仕事環境に続いてプライベート環境もデュアルキーボード化したくなった。デュアルキーボードとは、キーボードを2台横に並べて同時に打鍵・入力する方法で、勝間さんや塩澤先生が実践している。お二人ともPFUのHappy Hacking Keyboardを使っているとのことだ(塩澤先生のは実際に拝見した)。それに感化されて、昨年くらいから仕事環境はデュアルキーボードにしている。先日までちょっとシングルに戻していたのだが、やはりデュアルのほうが楽なので、今はデュアルで入力している。
勝間さんも塩澤先生もNicola配列(いわゆる親指シフト)利用者なので、それなりの工夫は必要で、アプリを入れてみたり、「かえうち」を使ってみたりしていらっしゃる。もし同時打鍵についてあまり考える必要がないローマ字入力なら、かなり簡単に導入できるだろう。なにせ、2枚のキーボードを繋げばいいのだから。
メリットは、腕を伸ばした状態で打鍵できることに尽きる。ハの字にする必要がないので、長時間打鍵する人にとっては腕が楽になるはず。長時間、パソコンに文章を入力する人にとっては、指や腕の使いすぎによる腱鞘炎は大敵だから、キーボード1枚、せいぜい数万円の投資で済むなら、やらない理由がない。デメリットは、もちろん、スペースを取ること。ワシの入力環境は、キーボードの右側にマウス、左側にトラックパッドという変態仕様なので、入力機器を並べると横幅が1m近くになる。
それはともかく、プライベート環境はスペースの問題と、仕事環境ほど長時間打鍵することは稀なので、シングルキーボードで済ませてきた。しかし、このところ、長時間入力したいシーンも増えてきたし、大岡さんのブログにも触発されて、デュアルキーボード環境をもう一つ構築するぞ!と息巻いて、今度はNiZかな♪と思ってAmazonでキーの配列をちらちら見ていたところ、はたと気がついた。
無変換キーが遠いのである。
いや、正確に言うと、英語配列(ASCIIキーボード)には無変換キーなるものは存在しない。Alt+~(チルダ)で切り替えるのが一般的らしい。ワシの入力方式は、MacユーザーながらWindows用のJISキーボードを利用し、変換キーでMacのかなキー、無変換キーでMacの英数キーを代用させている。かなを入力するときは変換キーを押してから、アルファベットを入力するときは無変換キーを押してから入力する。ローマ字入力の人なら、無変換キーを押さなくてもキー入力のあとでファンクションキーを押せばアルファベットに変換できるが、ワシは無理だ。なぜなら、蜂蜜小梅配列ユーザーであるから。蜂蜜小梅配列では、QWERTYでの入力結果と表示されるかなの間には何の関係もない。このあたりは、Nicola配列もJISかな配列も同じで、おそらくかな系配列はすべて同じだろう。
つまり、入力時に無変換キーは必須なのである。もちろん、IMEの設定を変更すればいいのだろうが、このキー配置はJISかな時代からずっとそうなので、今更変更したくない。さらに問題になるのは、記号キーの位置が微妙に日本語配列(JISキーボード)と異なることだ。アットマークやダブルクォーテーション、アステリスクだけでなく、丸括弧も異なる。使っているキーボードをすべて英語配列に変更してしまうのであればいいが、一部だけ、しかも左右で異なる配列のキーボードを並べたとき、すなわち右は日本語配列で左は英語配列、しかも同時に入力して「かえうち」を噛ませたら、何が起こるはワシの頭では想像できない。
ということで、もう1枚も日本語配列でなければならない、という結論にたどり着いた。やはり、HHKBの日本語配列版しかないのだろうか…。キー荷重が重いので、実はあまり使いたくないのだが、静電容量無接点方式のキーボードとなると選択肢は他にない。諦めてポチるか。
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