https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/mag/nc/18/082300067/
「日経クロステック」に有料会員登録したので、「日経コンビュータ」のメルマガも読むことにした。で、目に留まったのが8/30号の「さらば電子メール」という特集(2特)。チャットワークやSlackなど、現在提供されているサービスを表で紹介したあと、各社のチャット活用事例を紹介している。
ざっと読んだ限りでは、電子メールの代わりに活用しているのではなく、Webシステムの代わりの活用例が並んでいるように思えた。ビジネスチャットの本質は、今や2つある。1つはこの特集で触れられているような、チャットボットを使った業務効率化で、ITスキルの低いメンバーに対して情報を入力したり提供したりしやすくする意味合い。
もう1つは、この特集ではほとんど無視されているが、コミュニケーションの効率化。こちらのメリットの方が先にあったと思うのだが、どちらかというとアナログだし、コミュニケーション方法を変えないとあまり意味がないため、実はチャットボットより導入しづらいし、「日経コンビュータ」の記事としても成立しづらいだろう。
ビジネスチャットによるコミュニケーションの効率化にまともに取り組むには、「◯◯さん お疲れ様です」や「■■株式会社●●様 いつもお世話になっております。」から始まり、「よろしくお願いします。」で終わるメールや、関係者全員のメールアドレスがCCにずらずら並んでいるメールが、どれだけコストのかかるコミュニケーション方法なのかを実感していないと、なかなか改善に至らないだろう。
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