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月曜日, 3月 30, 2020

レビューから見るオンラインショップの見分け方


オンラインショッピングでは、基本的に手に取って商品を確かめることができず、また支払いと商品の受け取りのタイミングがずれるため、商品の品質と納期に問題が起こりやすい。知っている人にとっては常識だが、知らない人もまだまだたくさんいるオンラインショッピングの常識のごく一部を紹介しておきたい。

最大のポイントは店舗選び

オンラインショッピングで躓かないためには、とにかく店舗選びに注意したい。悪いことを言わないので、初心者はAmazonかヨドバシ・ドット・コムかLohacoで買え、と言いたい。こいつらは本体が大きくて物流がしっかりしているので、変なことになりにくい。ただし、Amazonは「この商品は、Amazon.co.jp が販売、発送します。」と書いてあるものに限る。それ以外は買ってはいけない。「この商品は、(ショップ名)が販売、発送します。」と書かれている商品はマーケットプレイスという仕組みで販売されるもので、お金の流れこそ、顧客→Amazon→ショップ、というようにAmazonを経由するものの、商品がショップから顧客へ直送されるものが多いので、納期や品質をAmazonがコントロールできない。

一方で、初心者が手を出しがちな楽天市場は、かなり上級者向けだ。楽天市場の検索機能ではなく、Googleから検索するなどの工夫が必要になる。Yahoo!ショッピングやキャリアのオンラインモールも上級者向け。初心者は手を出さないほうがいい。

問題のある店舗の例

どうしてもAmazonやヨドバシにない場合、楽天市場などで購入したくなるかもしれないが、まずは店舗のレビューを読もう。半年くらいは遡って星の数を見て、レビューが100件程度ついているうち、星1つが10%程度もあれば十分に怪しい。ただ、意味不明な難癖を付ける人も中にはいるので、星1つのレビューは中身をざっと読んでみる。納期や返品の件で揉めている人が複数いれば、初心者は手を出さないほうがいい。連絡が取れないのは論外だ。質問に対して誠実に返信するのはオンラインショップの基本中の基本だ。できないなら、オンラインでモノを売るのは止めてほしい。

以下、ある店舗のレビューだが、ある程度の規模のショップは、複数のモールに出店していることが多いので、同じ店舗のレビューを見て回ってみよう。まずは、au Wowma。

納期に問題があるだけでなく、連絡が取れないというレビューは致命的。絶対にこういう店舗に関わってはいけない。次は楽天。


納期とキャンセル対応が問題になっているが、もうこれはダメかもわからんね状態。論外。次はYahoo!ショッピング。


レビューがある程度の長文だと、状況が理解しやすくて助かる。納期が全然守られない、モール経由でキャンセルしたら商品を送ってきた、受取拒否したが連絡が取れない、ということで、このショップの存在は忘れた方がいい。

Amazonのショップ情報のチェック方法

Amazonのマーケットプレイスに出店しているショップの場合、次のような情報が表示される。見るべきは右のフィードバックの割合で、「否定的」が10%を超えていたら、初心者は止めておきたい。また、★1つのレビューが並んでいれば、内容をざっと読んでみて判断したい。


ただし、Amazonは基本的にショップに対しては厳しいので、変なことをしていると追い出される。しかも、商品代金の支払いを止めるらしいので、Amazonには逆らえない。そのため、何かあれば、Amazonのカスタマーサポートに連絡すれば、そもそもすぐにキャンセルして返金してもらえる。納期に問題があって連絡が取れない場合は、何も悩むことはない。ただし、すでに商品が届いている場合は、ほかのモール同様、返品はなかなか難しい。


いくらAmazonでも、関わりにならないほうがいいものとしては、上のように住所が支那になっているショップが挙げられる。本当に論外。吉田製作所のようにネタ動画が撮れれば元が取れるのでなければ、一切関わりにならないようにしたい。時間と労力のムダだ。




日曜日, 1月 12, 2020

AmazonのVine先取りプログラムメンバーによるレビューに注意

Image from Gyazo

とある食品をアマゾンのおすすめにしたがって買ったのだが、商品が届いてから、その食品が割高であることに気付いた。レビューを見たところ、品物そのものには問題はなさそうだが、ちょっと気になったのが「Vine先取りプログラムメンバーのカスタマーレビュー」がついていることだ。

