レビュアーたちは現金と引き換えに、星5つの評価を付けるよう依頼されている。悪いレビューがあったとしても、良いレビューと比べて見つけるのは難しい。
https://www.buzzfeed.com/jp/nicolenguyen/amazon-fake-review-problem-1
悪貨は良貨を駆逐する。Amazonのレビューは、すでに業者によってかなり汚染が進んでいる。特に、それほど高くない文具や電子機器、その周辺製品については件数が多く、しかも見極めが難しいという点で深刻だ。幸いなことに、ワシの参考にしたいパソコン関連機器や高価な文具、書籍については、悪質な広告レビューは少ないか、あるいは一読して問題のあるレビューだとわかる。しかし、この状態が続くようであれば、Amazonの初心者向けの本に「レビューは参考にしない方がいい。特に5つ星は」と書かざるを得ない(もう書いたかもしれない)。レビュー1つのアカウントは信頼するな、というのはすでに常識だろうが、じゃあ優秀なレビュアーであれば信頼できるのかと言われれば、もはや懐疑的にならざるを得ない。YouTuberのレビューの方が最初から眉唾で見るから(視聴数を増やすために何をするかわからないから)騙されにくいかもしれず、まだマシかも。
ワシ的には「誰が書いたのか」が評価基準になる世界は、今ひとつ住み心地が良くないのだが、しかしAmazonのレビューに関しては「誰が書いたのか」をどうしても評価基準の一つに挙げねばならないだろう。となると、無名の人がたまたま購入した製品の出来がいいので褒めたとしても、何の意味も持たなくなり、レビュー欄は「プロのライターの方ですか?」というくらい頻繁にレビューを投稿している人と、あとは悪質な広告レビューだけになろう。そのうち、レビュー欄を表示しない機能を持った、Chromeの拡張機能が出てきてもおかしくない。そこまでいかなくても、炎上しているレビュー以外は見る必要がない、という時代になるかもしれない。
「知り合いが買ったものの評価しか信頼できない」という時代に戻るのかなあ。
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