2008/10/27

クリエイティブという仕事の能力は何で決まるか

齊藤孝がこんなことを書いている。
 先日、ある雑誌のグラビアのため、屋外で撮影したときのこと。当初は庭園の雑木林のような場所で撮る予定だったが、閉園時間がきてNGになってしまった。たしかに魅力的な場所ではあったが、入稿の締切りや各人の都合もあるので、日をあらためるわけにもいかない。
 さてどうするのかと思いきや、カメラマン氏の動きは迅速だった。近所のごくふつうの道路脇や、何の変哲もない建物の前、あるいは雑草の中に咲いていた一輪の花の周辺などのポイントを次々と見つけ出しては、「ここで撮りましょう」と私やスタッフに声をかけた。コンセプトをちょっと変え、日常的なイメージで構成することにしたらしい。
クリエイティブと言ってもいろいろあるけれど、素材の「調理方法」をいくつ知っているか、そしてどれだけ適切な「調理方法」を選択できるかは、クリエイティブとしての能力の多寡を決める。齊藤孝はさらに「素手感覚」が大切だと言っているが、これは素材の「味」を適切に判断できるかにつながると思う。何が旨いのかがわからずに素材を「調理」することはできない。

言い換えれば、「どういうものが美しいのか」がわかり、作り方の数を増やし、適切な作り方を選べるようになれば、クリエイティブという仕事ではうまくやっていけるのではないか。
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