望ましいレビューを精力的に投稿していると、このメンバーになれると聞く。メンバーになれば、商品を無料で提供されるはず。たいして得だとも思わないが、目当ての人もいるだろう。で、問題はレビュアーではなく、その使い方、使われ方だ。儲かる商品=消費者にとって割高な商品を売るために利用する事業者がいた場合、レビューの「汚染」を進めてしまう可能性が高い。まあ、もうレビューを信じて買うのは「情弱」のすることなのかもしれないが。


木曜日, 3月 14, 2019

Amazonで騙されないようにするには

20190314 shopping

アマゾンでの買い物がますます危険なものになっている。マーケットプレイスで「違う商品が届いた」「そもそも商品が届かない」といった詐欺としか言いようがないものもあるが、最近ではレビューの“汚染”が深刻になっており、低品質な商品を購入してしまう問題が増えているように感じる。

こういった問題を避けるには、どうしたらいいか。以下のページを参考に考えてみた。

Amazon中華レビュー「この商品は最高です!」一般人「おっ評価高いし買ってみよっと」 : IT速報
http://blog.livedoor.jp/itsoku/archives/55015775.html

1.マケプレは使うな

これはすでに述べたとおり、Amazonが発送しない商品は返品が難しく、商品に問題があったときに泣き寝入りになる可能性が高いから。マケプレにしかない商品もたくさんあるので、ものによるとは思うけど。

2.ベストレビュアーは信用するな

自分のよく知っているジャンルの商品で、ベストレビュアーのレビューを読むとわかるが、必ずしもいいことを書いているのがベストレビュアーではない。それだけなら、ベストレビュアーの制度自体への信頼は変わらないが、どこかの国のメーカーがベストレビュアーに直接金銭を渡して評価を依頼していたら、どうだろうか。そのレビュアーの書くレビューは単なる広告でしかない。しかも、内容を誰も担保しない。完全に間違っていても、(Amazonの掲載基準さえクリアすれば)まったく問題にならない。

3.検索上位を信用するな

レビューが汚染されていたら、当然、それに関連する検索結果は信頼できない。

4.危険な商品の購入は止めておけ

MicroSDのように、外見からニセ商品だと判断できない商品が大量に並んでいる場合は、安いからといって飛びついてはいけない。マケプレでmicroSDを買うなんて、自殺行為だろう。

5.レビューは「F」が正義

54 (前略)5が65%で4が20%、3が10%であと2,1ぐらいが一番安心できる

という意見がある。ものにもよるが、家電や雑貨はこのような配分になっていると、いいところと悪いところを知った上で買いやすい。

6.Amazon’s Choiceも信用するな

検索上位と同様、汚染されやすいと考えられる。

7.商品説明やレビューの日本語がおかしいのは地雷

日本語がおかしい場合、まず間違いなく、ショップの担当者が日本人ではない。その場合の危険性については、何も言う必要はなかろう。

また、真偽の程はわからないが、商品に低評価を付けたところ、二度とその商品にレビューできなくなったというコメントもあった。「食べログ」では経験済みだが(レビューを修正しても公開されなくなった)、本当にそうなら、Amazonの客はもはやわれわれ消費者ではなく、販売店である。そうなると、レビューはもう信用できない。

コメントにも、今のAmazonの現状を嘆く人もいる。

58 (前略)前はノーブランドの品でも、ちょっと良さそうと思ったら気軽に買えたのに今は怖くてダメ。どうしてこうなった。

ヘビーユーザーほどそろそろAmazonを見限る動きが(少しずつだが)出てきている。書籍や大手メーカーの製品などは問題ないが、メーカー不詳のアイテムなどはAmazonで買うのは躊躇してしまう。ヨドバシなど国内通販を手がける会社は、このあたりをよく見ておくといい。もしかすると、ここに勝機があるかもしれない。

 

追記

Amazon同様、ユーザーからのレビューやクチコミを受け付けている「価格コム」は、それほど汚染されていないように思える。「食べログ」と運営会社が同じなのに…と思うのだが、「価格コム」にはどうも”主(ぬし)”があちこちのジャンルにいるようだ。その人達が、変なレビューなどには痛烈に批判を行うことで、レビューの汚染を防いでいるのかもしれない。

