林信行さんのブログでmixiのOpenID対応が賞賛されていたが、少なくとも現段階では「mixiのOpenID対応」とは「mixiを外部に広げる」以外の意味はない。つまり、mixiの内側にいる人にとっては利便性が向上するものだが、mixiの外側にいる人にとっては何のメリットもない。日本のネットユーザがすべてmixiの内側にいる、ということであれば何の問題もないが、今でも(ほぼ形だけとなっているけど)招待制を採っているmixiの内側がいくら拡大されても、それはネットの中では革新的な流れにはならない。mixiという、たった1つの(しかも、まったく革新的ではない)SNSの内部の充実にしかつながらない。
コミュニティや日記などメインサービスをmixiのIDなしで閲覧できる段階に至らないと、OpenID対応というのは新サービスを作る側(+ごくわずかのユーザ)にしか便利にはならないと思うのだが…。
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