku/archives/4779841.html

April 28, 2017 at 05:16PM

水曜日, 4月 19, 2017

マストドン

マストドンが来てるが、ワシにどう関係してくるのかがまだわからない。mstdn.jpやpawoo.netなどに登録してみたが、流れてくるトゥートの大半の興味が持てない。たぶん検索して、同じ趣味・趣向の人を見つけないとダメなんだろうね。

ASCII.jp:【定員拡大&会場変更しました】マストドン (Mastodon) がネットを変える可能性を、いま語らずしていつ語らう!|特別企画@プログラミング+
http://ascii.jp/elem/000/001/470/1470487/


April 19, 2017 at 09:17PM

金曜日, 4月 07, 2017

月は自転しない?

中学1年か中学2年の理科で教えた記憶がある。つまり、現場にはそのあたりの知識が欠落した人しかいなかった…のか?



フジテレビ「月は自転しない」で視聴者からツッコミ殺到 「スタッフの確認不足から生じたミス」と謝罪 - ねとらぼ
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1704/06/news130.html

日曜日, 4月 02, 2017

(^_^;)はダメなの?

> (^_^;)や(^_-)-☆といった相手をイラつかせる絵文字

ちょ、そうなの?パソコン通信時代には、よく使ってたんだけど。もちろん相手はよく知っている、そこそこいい年の人だから、そのまま当てはまらないとは思うが…。

稼げる個人メディア(ブログ)終了のお知らせ

個人メディアを仕事にするとか危険すぎる。検索順位が下がったら、もうそれで収入が激減するなんてヤバすぎる。だいたい、個人メディアの運営で身に付くスキルは、個人メディアの運営スキル、多少広げても小規模企業メディアのコンテンツ作成スキルであって、お金を持っている企業のコンテンツ作成の現場にもマネジメントにも関係ないスキルだろう(もしできるとしたら、個人メディアの運営とは関係ないところで身に付いたスキルでは)。YouTuberも同じで、すでに問題になっているように、再生回数に応じた報酬のレートが切り下げられたらアウト、というのはここの記事にも触れられているように、小作人でしかないね。好きだから始めたのならいいけど、儲かるからやり始めたのであれば、何か他のことを考えた方がいいかもね。

火曜日, 2月 21, 2017

Amazonが2段階認証に対応

やっとAmazonも二段階認証に対応。長かった…。


from Public RSS-Feed of Kenichi Moritani. Created with the PIXELMECHANICS 'GPlusRSS-Webtool' at http://gplusrss.com http://ift.tt/2m7KUc6
via IFTTT

月曜日, 1月 23, 2017

価値ある情報が有料の壁の向こうに吸い取られていく

Kenichi Moritani Mon, 23 Jan 2017 10:45:43 GMT - Google+ - Public
こういうサービスは、同じ業界の人間がだいたいのところをざっくり勉強するのにピッタリだと思う。月1000円以上かかるので、一般の人にはあまり勧められないが…。

価値ある情報は、どんどん有料の壁の向こうに逃げつつあるんだよなあ。まあ、有料でも価値のない情報も多いけど。

ASCII倶楽部


from Google+ List of Activities for Collection PUBLIC http://ift.tt/2k7Y6fS
via IFTTT

土曜日, 1月 21, 2017

無料配布のビジネスモデルをどう考えるか

Kenichi Moritani Sat, 21 Jan 2017 13:45:00 GMT - Google+ - Public
イヤこれ、キンコン西野の絵本は完成品だから、「ただでくれ」は「バーカ」でいいし、「ただで仕事しろ」も「バーカ」でいいのだが、無料でイラストを配布しているサイトはたくさんあって、イラストレーターさんの仕事量に影響がないわけがない。カメラマンさんは、デジカメの登場と品質向上により仕事量が少なくなるのは、ある程度、どうしようもないところがある(誰でも高品質が撮れるようになるため)が、イラストは誰でも描けるわけではないので、無料サイトがなくなれば、かなり違うような気がしないでもない。

イラスト制作の市場を壊してしまいたくないが、しかし無料で配布されているイラストなどを日常的かつ合法的に使っているワシらは、どうしたら…。購入したイラストの流用を止めて、いちいち制作してもらうべきなのか。その方向に持って行きつつあるけど、予算の制約がある案件はどうすれば…。うーん。

まとめました。 更新日:1月20日19時10分


from Google+ List of Activities for Collection PUBLIC http://ift.tt/2jj4ZdN
via IFTTT

AI時代の本の読み方