日曜日, 12月 02, 2018

アマゾンの落日はいつになるか

20181202 shopping

https://president.jp/articles/-/26773

筆者はいくつかの理由を挙げて、アマゾンは10年以内に失速すると断じる。ひとつ取り上げると、アマゾンでの買い物は「楽しくない」。

わたしたちは、ハンティングのようなスリルを味わうために買い物をする。狙ったものを見つけたときには、脳内物質のドーパミンが出て気持ちよくなる。アマゾンはこうした買い物の副次的な楽しみにはほとんど関心がないようだ。

確かにそうだ。アマゾンでの買い物は、誰もいないだだっ広い原っぱに無数に置いてあるアイテムを片っ端から手に取っている感じだ。孤独で、(ウソの書いてあるレビューを見分けねばならないため)危険で、辛い。アイテム数は多いが、おすすめのアイテムはわからない。リストに最初に上がってくるものが、なぜ最初に上がってくるのかは誰も知らない。商品の欠点は自分で探らないといけない。レビューの問題点は食べログほど深刻ではないが、それは多くの商品のスペックがちゃんと書いてあって、レビューがネットのコメントと大きく乖離しており、一目で問題点がわかるからであり、また、短くて情報量の乏しいレビューを見分けられるからでしかない。

もしプロのライターがちゃんとしたレビューを大量に投稿し、それによって利益が上がる仕組みを構築したショッピングサイトが出てくれば、アマゾンでの買い物は次善の策となるのではないか。ただ、現状では「なんちゃって」レベルの人を含めても、商品について書けるライターが足りているとは思えない。また、アマゾンのレビューの形式が最善ではないだろうし、何か別の形を考える必要があろう。難しいが、それができたとしたら、アマゾンから大きなシェアを奪い、「高いものはアマゾンではなく、◯◯サイトで買う」「通常は◯◯サイトで買うが、なければ仕方ないのでアマゾンで買う」という環境が実現するかもしれない。国内では、ヨドバシが一番近いところにいると思うが、ネットサービスの開発力は未知数だ。

金曜日, 6月 22, 2018

Amazon(のレビュー)は死んだ

アマゾン

レビュアーたちは現金と引き換えに、星5つの評価を付けるよう依頼されている。悪いレビューがあったとしても、良いレビューと比べて見つけるのは難しい。

https://www.buzzfeed.com/jp/nicolenguyen/amazon-fake-review-problem-1

悪貨は良貨を駆逐する。Amazonのレビューは、すでに業者によってかなり汚染が進んでいる。特に、それほど高くない文具や電子機器、その周辺製品については件数が多く、しかも見極めが難しいという点で深刻だ。幸いなことに、ワシの参考にしたいパソコン関連機器や高価な文具、書籍については、悪質な広告レビューは少ないか、あるいは一読して問題のあるレビューだとわかる。しかし、この状態が続くようであれば、Amazonの初心者向けの本に「レビューは参考にしない方がいい。特に5つ星は」と書かざるを得ない(もう書いたかもしれない)。レビュー1つのアカウントは信頼するな、というのはすでに常識だろうが、じゃあ優秀なレビュアーであれば信頼できるのかと言われれば、もはや懐疑的にならざるを得ない。YouTuberのレビューの方が最初から眉唾で見るから(視聴数を増やすために何をするかわからないから)騙されにくいかもしれず、まだマシかも。

ワシ的には「誰が書いたのか」が評価基準になる世界は、今ひとつ住み心地が良くないのだが、しかしAmazonのレビューに関しては「誰が書いたのか」をどうしても評価基準の一つに挙げねばならないだろう。となると、無名の人がたまたま購入した製品の出来がいいので褒めたとしても、何の意味も持たなくなり、レビュー欄は「プロのライターの方ですか?」というくらい頻繁にレビューを投稿している人と、あとは悪質な広告レビューだけになろう。そのうち、レビュー欄を表示しない機能を持った、Chromeの拡張機能が出てきてもおかしくない。そこまでいかなくても、炎上しているレビュー以外は見る必要がない、という時代になるかもしれない。

「知り合いが買ったものの評価しか信頼できない」という時代に戻るのかなあ。

ここはメモ帳に変更されます