2008/08/31

「情報コンシェルジュ」の重要性が増しつつある

ネット上の情報はどんどん増えつつある。しかし、人がネットで過ごせる時間は限られている。RSSを使って効率的にヘッドラインを捕まえてきても、読めるテキスト、眺められる写真の量はだいたい限られていて、消費される情報の量はある一定量を超えることはないだろう。

ネットで人が見るページの総ページビューが減少に転じたという統計をどこかで見た。動画共有サイトの登場が大きいと思うが、確かに言われてみれば多くの人がそれに当てはまりそうだ。私の場合も、ニコニコ動画をよく見ていたときは、Google ReaderやiGoogleで捕まえる情報も今ほど多くなかったかもしれない。

総ページビューが減少するとなると、少ない時間で価値ある情報を得るための方法が重要になるが、全文検索型の検索エンジンは最近だんだん雲行きが怪しくなってきた。一つの原因は、スパムブログだ。ワードサラダなど「先進的な」スパムの手法により、検索エンジンの精度が落ちている(少なくとも上がらなくなった)ように思える。アフィリエイト目的のブログが大変な勢いで増えているのも、検索エンジンなどからたどり着ける情報の信頼性を落とすのに大きな役割を果たしている。

こうなると、検索エンジンの使いこなすテクニックが優れている人はともかく、そうではない人はなかなか求める情報にたどり着きにくくなる、ということになる。こういう事態を改善するのが、「情報コンシェルジュ」ではないかと思う。もちろん、現在こういう役職や仕事があるわけではなく、むしろQ&Aサイトや特定のテーマに沿った掲示板がその役割を果たしており、昔はYahoo!のサーファーがサイトを選別して、信頼性の高いサイトをユーザにお勧めしていたわけだ。

でも、OKwaveのQ&Aにもレベルの低いやりとりはたくさんあるし、中身はどんどん古くなる。価格.comの掲示板はパソコン関連・AV機器などについては非常に詳しい情報を得られるが、それ以外の情報はほとんどない。ネットのナビゲーター役を果たす人は、今後どんどん必要になっていくのではないか。本当は、Allaboutあたりがそういうポジションにいるべきなのだけど、ガイドの個人プレーに頼るサイト運営を行っているので、全体的に不安定だ。

ということで、何らか形で情報への道しるべを示すことのできる「情報コンシェルジュ」の存在が、いろんな分野で必要になってくるのが来年(2009年)だと思うのだが、どうだろうか。
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