相談者である45歳の中堅社員によると、この部下は入社から半年間、上司の残業命令を「自分の時間を大切にしたい」などの理由で拒否し続けているという。口頭注意をしても「要領が悪い人に、効率が上がるよう指導してはどうか」と言い返し、従う様子は見られない。仕事のやる気がないわけではなく、業務成績は常にトップだが、とにかく残業が嫌いのようだ。ここで注目すべきは「業務成績は常にトップ」というところだろう。会社は仲良しクラブではないので、成績の悪い人のサポートを成績のいい人がやるのではなく、本来は逆で、成績のいい人のサポートを成績の悪い人にさせるのがいい。コンビニの店員とかウェイトレスとかコールセンターのように、多少成績がよくてもカバーする人が必要ならともかく、営業とか開発とかだと、成績のいい人の効率が上がるように、成績の悪い人が雑用などを引き受けるのが全体にとってもいいと思う。
ただ、業務命令を無視するのは別の問題がある。ちゃんと手順を踏んで処分するべき。まあ、本当に優秀な社員だと、嫌気が差して退職するかもしれないけど。
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