Saturday, March 24, 2018

日本が現金払い主義から抜け出せない理由は何か



日本が現金払い主義からまるで脱せない理由 | 家計・貯金 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

現在、日本企業の製造現場はミリ単位の合理化を延々と続けているが、その一方で経理などのバックヤードは、相変わらず昭和時代の非効率なビジネススタイルを守っている。給与の支払いや取引先への支払い、海外送金をはじめとして、仕事のスタイルそのものを変えていこうとしない。

海外との競争にさらされる製造の現場などでは、合理化した上で、特化したものづくりにいそしんでいる反面、バックヤードは旧態依然としたやり方が定着しており、デジタル化は遅々として進まない。だいたい、いつまで領収書を紙で精算させるんだよ。100年くらいやり方が変わってないだろ。バカか。なぜ領収書を電子化して、暗号化して改竄不能な情報をスマホで読み取らせて、経理にそのまま送れるデータにしないのか。経理の補助を仕事としている奴らが、自分の仕事がなくなるのが嫌さに邪魔してるんじゃないかと思ってしまう。

なぜ現金払い主義がここまではびこったままなのか、記事ではATM利用手数料が銀行の収入のうち、少なくない割合を占めていることを理由のひとつとして挙げている。つまり、ATM網を維持するには、時間外や提携機関からATMでお金を引き出してくれる人が必要だとのこと。これはわかる話だが、その状態に安住するのはよくない。また、コメントでは、他にも理由が挙げられている。いくつか挙げておきたい。

  • ネックはやはり電子マネーの無駄な多さで、金融ではなく交通や小売り企業が主導権を握ってしまった不運
  • 日本が海外に比べて、安全な国である証拠ではないかな。それと、ニセ札も少ない。
  • 日本は交通系電子マネーを導入するときにICカードのほうが高い区間を作ってしまった。ロンドンでは、導入当初からICカードが半額程度に設定された
  • 店側がキャッシュを望むからそれに合わせてしまう。決済デバイスの導入費、維持費、決済手数料を嫌ってる
  • 導入側も多額の投資が必要、規模が無いところでそれをするのは非効率だし、先に述べた交換手段の交換によるポイントなどの付与の停止、そもそもの交換の停止がある以上、現金を超える流動性は担保できる現金にかわる支払い手段は存在しない

振り返ってみれば、出版業界も上ではメディアミックスとか、SNSの積極活用とか、いろいろあるみたいだが、末端のワークフローはビックリするほど変わっていない。この20年で変わったところと言えば、(1)QuarkがInDesignになった、(2)紙ではなくPDFでゲラを送るようになった、くらいだろうか。一部の環境では、(3)編集者が組むようになった、(4)入稿データはオンラインで送付できるようになった、というのが加わるが、(4)はともかく、(3)は進歩とは言いづらい。日々、紙に出力しては、赤ペンを握って、デザイナーと紙でのコミュニケーションを続けている。まあ、フリクションボールの登場は画期的ではあったけど。

このように日本が世界標準から大きく取り残されるのには、日本人独特の思考の癖のようなものが関係しているのかもしれない。「社会全体のためには、今の自分にはちょっと不利だが、こうすべき」「今の自社には若干不利な変更だが、その先で何か取り返す方法を考えたい」「このままでは既存の仕組みは時代遅れになるから、ここは『損して得取れ』で先に進めたい」といった先を見通した考え方を持たないトップが多すぎる。その結果が、古くはガラケー天下をiPhoneで完全に粉砕された過去であり、現在あるものとしては、不便すぎてアーリーアダプターでさえ尻込みしたくなる電子マネー規格の乱立であり、これから出てきそうなQRコードによる決済規格の乱立であろう。内需だけである程度食えるから、新しいことを考えるとババを引くハメになってしまう、というのはわかるのだが、そこは各組織のトップが判断してほしい、あるいは判断すべきところだ。

Friday, March 23, 2018

ルーマニアからログイン?

「不正なログインがブロックされました」というメール - Google アカウント ヘルプ
「不正なログインがブロックされました」というメールが Google から届いた場合は、ご本人からのアクセスかどうかを判断できなかったために、最近 Google がお客様のアカウントへのアクセス操作をブロックしたことを意味します。Google ではお客様のアカウントを保護するために、通常とは異なる場所からのログイン操作など、通常とは異なるログイン操作が検出された場合にメールでお知らせしています。
いつもはまったく使っていないGoogleアカウントから「critical security alert」なるメールが飛んできたので、ちょっと調べてみたら、クラックされかけていた。Gmailとは関連がないアカウントだし、どうでもいいのではあるけれど、踏み台にされると嫌。ログインしてみたら、ルーマニア(!)からログインしようとしたとか。これ、どこかのサービスがクラックされてワシの捨てアカが流れてるな。




楽天市場からのメールを装った迷惑メールに注意

注文していないのに注文内容確認がメールできている - その他(生活・暮らし) | 【OKWAVE】

同じメールがワシのところにも来た。スマホで見ていたので、危うくタップしかけた。実際のメールを入手して、リンクを差し替えただけのようだ。なお、注文したとされている商品の発送先住所は実在するが、おそらく無関係の個人宅だと思われる。画像には一応モザイクをかけたが、ネットにはそのまま掲載されている画像もあった。



Tuesday, March 20, 2018

報道も第四の権力とか言ってなかったか?

