Thursday, October 09, 2008

企業は賃金カットによる利益確保を止めよ

こういう話を聞くたびに、どうにかならないものかと思う。
 実際、日本には2110万人のホワイトカラー労働者がいるが、裁量労働制による所得の喪失が、何と20兆円近くにのぼるという計算もある。企業側から見れば「サービス残業天国」で、労働者側から見れば「サービス残業地獄」ということになろうか。

 その結果、過労死ラインといわれる年間3000時間以上働く労働者が、30歳代で4人に1人いるという報告もある。
「サービス残業?何それ、おいしいの?」という業界にいるので、あまりぴんとこないのだけど、現在の状況は一般の労働者にとっては非常に厳しいものだと思われる。何より、サービス残業で浮いたお金が「利益」になってしまうのが、何とも納得できないところだ。人材が集まらないの何のと言う前に、どれだけ人材を大切にしたのか、ちゃんと答えられるか?というところだろう。だいたい、弱い立場の者から搾取して、それが利益の源泉になる状況を誇れるのか?

ちなみに、この話のオチは「サービス残業で企業に搾取されているサラリーマンは、自分の財産を殖やすためにも投資しましょう(そして関連業者に手数料を貢ぎましょう)」となる方に100ペリカ。

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