パイロットのカスタム743 FA(フォルカン)の扱いに、まだ苦戦している。インクの出方が、どうも気に入らない。「はらい」の最後など力を抜いたときにインクがたくさん出てくる。他のペンでも同じ傾向があるものもあるが、こいつはかなりそれがキツく、たくさん書くと、文字の中に薄い部分と濃い部分が混じって見えてきて、どうにも我慢できない。
ちょっと検索してみたところ、カートリッジを替えたらインクフローが変わるというレビューがあったので、con-40を注文した。あとで気付いたが、そういや今もカートリッジだった…。仕様を見たら、con-70付き…。アホな買い物をしたかも。いやいや、よくそのレビューを読んだら、付属のcon-70よりcon-50(廃番、新しいのはcon-40)とはインクフローが違うらしい。本当にそうなら、ちょっとは違うか。
もしインクフロー云々がレビューどおりでなかったときのために、インクも替えてみることにした。今、こいつに入っているのはペリカンの4001、ブルーブラック。ブルーブラックだから、気になるのかも…。なので、セーラーの「極黒」も注文。こいつは顔料インクだし、表面張力は高いらしいので、文字の見た目がかなり違うようになるはず。もしかしたら、文字の濃淡が気にならなくなるかも。
#万年筆
(追記1)
ってことで、セーラーの「極黒」に変更したら、濃淡は気にならなくなった。FAは「筆みたい」という感想が時々語られるが、本当に筆かと言われれば、違う。ただ、筆のようにペン先のコントロールに集中したくなるペンであることは間違いない。堅いペン先ばかり使っている人には、異質なものに感じられよう。
(追記2)
セーラーの「極黒」を入れていたパイロットのカスタム743だが、インクが頻繁にかすれるので、洗浄してペリカンの4001に入れ直した。濃淡の出方は以前どおりで、今ひとつ気に入らないが、かすれはなくなった。インクフローの問題かなあ。
(追記3)
ペン先の角度を変えると、当然ながら、書いた線の太さなどが変わる。FAの場合、通常よりも右にひねる(ペン先を正面から遠ざける方向)と、カリカリした感じになるとともに、線は細く、かすれにくくなるようだ。ペリカンのM800のFとかだと、ペン先の正面が見えていても問題ないが、FAはいろいろ考えることが多い。工夫の余地が多い、と言うべきか。
明日、アウロラのオプティマ(バーガンディ)にプラチナの#3776(ブルゴーニュ)が届く。前者はかなり期待値高し。とりあえず、ペリカンのブルーブラックを入れてみるか。後者はペン先が乾きにくいのが売りなので、セーラーの「極黒」で。
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