Tuesday, June 16, 2009

「白痴」のアグラーヤはツンデレ



ドストエフスキーの「白痴」を読んでいるのだが、アグラーヤがいかにもツンデレっぽい。ちょっとググってみたら、いろんな人が書いていてワロた。ナスターシャもツンデレだということだが、デレが今ひとつ魅力的でない。引用は新潮文庫の上巻、末尾あたり。

アグラーヤからレフ・ニコラエヴィチ公爵への手紙をリザヴェータ夫人が読み上げさせる。
「レフ・ニコラエヴィチ公爵! あのようなことがあった後で、もしあなたがあたくしどもの別荘を訪ねて、あたくしをびっくりさせようとお考えでしたら、どうぞご心配なく。あたくしは、あなたを大喜びする仲間に入りませんから。
アグラーヤ・エパンチナ」
振られたと思った公爵。そこに、リザヴェータ夫人が追い打ちをかける。
「あの娘にはあなたのような道化役者が要るんですよ、長いこと会わなかったものだから、それであなたを呼んでいるんですよ! あの娘がこれからあなたをとっちめるのが、私もうれしいんですよ、うれしいんですよ! あなたなんかそれがお似合いなのよ。それに、あの娘はそれくらいできますからね。ええ、できますとも!」
ついていけない(笑)

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