さて、腱鞘炎が徐々によくなってきたので(といっても毎日ボルタレンの湿布を貼っているが)、そろそろ手書きでのメモ書きを再開しようかと思っている。いちばん問題となるのがスケジュール管理なのだが、腱鞘炎罹患前は紙のノートに万年筆でバレットジャーナル風に書き込んでいた。ノートのサイズはB5。A5の方がサイズ的には扱いやすいのだが、B5の方がバリエーションが多いので、B5を使っていた。
なぜQUADERNOを買ったのか
忙しさにかまけて医者に行かずにいるうちに腱鞘炎が悪化してきて、文字を書くのが辛くなってきた。左手で書くことも検討したが、とても我慢できる字が書けないので、断念してWorkflowyに移行。いろいろ試行錯誤した結果、バレットジャーナルっぽい、まあまあ使えるシステムを作れた。これはこれで使い勝手はよかった。項目の先送りは簡単に操作できていい(これはこれで別の問題)し、転記しなくても前日のやり残したタスクを確認できるのは悪くない。ただ、ブラウザのタブをいちいち見にいかなくてはいけない。今から考えれば、仮想デスクトップに1枚だけウィンドウを表示しておけばよかったのだが。そこで思い出したのが、「QUADERNO」。ソニーの電子ノートのOEM製品だが、ソニーは法人向け、富士通は個人向けにマーケティングを展開しているので、客がかぶることはなさそうだ。製品価格はほぼ同じ。機能には若干の差異があり、ソニー製品はペンの色で黒・赤が選択できる(通常は青・赤のみ)。富士通製品は「スケジュール」というメニューがある。今回、QUADERNOを購入したのは、このスケジュール機能に惹かれたためだ。
スケジュール機能を使うためだけにQUADERNOを買うべきか
製品が届いて、早速セットアップし、スケジュール機能を使ってみる。YouTubeの動画で紹介されているとおりの動作だが、意外だったのは「スケジュール」ボタンをタップして表示されるのが本体内部の「スケジュール」フォルダである。そこでスケジュールのPDFファイルをタップして初めてスケジュールが表示される。で、ふっと思った。これ、PDFに仕掛けがしてないか。スケジュールのPDFを取り出して調べてみたところ、PDFにリンクが設定してあり、マンスリー、ウィークリー、デイリーの行き来ができるようになっていた。ということは、このPDFをソニーの電子ノートに入れれば、同じ動作になるのではないか?
ビンゴ!ライセンスは調べてみないと分からないので、常用するのはおすすめできないが、ソニー製品を持っている人がスケジュール機能を使うためだけに富士通製品を買い直す必要はないだろう。Acrobat DCを使える環境なら、簡単な操作でリンクは設定できる。ただ、スケジュールを快適に使うには美しくデザインされたPDFが必要。リンクを間違いなく、多くの箇所に設定する必要もあるので、自作のハードルは意外と高い。
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