なんせ、他人様の現金ウン百万円を手にしている。仕事でもこれほど集中しないぞ、というくらい集中して金額を打ち続けた。そして、「合計!!○○万〇〇千と50円!」……「50円!?」
https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/213874/110700092/
お金の計算を手書き+電卓でやっている牧歌的な風景を想像して、微笑ましいと思ってしまった。誰もノートパソコンでExcelのワークシートに入力しようって思わなかったのだろうか。
ちゃんと事務処理として片付けるなら、どうすればよいか。ちょっと考えてみよう。
- 香典の受付時に表書きと芳名帳の名前が一致しているかを確認する
- 香典の受付時に香典袋と芳名帳に同じ通し番号を振る(これで読めない名前を書く人がいても大丈夫)
- 香典の受付時に香典袋の中身の金額と、内袋に記載されている金額が異なっていないかを確認する(省略可)
- 香典の整理作業を始める前に、芳名帳から氏名、住所、故人との続柄・関係、および通し番号をExcelに入力する(香典データベースの作成)
- 香典の整理時に外袋と内袋と中身に分ける際、まず内袋に記載されている金額と入っている金額に差異がないか確認する。差異があれば、 香典データベースに入力する(金額に関するフィールドを「自己申告の金額」と「入っていた金額」に分ける)
- 香典の整理時に外袋と内袋はステープラで留めておく(名前と金額の分離を防ぎ、あとで再確認できるようにする)
- 香典の整理時に金額を香典データベースに入力していく。ここはダブルチェックが望ましい。できれば、同じ情報をもとに別の2人が入力すべき
- あとはExcelに任せて、ローズヒップティーを飲む
厳密にやるなら、もっとやるべきことがありそうだが(もしやるなら、お金も一緒にまとめないようにして、百人以上の香典を個別の透明な袋に入れるとベター)、キモは通し番号を振ることによる「シリアル化」「データベース化」だ。これを最初に行えば、ほとんどの問題は単なる確認作業になる。
遙洋子がいろいろ大変だったのはいいとして、葬儀会社を経営する知人社長なる人が「香典の合計金額は合わないのが当たり前なんです。」と言い切るのは、どうかと思う。小学生にプログラミングを教えることになったようだが、上でワシが考えたことこそコンビューターと付き合うのに必要な考え方を仕事に持ち込むということにつながる。プログラムは順次実行、反復、条件分岐の3つを基本として成立していると言われるが、ぜひデータベース的思考も取りこんでほしい。
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