2008年9月12日、急速な経済発展に伴い、価値観もますます多様化してきている中国。中国社会科学院が12日発表した「中国社会の調和と安定に関する研究報告」によると、70%近くの人が「正直者は損をする」と考えていることがわかった。中国青年報が伝えた。この手のニュースは中国がどうこう言うより、日本はどうなのか、自分はどうなのかを考えた方がいい。「家庭生活の快適さと仲の睦まじさ」は、日本では中国より低いだろう。「もっと多く収入を得たい」も中国より低いだろうが、「プライベートの楽しみ」は中国より高いかもしれない。
社 会的価値観については、大多数の人が「家庭生活の快適さと仲の睦まじさを重視している」(91.6%)、「もっと多く収入を得たい」(88.3%)、「個 人の才能を十分に発揮している」(82.1%)、「プライベートの楽しみを追求する」(79.4%)としており、「社会のために大きく貢献したい」と考え る人は77%を占めた。また、3分の1以上の人が名声を求め、4分の1の人が権力を求めていることもわかった。
特に注目すべきなのが、「苦労なくして成功なし」という道徳概念は大多数の人が否定しており、これに同意した人はわずか26.1%。人々が「才能」に対して新たな認識を持っている表れでもあり、享楽主義の傾向が表れている。
「社会のために貢献したい」は中国より低いだろう。名声や権力を追い求める人は少なく、同時に社会正義を求める人も少なく、自分と自分の周囲が充実した生活を送っていればいいと思う人は多いのではないか。
自分の環境も含めて、ちょっと生温いね。ゆでがえるにならなきゃいいけど、たぶんそうなるんだろうなあ。
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