怒るべき時、それは今 絶対的権力は絶対に腐敗する:朝日新聞デジタル
権力は腐敗する。絶対的権力は絶対に腐敗する。
これはまったくそのとおりだろう。で、最近では「報道は第四の権力」という考え方が定説だと思うのだが、新聞社は腐敗しないのかね?


Saturday, March 17, 2018

テーマを変更した

テーマを長年使っていたものから、ウォーターマーク→茶色のものに変更した。とりあえず、スクリーンショットを貼っておこう。余談だが、スクリーンショットをスクショと略すのは個人的にはあまり好きではない。画面とか、キャプチャの方が好き。


それから、以前から使っていたIFTTTのアプレットも使用しないことにした。Google+に投稿したら、画像付きで自動投稿してくれていたのだが、Google+の本文をBloggerのタイトルに全文を入れようとするので、途中で途切れてしまう。これを後で修正するのが大変なのだ。実際、これから数時間かけて、昨年末くらいからの投稿を修正していくのだが、徒労感がかなり強い。なので、今後はBloggerにサクッと投稿したものをGoogle+にコメント付きでリンク投稿という、よくあるパターン(ブログに本文投稿→SNSにリンク)で行こうと思う。

ついでに、内容だけど、昔からネットのいろいろなところに実名で投稿する人には、党派性がありそうな話題を全部避ける人も多い。ただ、最近はFacebookを見てても、「あ、この人は右だな」とか「上司をあからさまにけなしてるな」とわかるポストを投稿する人も少なくないので、仕事に直接関係する話題(たとえば会社の話とか)、ごく個人的なこと以外は気にしないでいこうと思う。まあ、どれも毒にも薬にもならないような話ばかりだし。


Bloggerはもうダメなのか?

(再開報)一時的にブログの更新を停止しております WordPressへ移行しました。 | 単刀直入に申しますと

BloggerはGoogle先生の恩恵でいろいろ面倒事が少なく無料で使用できるブログなので申し分ないのですが、Bloggerを更新するために主に利用していたiOS版のBloggerアプリが公開を中止し、その後も復活しない状況です。もちろん他のアプリを使えばいいのかと考えたのですが、以前から気になっていたWordPressへの移行を決断したのです。
スマホからブログに投稿することはほぼないので、スマホアプリがないのはいいのだが、WordPressと比べるとかなりショボい(気がする)。ただ、Googleアカウントをいろいろな場面で使えそうだし、何より面倒なので、動きたくない。だいたい、独自ドメインも割り当ててるし。






オープンライセンスを買ったのにVLSCでプロダクトキーがほとんど表示されない

(2/2)ボリュームライセンスの発行で問題が起きてるらしい - treedown’s Report

プロダクトキーを入手するにはボリュームライセンスコールセンターに電話連絡が必須となる。
せっかく、高いお金を払ってもらってオープンライセンスを更新したのに、表示されるプロダクトキーはWindows Server 2012とか、Win 7とか。役に立たない…。以前はWindows 10とか8.1とかも表示されてたのに…と思ってググってみたところ、電話連絡が必須との情報が。orz






Friday, March 16, 2018

なぜ蜂蜜小梅配列を選んだか…カタカナ語の入力しやすさ

[8x3k] 蜂蜜小梅配列:発音と打鍵が一致する新世代の親指シフト

捨て仮名「ぁ」「ぃ」「ぅ」「ぇ」「ぉ」は、打鍵頻度の低さから小梅配列ではシフト側に押しやられていて、特に外来語の入力で打ちづらさが際立ちます。例えば「ふぁ」は、左シフトの連続でバタバタした打鍵になってしまいますが、蜂蜜小梅配列なら[F]×[J]の1ストローク。左右同時打鍵でスマートに入力できます。
20年ほどJISかな配列(いわゆる、かな入力)を愛用していたが、長音符が右手小指を思い切り伸ばした先に配置されており、「ホームページ」と入力すると必ずミスタイプしていた。また、「ぁぃぅぇぉ」が最上段(4段目)のシフト側に配置されていたため、カタカナ語でよくある「ふぁ」などでかなりバタバタしたタイプになっていた。そこそこ速いのだが、ストレスのたまるタイピングだったと記憶している。

