Wednesday, January 08, 2020

翌日の仕事に差し支えない酒量はどのくらいか

 

健康を気にするなら、安い酒より高い酒?

葉石かおり=エッセイスト・酒ジャーナリスト  吉本さんによると、日本のアルコール摂取の特徴として、大量に飲む人が、全体の飲酒量の多くを占める傾向があるのだという。「上位3割の人が消費されている7割の酒を飲むという報告もあります。少数の人がたくさん飲酒しているということです」(吉本さん) ...
日本アルコール関連問題学会などのアルコール薬物関連の学会は、体内におけるアルコールの分解速度は1時間に4gとして、飲酒したら、運転するまでに「飲酒量(g)÷ 4」時間以上待つように、というガイドラインを出している。
10年前はワインのストックを切らしたことがなかったのだが、二度の痛風発作を体験することになったのと、アルコールの分解にかかる時間が明らかに長くなって、翌日の仕事に悪影響が出ることが増えたため、ほんの嗜み程度にしている。医学的には、まったく飲まない方がいいらしいが、さすがにゼロは厳しい。

では、どのくらいまでにとどめればいいのかが気になるわけだが、翌日に残らない量をちょっと試してみたところ、ビールで500ml缶×2はもうキツいことが分かった。ワイン1/2本も多すぎる。だいたい、ビールなら350ml缶×2は大丈夫そうだ。ワインなら1/3本が限界か。

上の記事に当てはめれば、ビールを5%として

500ml × 5% × 2 / 4 = 10.5(時間)
350ml × 5% × 2 / 4 = 8.75(時間)

つまり、350mlを2缶でとどめておけば、飲み終わってすぐ寝たとして、目覚めたときにはだいたいアルコールが抜けているが、500mlを2缶飲むと朝になっても抜けない。ワインを12%とすれば、

360ml × 12% / 4 = 10.8(時間)
240ml × 12% / 4 = 7.2(時間)

となる。フルボトルの1/3本にとどめるのが、二日酔い防止にはよさそうだ。

ちなみに、最近危険さが取り沙汰されるストロングゼロは9%だ。もしビールのつもりで500mlを2缶飲んだとすると、

500ml × 9% × 2 / 4 = 22.5(時間)

となる。翌日はまったく動けなくてもまったく不思議はない。

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