五十肩で数ヶ月前から、特定の角度に右腕を上げると痛くてたまらない。全く上がらないわけではないのだが、斜め上がきつい。また、タイピングしていると右肩がとてもだるくなってくる。これでは、仕事にならない。
特殊なストレッチをすると、ちょっとだけ楽になるので、それはそれで続けていくとして、タイピングの辛さを緩和するのにスマホを使ってはどうかと思いついた。結果から言って、完全に問題を解決できたとは言えないのだが、ちょっとやってことをメモしておきたい。
スマホのフリック入力というのは、意外とスピードが出る入力方法である。音声入力ほど身体的な負荷がかからないわけではないが、片手でもできるし、動かすところが指先だけなので、肩が痛い人には悪くない。ただし、やりすぎると、必ず親指の腱鞘炎を引き起こすので、そこは要注意だが。
環境は、Mac+iPhone(またはiPad)。他の組み合わせは、別のやり方を採用する必要がある。使用するソフトは、Macが「BetterTouchTools」。有名なユーティリティだ。有償ながら、多くの利用者を抱える。iPhone側は「BTT Remote」。BetterTouchToolsを購入していれば、BTT Remoteは無料で使える。もしBetterTouchToolsを未購入なら、BTT Remoteからライセンスを購入する必要がある(アプリ内購入)。
両方のアプリを準備して、MacとiPhoneを同じネットワークに接続すると、簡単に繋がる。接続の手順は今回は省略し、実際に入力しているところをキャプチャしてYouTubeにアップしてみた。まずはMac側の表示。
入力と入力の間にかなりの時間があるように見えるが、実はその間にiPhoneで入力作業を行っている。今度は、iPhone側の表示。
上下に並べて動画を作ろうと思ったのだが、今一つうまく行かないので(Premiereとか使ったことないし)、とりあえず別々の動画にしてみた。
実際に使ってみた感触としては、文字入力だけなら比較的快適。マウスポインターもiPhoneから自由に移動できるし、キーボードショートカット(Command+Tabなど)も送信可能。ただし、標準以外のキーボードアプリはセキュリティの関係か、選択できないのがちょっとマイナス。
思い立って、動画を撮影した後、YouTubeを検索してみたら紹介動画がいくつも上がっていた。orz ただ、そんなに多くはないか。