Wednesday, May 02, 2018

ESの添削は難しい


ホンネの就活ツッコミ論(48) 読まれるエントリーシートに必要な文章の書き方4原則|石渡嶺司|日経カレッジカフェ | 大学生のためのキャリア支援メディア
学生・原文)
留学先では外国人留学生の友人を作るようになりました。語学も鍛えつつ、歴史的背景の違いを理解するようにしました。勉強以外でも小旅行を楽しむようにしました。その結果、充実した留学生活を送ることができました。 
修正例)
留学先では外国人留学生の友人を作るようにしたのです。語学だけでなく、歴史的背景の違いを理解するようにしました。勉強以外では週末ごとに小旅行に出るようにしたのです。その結果、充実した留学生活を送ることができました。
うーん、修正例の方にも違和感がある。「したのです」が1文挟んで2回出てきているのは、ちょっと稚拙な感じがする。おそらく、文同士の接続がはっきりしていないのが良くないのだと思うので、書き換えてみよう。

留学先では努めて外国人留学生の友人を作るようにすると同時に、語学学習にとどまらず、(これこれに関する)歴史的背景の違いを理解するようにしました。そこで気付いたのは勉強だけが充実した留学生活の必須条件ではないことです。また、小旅行の機会を増やすことで、(どんないいことがあったのかを書く)。
もうちょっとちゃんとやるなら、それぞれの文がどのように主題に絡んでいるのかをあらかじめ考えると良い。ESは時間勝負ではないと思うので、しっかり流れを作れば、大半の読み手にはスッと入る文章が書けるはず。


  1. 留学先では外国人留学生の友人を作った
  2. 語学を鍛えた
  3. 歴史的背景の違いを理解するようにした
  4. 小旅行を楽しんだ
  5. 充実した留学生活を送れた
この5つの文の因果関係をはっきりさせれば、逆に多少つなぎが稚拙でも読んでもらえそうだ。

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