2008/09/13

夢を語るのは実は難しい

Yahoo!にも雑誌記事の一部が掲載されるようになった。FPNやAgile Media Networkなどと比べると、非常に読みやすい。本職のライターや記者、文筆家が書いているので、当然と言えば当然だけど。

それはともかく、日本では「夢を語ること」はとても難しいような気がしている。松尾信之氏によれば
一国の首相が国会で「(ボク)かわいそうなんですよ」とグチる幼稚さ。テリー伊藤氏(演出家)が「米国ではマケイン氏やオバマ氏が熱く夢を語っているのに、日本のトップはなんと頼りないのか」とでコメントしていたが(『毎日』2日付)、まったくその通りだ。
アメリカでは政治家が夢を語る。日本では政治家は夢は語らず、日常を語る。財界人の方がまだ夢を語りやすいが、こっちの夢はカネと表裏一体なので、あまりお里が良くない。

じゃあ、自分はと言うと、もうずいぶん前に夢と呼べるものを持つのは止めていた。30年くらい前に、原子炉の青い火を理科の教科書の口絵で見て、大学にはいるくらいまでは少しは夢見ていたかもしれない。その後、数学と物理の才能が決定的に欠けていることがわかったので、早々に放擲したが。

それ以降、夢らしい夢は持った記憶がない。今もない。今の日本は夢を持ちにくい社会なのではないかと思う。せいぜい、「株で大儲けして左うちわで暮らしたい」とか「自分の企画した製品を大ヒットさせたい」とかくらいじゃないか。その先がまったく見えない。儲けてどうするのか、製品が大ヒットしてどうするのか、そのあたりが見えない。もちろん、「家族で幸せに暮らしたい」も立派な夢の1つなのだが、これがなかなか難しい。まったく大変な世の中である。

日本と言えば、政治は三流、経済は二流。一流なのはクリエイターくらいだろうか。夢に近い場所で働いているのだから、少しは夢を見られるようにしたいものだ。
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