蜂蜜小梅配列に変更してからは、一度覚えてしまえば、「ぁぃぅぇぉ」を含む文字列の入力がかなり楽になった。もちろん、「ぴゃ」「ぎょ」など通常の拗音もそうだ。残念ながら、「ぴゃ」が一度に出てくるとは限らないのだが、これは自分の感覚と蜂蜜小梅配列が完全にはマッチしていないことが理由であって、蜂蜜小梅配列に非はないだろう。感覚のずれは蜂蜜小梅配列をオレ流に変更していくことでしか、なくしていくことはできまい。

せっかくなので、現在、蜂蜜小梅配列を使用中に問題だと思っている点を挙げておこう。ひとつは、タイプアシスト。全然覚えられない。「ませ」「でも」「だけ」などをワシが苦手に感じていないのが理由だ。むしろ、「ただ」「てで」など同一キーを二度叩くときに無シフト+異手シフトとなるのが苦手で(←にがてで、の「てで」でミスタイプした)、入力に失敗することが多い。

それで、「ありません」とか「ございません」とか「ありがとうございます」とかをタイプアシストに割り当ててみたが、これはこれで使わないことがわかった。ATOKの推測候補の方が使いやすい。J+KでEnterにあてたのはヒットで、使用頻度は高い。I+OでEscも悪くないので、ファンクションキーや特殊キーの代わりに使うのが、ワシ的にはいいかもしれない。

(追記)
前にも書いたけど、蜂蜜小梅配列を選んだのに大きな理由はない。まず、Mac向けの利用方法が用意されているもの、という点でハードルがかなり上がる。NICOLA配列向けにはいろいろツールがあったけど、飛鳥配列のページなどを読んでいると、さすがに設計が古すぎるように感じられた。かえであすかは良さそうだったけど、Macで使う方法が見つからなかったと記憶している。作者のページを見比べていると、蜂蜜小梅配列の141Fさんのページがかなりシステマティックで、Yキーは使わないなどの方針にも共感できるところがあったため、「これにしてみるか」と使い始めた。

それにしても、NICOLA配列はエバンジェリストが何人もいらっしゃるのに、その他の配列は作者によっていろいろ。で、NICOLA配列を薦めるページはいろいろあるが、その他の配列は作者によるもの以外はほとんどなく、何より導入方法を書いたページが少なすぎる。これはやるしか。

Thursday, March 15, 2018

郵便物と電話の共通点

「郵便物をすぐ開封して処理できる、電話をかけるのが苦痛じゃない」って才能では?→同意の声や対処法など - Togetter
電話は難易度が高い
確かに。知らない人や会社に電話するのは、いつまで経っても億劫だなあ。問い合わせを専門に受け付けている相手ならまだしも、広報への電話もできればかけたくない(笑)。この業界には実は向いていないのかも。




電子ペーパーも600ppiの世界になる?



ニュース&イベント : ニュースリリース | 株式会社ジャパンディスプレイ

電子ペーパー向けバックプレーンに、当社が液晶で培ったLTPSバックプレーン技術を用いることで、高精細画像の駆動に必要な回路を形成し、スマートフォンのハイエンドモデル同等の高精細400ppiを実現したことに加え、広告ポスターの画質相当の高精細600ppiについても開発に成功しました。

手元で見るのに600ppiはオーバースペックだと思うが、用途が広がることはいいことだろう。カラー化と一般のタブレットへの採用が進めばいいが、たぶんダメだろうなあ。

Tuesday, March 13, 2018

優秀な社員にはそれなりの特権を与えるべき

残業命令を無視して定時で帰るのは「モンスター新人」? ネットで物議「ただ優秀なだけ」

相談者である45歳の中堅社員によると、この部下は入社から半年間、上司の残業命令を「自分の時間を大切にしたい」などの理由で拒否し続けているという。口頭注意をしても「要領が悪い人に、効率が上がるよう指導してはどうか」と言い返し、従う様子は見られない。仕事のやる気がないわけではなく、業務成績は常にトップだが、とにかく残業が嫌いのようだ。
ここで注目すべきは「業務成績は常にトップ」というところだろう。会社は仲良しクラブではないので、成績の悪い人のサポートを成績のいい人がやるのではなく、本来は逆で、成績のいい人のサポートを成績の悪い人にさせるのがいい。コンビニの店員とかウェイトレスとかコールセンターのように、多少成績がよくてもカバーする人が必要ならともかく、営業とか開発とかだと、成績のいい人の効率が上がるように、成績の悪い人が雑用などを引き受けるのが全体にとってもいいと思う。



ただ、業務命令を無視するのは別の問題がある。ちゃんと手順を踏んで処分するべき。まあ、本当に優秀な社員だと、嫌気が差して退職するかもしれないけど。