Wednesday, May 27, 2009

売れるパソコン雑誌を妄想する


「いや、何をしても売れないでしょう」という感じだけど、妄想ですから(笑)。産経新聞の記事には、売れる雑誌を作るためのキーワードがいくつか挙げてある。
  • お得感
  • 新鮮さ
  • 読者目線
お得感を出そうと思えば、まず付録が有効らしい。ただ、編集者にとっては付録で雑誌を売るのはちょっとイヤ。誌面で勝負してないことになるからね。誌面でお得感を出すには、誌面にできるだけ情報を詰め込むのが一般的。とはいえ、ターゲットによっては逆効果。若年層には通用しても、中高年には無理。きれいな写真を使う手もあるけど、パソコンでは絵にならない。

また、付録は編集者にとっても、制作するライターや編プロにとってもきつい。付録の予算は本誌から回されるが、たくさん予算が付いてくることはまずなくて、ページ数が多い割に安いギャラで作らないといけないことが多い。スケジュールは、付録があるからといって楽にはならない。むしろ、印刷・製本の手間が増えるので、厳しくなるのが普通。で、読者が付録に「慣れて」しまったら終わり。

新鮮さは、アイディア次第かなあ。毎号「特別定価」というのは、どこかのパソコン誌がやっていたような気がするけど、効果があったのかは知らない。デザインや構成を頻繁に変えるのは、予算にもスケジュールにもかなり負担がかかるので、よほど頑張らないと無理。人員に余裕があれば、やってもいいかもしれないけど、今時そんな編集部は存在しないか。

読者目線というのは、広告主ではなく、読者に向いているということらしい。パソコン誌の場合はどうなのかな。ちょっと想像がつかない。

で、ここから妄想。
  • 特集1「これを使えばアナタも仕事が100倍速くなる! 厳選ツール100選」
  • 特集2「ハリウッドのセレブ写真にも使用済み! Photoshopならデキる究極のワザ教えます」
  • 特集3「価格.com・楽天市場に載らない優良ショップを見つけに行こう」
  • 付録 Excelの役立つキーバインド(ラミネートしたペラ)
…そんなに代わり映えしないな。修行してきます。

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